「道産ワインが多めで、ラブルスカのワインが多い試飲会」

2024年2月25日(日曜日)

1部14:00~15:00

2部15:30~16:30

「原田商店」

北海道恵庭市栄恵町70番地

会費:2,300円(税込)

【イベント概要】

2024年2月25日(日)に店舗営業しながら開催する有料試飲&販売会。

日本ワインとナチュラルワインが試飲できます。試飲時間は1時間、入れ替え準備に30分のインターバルを設けています。

※試飲会に出されたワインは基本的には購入できますが、入荷数量が少なく希望者が多い場合は抽選になります。

 

今回の「ワインリスト」

日本ワインは

【雪川醸造】スノーリバー ナイアガラセッコ 2023

【イエローマジックワイナリー】Pinky Dela 2023

【イエローマジックワイナリー】ASHID DELA 2023

【イエローマジックワイナリー】Musique non stop TEF no POP 2023

【モンガク谷ワイナリー】モンガク谷 楢 2022

【モンガク谷ワイナリー】モンガク谷 栃 2022

【十勝レガーロ】さねんころRosso 2022

【十勝レガーロ】さねんころRosso-tek 2022

海外のワインは

【ダニエーレピッチニン】シャルリー・シャルドネ・ペティアン ヴィニフィエ パー ジュンコ 2022

【ドメーヌ・ル・ブリゾー】パタポン 2022

計10本のワインの試飲ができました。

 

今回の日本ワインは

【雪川醸造】スノーリバー ナイアガラ セッコ 2023

ナイアガラらしいマスカットのような甘い香り。

青リンゴやグレープフルーツなどの柑橘の香りもあります。

アフターは塩味と酸味、そしてミネラルもあります。

甘い香りですが、辛口でシャープな酸があり、スッキリした飲み口になっています。

ナイアガラにしては、ドライに仕上がっていますねぇ。

今すぐに飲んでも良いし、1年くらい置いても良いカモ🦆

フレッシュな感じもあります。

新しいワイナリーですが、自己中心的にならず、飲み手のことを考えてワインをつくっている気がします。

ナイアガラの入門用のワインとしても良いカモ🦆

白身魚のムニエルやポテトサラダが合いそう。

チキン南蛮なども良さそうです。

生産者:雪川醸造

産地:北海道東川町

品種:ナイアガラ(北海道余市町産)

スタイル:

Alc:10.5%

 

【イエローマジックワイナリー】Pinky Dela 2023

リンゴや洋梨、熟した果実、ヨーグルトなどの香り。

アフターは旨味と酸味、そして果実味と苦味もあります。

今すぐに飲んでも良いが、1、2年くらい置いてからが良いカモ🦆

置いたら旨味や果実味が強くなりそうです。

4ヶ月の乳酸発酵しているので、そんなに酸味は強くなく、旨味と酸味や果実味のバランスは良いです。

【イエローマジックワイナリー】の新シリーズのPinky Delaは、完熟手前のピンク色に、⾊付いたデラウエアでつくったワインなので、名付けられたようです。

岩谷さんはデラウェアで、いろんなワインをつくるよなぁ。

日本ワインでは、ラブルスカ(生食用葡萄品種)のワインを一番多くの種類をリリースしている人じゃないのかなぁ。

筑前煮やイカフライが合いそう。

切り干し大根なども良さそうです。

生産者:イエローマジックワイナリー

産地:山形県南陽市

品種:デラウェア(山形県南陽市高橋果樹園産)

スタイル:

Alc:9%

 

【イエローマジックワイナリー】ASHID DELA 2023

アンズやミカン、甘柿やプラムの香り。

アフターは酸味と旨味、そして果実味もあります。

ボディもしっかりあって、エキス分も濃いです。

酸味が控えめなのは、気候のせいなのか、意図して抑えているのか?

