「日本ワインは新しいワイナリーばかりの試飲会」
2024年1月28日(日曜日)
1部14:00~15:00
2部15:30~16:30
「原田商店」
北海道恵庭市栄恵町70番地
会費:2,300円(税込)
【イベント概要】
2024年1月28日(日)に店舗営業しながら開催する有料試飲&販売会。
日本ワインとナチュラルワインが試飲できます。試飲時間は1時間、入れ替え準備に30分のインターバルを設けています。
※試飲会に出されたワインは基本的には購入できますが、入荷数量が少なく希望者が多い場合は抽選になります。
今回は【とわ北斗ヴィンヤード】と【テールドシエル】が抽選でした。
今回の「ワインリスト」
日本ワインは
【ミソノヴィンヤード】アンバーナイアガラ 2023
【ミソノヴィンヤード】ピンクナイアガラ 2023
【とわ北斗ヴィンヤード】L`Assemblage Blanc 2022
【とわ北斗ヴィンヤード】L`Assemblage Rouge 2022
【テールドシエル】ピノノワール 2022
【テールドシエル】ルージュ 2022
海外のワインは
【ドメーヌ・デ・キャヴァロド】シャルドネ・メアンドル 2018
【ドメーヌ・フォン・シプレ】シプレ・ド・トワ・ブラン 2022
【ドメーヌ・フォン・シプレ】プルミエ・ジュ 2022
【ドメーヌ・フォン・シプレ】シプレ・ド・トワ・ルージュ 2022
計10本のワインの試飲ができました。
今回の日本ワインは
新規ワイナリーが多く
【ミソノヴィンヤード】は2021年に北海道余市町で15軒目に設立されたワイナリー。
【とわ北斗ヴィンヤード】は2018年より北海道鷹栖町にて設立。これまでは委託醸造でワイン作りをしており、2024年からは自社の醸造になります。
【テールドシエル】は、2020年に長野県小諸市に開設されたワイナリー。
【ミソノヴィンヤード】アンバーナイアガラ 2023
アンズや甘柿、綿飴の香り。
ナイアガラ特有の甘い香りは控えめで、スパイシーな香りもあります。
アフターは酸味と塩味、そして苦味と果実味もあります。
甘い香りはありますが、けっこう辛口になっています。
苦味が最後に残りますねぇ。
「アンバーナイアガラ」という名前は、品種ではなく、ワインの色からつけた名前のようです。
ナイアガラの果皮を19日間スキンコンタクト。
でも、そんなに酸化の要素は強くないオレンジワインになっています。
アルコールも9%なのでスイスイ飲めます。
今すぐに飲んでも良いですが、酸味が強めなので、1、2年くらい置いても良いカモ🦆
生春巻きやトムヤムクンが合いそう。
グリーンカレーなども良さそうです。
生産者:ミソノヴィンヤード
産地:北海道余市町
品種:ナイアガラ
スタイル:オレンジ
Alc:9%
【ミソノヴィンヤード】ピンクナイアガラ 2023
青リンゴや洋梨、イチゴなどの香り。
アフターは酸味と塩味、そして苦味もあります。
2022は微発泡のペティアンでしたが、2023はスティルワインになっています。
ピノ・ノ ワールの果皮を5日間スキンコンタクト。
そのせいか淡いピンク色になっています
ピノ・ノワールの果皮の要素がやや強めに出ているので、これならばスティルワインじゃなく、微発泡でも良かったかなぁと言う気もするなぁ。
今すぐに飲むよりは、1、2年くらい置いても良いカモ🦆
苦味と酸味が強めで、アンバーナイアガラよりもドライな仕上がりになっていますねぇ。
アルコールは9%なので軽い飲み口になっています。
白身魚のムニエルやサバの塩焼きが合いそう。
エビやイカの唐揚げなども良さそうです。
生産者:ミソノヴィンヤード
産地:北海道余市町
品種:ナイアガラ
スタイル:ロゼ
Alc:9%
【とわ北斗ヴィンヤード】L`Assemblage Blanc 2022
青リンゴや洋梨、ほのかな柑橘の香り。
赤い花やアセロラや梅の香り。
アフターには酸味や苦味そして塩味もあります。
今はシャルドネよりもピノグリが前に出ていますねぇ。
2021はバランスが良く、やさしい感じのワインでしたが、2022は酸味と苦味が強めになっています。
今すぐに飲むよりは、2、3年ぐらい置いた方が良いカモ🦆
ラベルも変わりワインのスタイルも変わりましたねぇ。
10Rの委託醸造から、2024年は自社醸造になるので、どうなるのか?
