「セイベル13053が多めの試飲会」
2024年4月28日(日曜日)
1部14:00~15:00
2部15:30~16:30
「原田商店」
北海道恵庭市栄恵町70番地
会費:2,200円(税込)
【イベント概要】
2024年4月28日(日)に店舗営業しながら開催する有料試飲&販売会。
日本ワインとナチュラルワインが試飲できます。試飲時間は1時間、入れ替え準備に30分のインターバルを設けています。
※試飲会に出されたワインは基本的には購入できますが、入荷数量が少なく希望者が多い場合は抽選になります。
今回は【10Rワイナリー】上幌ワイン 風 2022が抽選でした。
今回の「ワインリスト」
日本ワインは
【鶴山ファーム】NEAKE サンスフル・オレンジ 2023
【鶴山ファーム】NEAKE サンスフル・レッド 2023
【鶴山ファーム】NEAKE セイベル 2022
【タキザワワイナリー】デラウェア・オレンジ サンスフル 2023
【10Rワイナリー】上幌ワイン 風 2022
海外のワインは
【ドメーヌ・ランドロン・シャルティエ】ムロン B 2022
【オリヴィエ・カズナーヴ】ベル・ア・チャオ 2022
【ジェラール・デスクランブ】シャトー・ルネッサンス 2020
【ラ・カラブレッタ】カラ・カラ・ロッソ NV
【ラ・カラブレッタ】ピノネーロ 2020
計10本のワインの試飲ができました。
今回の日本ワインは
【鶴山ファーム】NEAKE サンスフル・オレンジ 2023
ナイヤガラらしいマスカットのような香り。
オレンジや熟した柿のようなの香り。
アフターは酸味と甘味、そして旨味と苦味があります。
ナイアガラのフレッシュさもあるので、今すぐに飲んでも良いカモ🦆
でも半年か、1、2年くらい置いた方が複雑味が出て来て良いカモ🦆
セイベル13053が15%入っているので酸味がしっかりあり、ボディもありますねぇ。
ナイアガラの微発泡も増えてきたが、アッサンブラージュによっては、いろんな可能性がまだまだありそうだよなぁ。
蒸し鶏やコブサラダが合いそう。
カプレーゼやブロッコリーとベーコンの炒め物なども良さそうです。
生産者:鶴山ファーム
委託醸造:ワイン畑浦本
産地:北海道雨竜郡沼田町
品種:ナイアガラ85%、セイベル13053が15%
スタイル:白(ややオレンジ色だけど)、微発泡
Alc:9.5%
【鶴山ファーム】NEAKE サンスフル・レッド 2023
プラムやブラックチェリーなどの香り。
アセロラや梅、シナモンなどの甘いスパイスの香りもあります。
アフターは甘味と旨味、そして酸味があります。
セイベルの個性的な酸味よりも、旨味や甘味が強調されていて、委託先の【ワイン畑浦本】の影響が強いワインとなっています。
セイベル13053が好きな人よりも【ワイン畑浦本】のワインが好きな人向けカモ🦆
「セイベル13053が好きな人が、どれだけいるんだよ?」と言われるかもしれないけど!