今すぐに飲んで良いが、1、2年くらい置いても良いカモ🦆

ブドウの全房を使って、足踏みでブドウの個性を抽出したオレンジワイン。

デラウェアのオレンジワインというと、最近では一般的になってきた感があるが、岩谷さんが最初に、つくり始めたイメージが強いです。

オレンジワインは不安定な要素があったりするワインがありますが、ASHID DELA 2023はバランスも良くて、完成度が高いですねぇ。

サーモンの味噌漬け焼きや煮豚が合いそう。

照り焼きチキンなども良さそうです。

生産者:イエローマジックワイナリー

産地:山形県南陽市

品種:デラウェア

スタイル:オレンジ

Alc:12%

 

 

リンゴや白桃、みかんなどの柑橘の香り。

アフターは旨味と酸味、そして果実味と苦味もあります。

デラウェアにナイアガラがブレンドされたワイン。

リリースしてすぐのペティアンのせいか、暴れている感じがあるので、半年か1年くらい置いて、落ち着いてから飲むのが良いカモ🦆

醸しマセラシオンを40⽇間してますが、がっつりしたオレンジという感じでもなく、酸味もそれほど強いなく、置くと飲みやすくなりそうです。

TEFシリーズは、デラウェアの微発泡のTEF no Boogie Woogieとオレンジ微発泡のTEF no NightFeverもあります。

飲み比べしても面白いカモ🦆

卵とトマトの中華炒めやキャベツとアサリの酒蒸しが合いそう。

さつま揚げやちくわの磯揚げなども良さそうです。

生産者:イエローマジックワイナリー

産地:山形県南陽市

品種:デラウェア、ナイアガラ(山形市本沢地区産)

スタイル:オレンジ、微発泡

Alc:12%

 

【モンガク谷ワイナリー】モンガク谷 楢 2022

グレープフルーツやレモンなどの柑橘、青リンゴの香り。

ハーブやバターやチーズのような香りもあります。

アフターには酸味と旨味、そして塩味と苦味もあります。

今すぐに飲んでも良いが、1、2年くらい置いても良いカモ🦆

やや酸味が強い面もあるので、3、4年ぐらい長めに置いた方が良くなるカモ🦆

日本ワインでは、あまり見たことの無いピノタージュ主体の珍しいブラン・ド・ノワールのワインです。

2021ビンテージよりも、ピノタージュの比率が低くなり、シャルドネが増えました。

このビンテージの方がバランスは良いです。

年によってブドウの出来も違うので、比率の正解がどうなのかは、わからないですけどねぇ。

2022ビンテージで4種リリースした中で、唯一4000円以下で買えるワインです。

お買い得カモ🦆

豚肉とキャベツの甘辛炒めやハーブチキンなどが合いそうです。

酢豚などでも良さそう。

生産者:モンガク谷ワイナリー

産地:北海道余市町

品種:ピノタージュ50%、シャルドネ33%、ピノグリ8%、ピノノワール4%、ソーヴィニヨンブラン他5%

スタイル:

Alc:13%

 

【モンガク谷ワイナリー】モンガク谷 栃 2022

青リンゴやライム、ラズベリーや洋梨の香り。

ナッツやバターやチーズ、ハーブのような香りもあります。

アフターには酸味と塩味、そして旨味と苦味があります。

最近増えているような気がする、ピノ・ノワールのブラン・ド・ノワールを主体としたワイン。

ボトルコンデションのせいか、不安定な状態だったので、今すぐに飲むより半年か1年置くか、2、3年くらい置いた方が良いカモ🦆

できれば4、5年ぐらいは置きたいカモ🦆

このに関しては、サンスフルでのリリースでは無く、少しのSO2を入れても良かった気もします。

フラックシップワインだし、生産本数も多いので、もう少し安定感が欲しかったかなぁ。

生産本数は5465本と増えてきたのは良い事ですねぇ。

鶏肉のトマト煮や白味噌のもつ鍋などが合いそう。

エビフライなども良さそう。

生産者:モンガク谷ワイナリー

産地:北海道余市町

品種:ピノノワール70%、シャルドネ12%、ピノグリ9%、ソーヴィニヨンブラン4%、ピノタージュ他5%

スタイル:

Alc:13%

 