2018年よりワイン作りを行っているが、まだブレがあるのだよなぁ。
栽培品種は白品種がゲヴェルツ、シャルドネ、バッカス、ピノグリ。
赤品種がピノノワール、ピノムニエ、ツヴァイゲルトなので、将来的にはスパークリングワインとかもつくる予定がえるのか?
2022ビンテージは、クセのあるワインになってます。
ツンデレワインで後から優しくなれば良いのだがなぁ。
白身魚のカルパッチョやエビフライなどが合いそうです。
イワシの生姜煮なども良さそうです。
生産者:とわ北斗ヴィンヤード
委託醸造:10Rワイナリー
産地:北海道上川郡鷹栖町
品種:シャルドネ47%、ピノ・グリ38%、ゲヴェルツトラミネール12%、ケルナー少々
スタイル:白
Alc:12%
【とわ北斗ヴィンヤード】L`Assemblage Rouge 2022
カシスやブラックベリー、レットチェリーやザクロのような香りもします。
イチゴやスミレ、スパイスのような香りもあります。
アフターには酸味と塩味、そして果実味と旨味があります。
今すぐでも良いが、抜栓して1日か2日後ぐらいが良さそう。
本当は2、3年くらい置いた方が良いカモ🦆
置いた方がバランスが良くなりそうです。
今はピノ・ノワールよりもツヴァイゲルトが強く感じられますねぇ。
ピノ・ムニエやメルローも入っているせいか、複雑味のある仕上がりになっています。
【とわ北斗ヴィンヤード】の初の赤ワインですが、エレガントでなかなか良く出来ていますねぇ。
ロールキャベツや和風ハンバーグなどが合いそうです。
手羽元の甘辛煮などでも良さそう。
生産者:とわ北斗ヴィンヤード
委託醸造:10Rワイナリー
産地:北海道上川郡鷹栖町
品種:ピノ・ノワール52%、ツヴァイゲルト31%、ピノ・ムニエ16%、メルロー少々
スタイル:赤
Alc:11.5%
【テールドシエル】ピノノワール 2022
イチゴやラズベリー、レッドカラントや赤紫蘇やアセロラの香り。
アフターには苦味と塩味、そして渋味と酸味があります。
9ヶ月の古樽発酵ですが樽香はそんなに強くないです。
酸味と苦味が強めでまだカタイ感じがあります。
今はまだ、とても酸味が強いので、バランスは今ひとつカモ🦆
今すぐに飲むよりも、3、4年は置いた方が良いカモ🦆
梅のニュアンスが強めなので、果たして置いてコレが弱くなるのか?
