「オレンジワインが多めの試飲会」
2024年5月12日(日曜日)
1部14:00~15:00
2部15:30~16:30
「原田商店」
北海道恵庭市栄恵町70番地
会費:2,300円(税込)
【イベント概要】
2024年5月12日(日)に店舗営業しながら開催する有料試飲&販売会。
日本ワインとナチュラルワインが試飲できます。試飲時間は1時間、入れ替え準備に30分のインターバルを設けています。
※試飲会に出されたワインは基本的には購入できますが、入荷数量が少なく希望者が多い場合は抽選になります。
今回は【ドメーヌモン】ドングリ 2022が抽選でした。
私はハズレましたけどねぇ。
今回の「ワインリスト」
日本ワインは
【共栄堂室伏ワイナリー】K23HR_DD
【共栄堂室伏ワイナリー】K23HR_RZ
【多田農園】バッカス・オレンジ・サンスフル 2023
【ドメーヌモン】ドングリ 2022
【ドメーヌヒデ】リパッソ NV
海外のワインは
【ピエール=オリビエ・ボノーム】クラ・ブラン 2023
【ピエール=オリビエ・ボノーム】クラ・ルージュ 2023
【ダヴィデ・スピッラレ】ビアンコ・クレスタレ 2022
【カトリーヌ・リス】アルザス ドゥス・ド・ターブル 2022
【カトリーム・リス】アルザス・ピノノワール リーブル・コム・レール 2022
計10本のワインの試飲ができました。
日本ワインは
【共栄堂室伏ワイナリー】K23HR_DD
べっこう飴や綿飴のような甘い香り。
黄桃や完熟した洋梨やリンゴの香り。
アフターは甘味と旨味、そして果実味と苦味もあります。
まだフレッシュさもあるので、今すぐに飲んでも良いが、1、2年ぐらい置いても良いカモ🦆
微発泡のオレンジワインとありますが、ほとんど発泡は無いです。
飲み口が軽くスイスイ飲めるワインになっています。
【共栄堂室伏ワイナリー】はリリース数が多いですが、どれも安定していますねぇ。
日本ワインの中では、ちゃんとしたテーブルワインと言える数少ないワインですよねー。
ベーコンとポテトのサラダや焼き鳥が合いそう。
きゅうりとワカメの酢の物なども良さそうです。
生産者:共栄堂室伏ワイナリー
産地:山梨県勝沼市
品種:甲州
スタイル:オレンジ、微発泡
Alc:11.5%
【共栄堂室伏ワイナリー】K23HR_RZ
イチゴなどの甘い香りやマスカットやグレープフルーツなどの柑橘系の香りもあります。
アフターは酸味と塩味、そして旨味と苦味もあります。
微発泡のロゼとなっていますが、K23HR_DDと同じく、ほとんど発泡はして無いですねぇ。
キレイな酸味があって、フルーティで飲みやすいです。
海外の人が飲むと違和感を感じるのかもしれないが、日本人ならば親しみやすさを感じると思います。
今すぐ飲んでも良いし、1、2年置いて酸が落ち着いたころに飲んでも良いカモ🦆
白ワインに近いロゼという感じで、いろいろな料理にも合わせやすいカモ🦆
日本ワインで2500円以下で買えるワインが少なくなっている中で、家飲み用のワインとしては秀逸ですねぇ。
しかも、比較的買いやすいですし。
アッパレ!をあげたい!と思います。ちょっと違うか。
回鍋肉や八宝菜が合いそうです。
鳥の唐揚げやエビフライなども良さそう。
生産者:共栄堂室伏ワイナリー
産地:山梨県勝沼町、牧丘町
品種:巨峰、シャインマスカット
スタイル:ロゼ、微発泡
Alc:11%
【多田農園】バッカス・オレンジ・サンスフル 2023
ライチやパッションフルーツ、スパイスの香り。
オレンジやグレープフルーツなどの柑橘やペパーミントなどの香り。
アフターは旨味と苦味、そして酸味もあります。
アロマテックなバッカスをあえて、オレンジワインにする必要があったのか?という気もしないでも無いが、あまり無いタイプのオレンジワインで面白いです。
今すぐに飲んでも良いが、1、2年ぐらい置いても良いカモ🦆
飲み頃がいつ頃なのかが、難しそうなワインですねぇ。
抜栓して数日置くと酸化が進みそうな印象を受けました。
中華風春雨サラダやエビとアボカドのサラダなどが合いそう
鶏胸肉のチキンカツなども良さそうです。
生産者:多田農園
産地:北海道上富良野町
品種:バッカス
スタイル:オレンジ
Alc:11%
【ドメーヌモン】ドングリ 2022
イチゴやアプリコット、スパイスの香り。
アフターには果実味と苦味、そして酸味もあります。
ドングリと言えばカタいイメージがありますが、2022ビンテージは、それほどでもありません。
それでもリリース直後なので、まとまっていない感じがします。
今すぐには飲まずに、2、3年くらいは置いた方が良いカモ🦆
今までよりも酸味と果実味のバランスも良いので、比較的に早く飲めるようになるカモ🦆
これからのビンテージは飲みやすくなっていくのかなぁ。
「ドングリ」ですが調べたところ、メルカリでは一番高いところで14000円でした。
やはり人気ですねぇ。
2022ビンテージは生産量が多かったのかネットでの転売が多いようです。
私は買わないけど。
鳥肉の照焼きや鰹のタタキが合いそう。
エビフライやトンカツなども良さそう。
生産者:ドメーヌモン