【十勝レガーロ】さねんころRosso 2022

野イチゴやブラックベリ-、ミントなどの香り。

アフターには酸味と塩味、そしてタンニンと苦味があります。

今すぐに飲めないこともないが、1、2年くらいは置いた方が良いカモ🦆

山幸と清舞なので、酸味が強く、ヤマブドウ感も強いですがバランスとしては悪くないです。

全房で仕込み、自然酵母で発酵。

SO2は無添加です。

こう言ったワインは、ヤマブドウ系のワインが好きか嫌いかで、評価が分かれてしまうよなぁ。

どちららかと言うと飲みやすいと思います。

ラム肉のジンギスカンや豚の生姜焼きが合いそう。

ビーフシチューなども良さそう。

葡萄栽培者:十勝レガーロ合同会社

葡萄栽培地:北海道上川郡清水町

委託醸造先:さっぽろ藤野ワイナリー

品種:山幸、清舞

スタイル:

Alc:11%

 

【十勝レガーロ】さねんころRosso-tek 2022

野イチゴや黒スグリ、ミントなどの香り。

アフターには酸味と苦味、そしてタンニンがあります。

今すぐに飲むよりも、2、3年は置いた方が良いカモ🦆

4、5年とか置いたら、まとまりとか出て来て変わるカモ🦆

Rosso-tektekはアイヌ語で手を意味し、手作業で徐梗し、ブドウの粒だけで醸造したワイン。

生産本数は286本と少ないので高いのかと思ったら、RossoRosso-tekは、何故だか同じ値段でした。

Rosso-tekは、徐梗しブドウの粒だけで醸造したワインなので、エキス分が濃いと言うか、凝縮感がありますねぇ。

完全にヤマブドウ系ワインが好きな人向けのワインになっております。

マトンのジンギスカンや焼肉が合いそう。

合鴨パストラミなども良さそう。

葡萄栽培者:十勝レガーロ合同会社

葡萄栽培地:北海道上川郡清水町

委託醸造先:さっぽろ藤野ワイナリー

品種:山幸、清舞

スタイル:

Alc:11%

 

海外のワインは

【ドメーヌ・ジョベール】シャルリー・シャルドネ・ペティアン ヴィニフィエ パー ジュンコ 2022

フランス/ボジョレー、ぶどう品種:シャルドネ

青リンゴや洋梨、レモンなどの柑橘やイーストやハーブの香り。

アフターには塩味と酸味、そして果実味と苦味もあります。

新井順子さんの辛口のシャルドネペティアンで、これで3300円位なら良いですねぇ。

女性らしい繊細さ(今、コンプラ的に大丈夫なのか?)があり、スッキリとしてキレのある酸味があります。

エチケットの絵は、順子さんの学生時代の先輩の画家さん(日本人女性)が書かれたそうです。

これなら人気になってすぐに売り切れるカモ🦆

 

【ドメーヌ・ル・ブリゾー】パタポン 2022

フランス/ロワール、ぶどう品種:ピノ・ドニス

ダークチェリーやカシス、スパイスの香り。

アフターには旨味と果実味、そしてタンニンもあります。

ナチュールワインとしては、懐かしい感じもするポタポンですが、もう4000円以上するのか!

トップキュベの「ル・トン・デメ」は、6000円以上するのでこの値段で仕方ないのだろうなぁ。

昔よりも果実味やタンニンがある気がします。

やはり肉料理に合わせるべきワインなのカモ🦆

 

今回は計10本のワインの試飲ができました。

日本ワインは北海道と山形県、海外ワインはフランスワインが2本でした。

 

今回のオススメ

日本ワインは、今すぐに飲むならば、【雪川醸造】スノーリバー ナイアガラ セッコ2023で、2、3年置いてから飲むならば、【モンガク谷ワイナリー】モンガク谷 楢 2022ですかねぇ。

海外ワインは2本だけでしたが、【ドメーヌ・ジョベール】シャルリー・シャルドネ・ペティアン ヴィニフィエ パー ジュンコ 2022【ドメーヌ・ル・ブリゾー】パタポン 2022とも良かったです。

 

店に入ったら「また来たのか!!」と最初は、ガン見しましたが、今日はそんなには私を警戒していませんでした。

店内を見回り店番はキチンとしていましたが、ほとんど私は無視されてました。