期待値が高かったので、ピノ・ノワールとしての現状は今ひとつなのカモ🦆
鴨肉のローストや鶏肉の梅煮に合わせたい。
カツオやマグロの刺身なども良さそう。
生産者:テールドシエル
産地:長野県小諸市
品種:ピノ・ノワール
スタイル:赤
Alc:11%
【テールドシエル】ルージュ 2022
ブルーベリーやブラム、スミレなどの香り。
ハーブやスパイスなどのの香りもあります。
アフターには渋味と苦味、そしてタンニンもあります。
カベルネ・フラン、シラー、メルローの3品種を全房で混醸。
苦味と渋味が強いので、今すぐに飲むよりも、2、3年は置いた方が良いカモ🦆
カタイし、まとまりも無いけど長期熟成したら良くなるカモ🦆
4、5年ぐらい置いたら化ける可能性がありそうです。
現状では【テールドシエル】は、赤ワインよりは白ワインの方が良いのかもなぁ。
ラム肉のローストや牛と牛蒡のしぐれ煮に合わせたい。
ピーマンの肉詰めなども良さそう。
生産者:テールドシエル
産地:長野県小諸市
品種:カベルネ・フラン、シラー、メルロー各1/3ずつ
スタイル:赤
Alc:12%
海外のワインは
【ドメーヌ・デ・キャヴァロド】シャルドネ・メアンドル 2018
フランス/ジュラ、ぶどう品種:シャルドネ
リンゴや洋梨、パッションフルーツなどの香り。
アフターには酸味と旨味そして果実もあります。
揮発酸が強めなので、ナチュールが好きな人向けカモ🦆
ジュラのワインの中では飲みやすい方なのカモ🦆
飲みごたえもありますが、好き嫌いが分かれるかもなぁ。
【ドメーヌ・フォン・シプレ】シプレ・ド・トワ・ブラン 2022
フランス/ラングドック、ぶどう品種:シャルドネ
リンゴやリンゴの蜜、洋梨などやグレープフルーツなどの柑橘の香り。
パッションフルーツやヨーグルトの香りもあります。
アフターには旨味と果実味、そして酸味があります。
ランドックらしい果実味があり、ボリュームもあって、酸もあります。
悪くないけど、数年前は3000円以下で買えたよなぁ。
なんて思ったりしました。
【ドメーヌ・フォン・シプレ】プルミエ・ジュ 2022
フランス/ラングドック、ぶどう品種:グルナッシュ70%、 カリニャン30%
クランベリーやザクロ、グローブなどのスパイスの香り。
アフターには果実味と酸味、そして旨味もあります。
グルナッシュを直接プレスしたジュースに全房のカリニャンを漬け込みアンフュージョン(袋に入ったブドウを発酵熟成中のワインの中に入れて煎じた)したワイン。
赤ワインというよりもジューシーで、果実味があるロゼという感じになっています。
グルナッシュとカリニャンの品種のイメージとは違うワインなので面白いカモ🦆
ワイン単体よりも料理に合わせた方が良いカモ🦆
【ドメーヌ・フォン・シプレ】シプレ・ド・トワ・ルージュ 2022
フランス/ラングドック、ぶどう品種:グルナッシュ60%、カリニャン40%
ブルーベリーやブラックベリー、カシスなどの香り。
アフターには渋味とタンニン、そして苦味があります。
2021まではグルナッシュ、シラー、カリニャンでしたが、2022はグルナッシュとカリニャンになりました。
そのせいか、しっかりとしたボディのある赤ワインに仕上がっています。
なので、今すぐ飲むよりは2、3年くらい置いた方が良いカモ🦆
肉料理とかに合わせて飲むべきなのカモ🦆
今回は計10本のワインの試飲ができました。
日本ワインは北海道が4本と長野県が2本、海外ワインはフランスワインが4本でした。
今回のオススメ
2本とも赤ワインになってしまうげど
日本ワインは【とわ北斗ヴィンヤード】L`Assemblage Rouge 2022
抜栓後、2、3日かけて飲んでも良さそうです。
海外ワインでは、
【ドメーヌ・フォン・シプレ】プルミエ・ジュ 2022ですかねぇ。
樽熟成からタンク熟成になり、仕込みもアンフュージョンになって、2021ビンテージとは違う印象のワインになっているのが面白いですねぇ。
2本とも料理と一緒に飲んだ方が楽しめるカモ🦆
本日のネコ店長
マジメに店番をしながらも「オマエは、今日も来たのか!!」とチラ見で警戒されました!
今日は「ちゅーる」をくれる人がいなかったため、早めに店番を終了してました!