今すぐに飲んでも良いが、1、2年くらい置いても良いカモ🦆
ワイン名の「NEAKE」は雪解け時期に、樹木の根元の雪が解ける「根開け」から名付けられました。
酢豚や青椒肉絲が合いそうです。
スモークサーモンのサラダや手羽元の煮付けなども良さそう。
生産者:鶴山ファーム
委託醸造:ワイン畑浦本
産地:北海道雨竜郡沼田町
品種:セイベル13053
スタイル:ロゼ、微発泡
Alc:11%
【鶴山ファーム】NEAKE セイベル 2022
ラズバリーやレットチェリー、ザクロのような香り。
アフターは酸味と苦味そして果実味もあります。
セイベル13053らしい強めの酸味がありますねぇ。
2022ビンテージと2023ビンテージを飲み比べると、委託先の違いが分かって面白いです。
まだ酸が強めなので、今すぐに飲むよりは、1、2年くらい置いてからが良いカモ🦆
できれば3、4年ぐらい置きたいカモ🦆
セイベル13053が好きならば、2023ビンテージよりも2022ビンテージの方をオススメします。
「キトウシ」や「ウツノミヤルビー」などがある空知や上川エリアはセイベル13053が向いているのだろうなぁと思いました。
セイベル13053も醸造のやり方によっては、いろんな可能性がありそうですねぇ。
今は委託先の影響が強いので、自社醸造になってからどうなるのか?だろうなぁ。
キムチ鍋や麻婆茄子などが合いそう
ローストポークなども良さそうです。
生産者:鶴山ファーム
委託醸造:タキザワワイナリー
産地:北海道雨竜郡沼田町
品種:セイベル13053
スタイル:赤
Alc:9.5%
【鶴山ファーム】
滋賀県出身の鶴山甲晋(こうしん)さんが北海道沼田町内に移住したのは2012年。
実家の建設会社を経営していたが「公共事業の受注は波が大きい。農業はそこまで大きな波がないはず」と経営を弟に譲り、40歳で沼田町に移住。
農家で3年間の研修を積み、農地約30ヘクタールと家などを受け継いで、コメやメロンなどを作り始めた。
コメ以外にもブドウを栽培したら「冬も醸造などの仕事ができる」と思い、2018年よりワイン醸造用のブドウの植え付けを開始。
栽培しているブドウ品種は、ピノ・ノワール、シャルドネ、ツバイゲルトレーベ、ソーヴィニヨン・ブラン、ゲベルツトラミネール、ピノ・グリ、ナイアガラなど
栽培面積は約2.8ヘクタール。
2021年と2022年はタキザワワイナリーに委託醸造。2023年はワイン畑浦本に委託醸造。
2025年には自社醸造を開始する予定。
【タキザワワイナリー】デラウェア・オレンジ サンスフル 2023
べっこう飴、洋梨やオレンジなどの香り。
紅茶やカリンなどの香りもあります。
アフターは苦味と酸味、そして旨味と果実味もあります。
オレンジワインはクセのある場合もありますが、これは飲みやすく、バランスも良いですねぇ。
デラウェアのオレンジワインとしての完成度がとても高いです。
今すぐに飲んでも良いですが、1、2年ぐらい置いても良いカモ🦆
置くと複雑味や余韻が出て来そうです。
ジューシーでクリーンなので、オレンジワインが苦手な人でも大丈夫かと思います。
アルコールが9%と言う事もあり、グビグビと飲めますねぇ。
サーモンの味噌漬け焼きやきんぴら牛蒡が合いそうです。
味噌おでんやチキン南蛮なども良さそう。
生産者:タキザワワイナリー
産地:北海道三笠市
品種:デラウェア
スタイル:オレンジ
Alc:9%
【10Rワイナリー】上幌ワイン 風 2022
ラズベリーやレットチェリー、スミレなどの香り。
オレンジピールなどのスパイスや土の香りもあります。
アフターには酸味と果実味、そして苦味もあります。
ピノ・ノワ-ルが主体なので、ピノが強いですが、ガメイ、プ-ルサル、ピノ・ムニエなども入っているので、複雑味もありますねぇ。
2022ビンテージは、他のビンテージよりはカタくないので、デキャンタすれば今すぐ飲んでも良いカモ🦆
でも、2、3年くらいは置いた方が良いカモ🦆
上幌ワインの「風」と「森」は10Rらしさが一番感じられるワインですねぇ。
人気があり、入手困難なので、メルカリなどでは12000円ぐらいで売られています。
しかし、保存状態や飲み頃が良くわからないワインをネットで買う人は勇気があるよなぁ。
私はやっぱり無理ですねぇ。
鴨ローストや鰹のタタキが合いそう。
鰤の照り焼きや鶏肉の梅煮なども良さそう。
生産者:10Rワイナリー
産地:北海道岩見沢市栗沢町上幌
品種:ピノ・ノワ-ル、ガメイ、プ-ルサル、ピノ・ムニエ
スタイル:赤
Alc:11%
海外のワインは
【ドメーヌ・ランドロン・シャルティエ】ムロン B 2022
フランス/ロワール、ぶどう品種:ムロン・ド・ブルゴーニュ
グレープフルーツや洋梨、アプリコットのような香り。
アフターには甘味と酸味、そして旨味と苦味があります。
ラベルに描いてあるように牡蠣などの貝や魚介に合わせるワインなのだろうが、チキンなどと合わせても良いカモ🦆
ムロン・ド・ブルゴーニュというぶどう品種ですが、今はブルゴーニュではなく、ロワールで主に栽培されています。
寒さに強い品種なので、北海道でも栽培したら良いのに思いますが、マイナーな品種だし、どのワイナリーでもやらないだろうなぁ。
そもそも苗とか手に入るのか?