産地:北海道余市町
品種:ピノ・グリ
スタイル:オレンジ
Alc:11%
【ドメーヌヒデ】リパッソ NV
カシスやブラックベリー、チェリーやグローブなどの香り。
マスカットベーリーA由来なのか、甘いキャンディー香などもあります。
アフターは酸味と果実味、そしてタンニンと苦味もあります。
まだカタイ感じがあるので、今すぐに飲むよりは、1、2年ぐらい置いた方が良いカモ🦆
イタリアではアマローネを造る際には、陰干しをしてレーズン状態になったブドウから絞って果汁を取り出していきますが、リパッソの醸造では、このときの搾りかすを使います。
このワインは、マスカットベリーAを陰干しして、仕込んだホシワインを搾りカスで2度発酵させたています。
リパッソを日本ではあまりやるワイナリーはありませんが、チャレンジしてみたかったのだろうなぁ。
もう少し凝縮感と果実味があれば、よりリパッソらしくなりそう。
4000円以下で売っているが赤字でしょうねぇ。
カベルネソーヴィニオンとマスカットベリーAですが、ブラッククィーンなども使ってみたら、日本的なリパッソになり面白いカモ🦆
マグロのステーキや豚の角煮が合いそうです。
牛肉とピーマンのオイスター炒めなども良さそう。
生産者:ドメーヌヒデ
産地:山梨県南アルプス市
品種:2019年のカベルネソーヴィニオン/2020年のカベルネソーヴィニオン/2022年のマスカットベーリーA/CS明野産、MBA南アルプス産ホシワイン
スタイル:赤
Alc:12%
海外のワインは
【ピエール=オリビエ・ボノーム】クラ・ブラン 2023
フランス/ロワール、ぶどう品種:ソーヴィニヨン・ブラン
グレープフルーツやライム、白い花やハーブの香り。
アフターには果実味と酸味、そして旨味もあります。
ビンテージによっては豆が出ている時もありますが、2023は豆もなくバランスも良いですねぇ。
余韻も長いし、近年のビンテージの中では一番好きカモ🦆
値段も3000円ぐらいだし、家飲み用としても良いカモ🦆
【ピエール=オリビエ・ボノーム】クラ・ルージュ 2023
フランス/ロワール、ぶどう品種:ガメイ
カシスやブルーベリー、イチゴなど香り。
アフターには渋味と果実味、そしてタンニンがあります。
エキス分が濃くジューシーな感じを受けます。
ガメイ好きなら買って損はないカモ🦆
最近値段が上がっているナチュールワインですが、これで3000円ぐらいなら良いですねぇ。
今すぐに飲んでも良いし、何年か置いても良いカモ🦆
イタリア/ヴェネト、ぶどう品種:ガルガーネガ、トレッビアーノ、ドゥレッラ
白桃やリンゴ、アプリコットや白い花のような香り。
アフターには酸味と苦味、そしてミネラルがあります。
平地の畑で収穫されたガルガーネガを使用したセカンド的位置づけのワインなので、軽い感じもありますが、この軽さは嫌いではないですねぇ。
すっきりとした飲み口で辛口。
これも3000円以下なので家飲み用としても良いカモ🦆
【カトリーヌ・リス】アルザス ドゥス・ド・ターブル 2022
フランス/アルザス、ぶどう品種:シルヴァネール60%、ピノオーセロワ40%
洋梨やリンゴ、シトラスなど香り。
アフターには酸味と塩味、そしてミネラルと苦味があります。
2021ビンテージはピノオーセロワ70%、 シルヴァネール30%でしたが、2022ビンテージからはシルヴァネールが多めになって、方向性が変わりました。
キレのあるシャープな酸があり、今すぐに飲んでも良いカモ🦆
2、3年ぐらい置いても余韻が長くなって良いカモ🦆
【カトリーム・リス】アルザス・ピノノワール リーブル・コム・レール 2022
フランス/アルザス、ぶどう品種:ピノ・ノワール
ラズベリーやグランベリーなどの赤い果実、ザクロや赤紫蘇のような香り。
アフターには苦味と酸味、そして果実味もあります。
今すぐに飲んでも良いが、2、3年ぐらい置いた方が良いカモ🦆
チャーミングでボディは軽めのピノ・ノワール。
少し還元があるので、気になるならデキャンタージュした方が良いカモ🦆
スワリングで消えそうなくらいですけど。
今回は計10本のワインの試飲ができました。
日本ワインはオレンジワインが多め、海外ワインはフランスが多めでした。
今回のオススメ
日本ワインは、今すぐに飲むならば、【共栄堂室伏ワイナリー】K23HR_DDで、2、3年置いてから飲むならば、【ドメーヌヒデ】リパッソ NVですかねぇ。
海外ワインは、最近では良い出来の良かった【ピエール=オリビエ・ボノーム】クラ・ブラン 2023と【ピエール=オリビエ・ボノーム】クラ・ルージュ 2023ですねぇ。
ネコ店長は、今日はイマイチ気分が乗らなかったのか!お休みでした。
店の中には入らず、「店内を見まわし、今日も試飲会やっているのか!」と覗いただけでした。
「今日は店番しなくても良いだろうと判断したのか」すぐに奥に戻ってしまいました。
やはり「ちゅーる」が無いとダメなのか!
角打ちで【山田堂】ヨイチ ピノ・ノワール 2022と【ドメーヌ・ユイ】A Rouge 2022も飲みました。
買いブドウと自社畑では、やはり違いが出ますねぇ。