【オリヴィエ・カズナーヴ】ベル・ア・チャオ 2022
フランス/ボルドー、ぶどう品種:セミヨン85%、ソーヴィニョン・ブラン10%、ミュスカデル5%
オレンジなどの柑橘やアプリコットの香り。
アフターには甘味と旨味そして渋味があります。
甲州の醸しなどに似た感じもあり、食事に合わせやすいと思います。
値段も2500円ぐらいだし、家飲み用として良いカモ🦆
特にセミヨンが好きな人にはオススメです。
セミヨンが好きな人が、どれだけいるかは分からないけど。
私は結構、セミヨン好きです。
【ジェラール・デスクランブ】シャトー・ルネッサンス 2020
フランス/ボルドー、ぶどう品種:メルロー80%、カベルネソーヴィニョン20%
ブラックベリーやカシス、ヨードやスミレなど香り。
アフターには渋味と果実味、そしてタンニンがあります。
ボルドーでは珍しく昔からビオ農法をやっていたシャトーですが、久しぶりに飲みましたねぇ。
ボルドーらしいしっかりとしたボディがあり、アルコール度数は14.5%です。
昔は好きだったが、今はもうこのボディの重さとタンニンがキツイです。
やはり肉料理に合わせるのが良いカモ🦆
値段は2500円ぐらいで、ボルドーは他の地方のワインと比べると値段が上がっていないようですねぇ。
イタリア/シチリア、ぶどう品種:ネレッロ・マスカレーゼ
ラズベリーやフランボワーズなど香り。
アフターには渋味とタンニン、そして酸味もあります。
本来ならヴィーニェヴェッキエとなるべきワインの、納得のいかなかった区画、ヴィンテージのものをブレンドしバランスをとったワインですが、これで3000円以下ならお買い得カモ🦆
Cala Calaは、グルグル、グビグビ的な意味らしいけど、ボディもあるので、そんなにグビグビは飲めないかなぁ。
赤ワイン好きなら気に入るカモ🦆
【ラ・カラブレッタ】ピノネーロ 2020
イタリア/シチリア、ぶどう品種:ピノ・ネロ
ラズベリーやプラムなどの赤い果実、インクのような香り。
アフターには酸味と旨味、そして果実味とタンニンもあります。
エレガントですがスパイス感もあり、なかなか無いタイプのピノ・ネロですねぇ。
ピノ・ネロはピノ・ノワールですが、やはりフランスとは、だいぶ違いますねぇ。
4000円以上するのが少し気になるかなぁ。
今すぐに飲むよりは、2、3年置いた方が良いのカモ🦆
今回は計10本のワインの試飲ができました。
日本ワインは鶴山ファームが3種類と他は道産ワイン、海外ワインはフランスとイタリアワインでした。
今回のオススメ
日本ワインは、今すぐに飲むならば、【タキザワワイナリー】デラウェア・オレンジ サンス 2023で、2、3年くらい置いてから飲むならば、【鶴山ファーム】NEAKE セイベル 2022ですかねぇ。
海外ワインは、【オリヴィエ・カズナーヴ】ベル・ア・チャオ 2022ですねぇ。
前回の試飲会は欠席だったので、ネコ店長に会うのは久しぶり。
店番に出て来て、最初は気づかなかったが「アレ!前回は居なかったのに、今日は居るぞ!」と私を発見してビックリしてました。
そしてガン見!!