「JAZZ&WINE」ジャズの生演奏を聴きながらレアワインを飲む!

2023年11月19日(日曜日)

開場14:00〜

開演14:30~16:30

「原田商店」

北海道恵庭市栄恵町70番地

会費:2,500円(税込)

【イベント概要】

このイベントは2016年6月12日に第1回が始まりました。

恵庭市内に住むジャズとワインの愛好家である故Kさんが当店へ持ち込んだ企画でした。

年に2回開催するこのイベントはお客様に大変親しまれていましたが、コロナ感染症のまん延で2019年を最後に「JAZZ&WINE」は中断していました。この度は2019年から4年ぶりに復活です!

故Kさんの秘蔵のワインコレクションを当店の日本ワインとナチュラルワインとともに、ライブ演奏を聴きながら楽しみましょう!

という趣旨でのイベントでした。

ジャズの生演奏を聴けて、ワインも飲めて、ワインに合う料理もついて、2500円は安い!安すぎる!!

もちろん赤字だそうなので、次回は値段を上げても良いので、やって下さい!

 

故Kさんの秘蔵のワインコレクション

「ワインリスト」

【KONDOヴィンヤード】ナカイミュラワ 2014(私が入場した時には、もう無くなっていたのでレビューは無しです)

【KONDOヴィンヤード】タプコプ・ブラン 2015

【KONDOヴィンヤード】タプコプ・ピノノワール 2014

【KONDOヴィンヤード】トモブラン 2020

【ナカザワヴィンヤード】クリサワブラン 2015

【宮本ヴィンヤード】ヴューニュ・シャンタント シャルドネ 2016

【宮本ヴィンヤード】バヴィーニュ・シャンタント ピノノワール 2016

【ドメーヌ・イチ】ICHI P ピノノワール 2018

【10Rワイナリー】風 2014

【ドメーヌ・タカヒコ】ナナツモリ ブラン・ド・ノワール 2014

 

原田商店から提供の海外ワイン&日本ワイン

 

「JAZZ&WINE」のワインリスト

全部やると本数が多いので故Kさんの秘蔵のワインコレクションのレビューのみにしました。

 

【KONDOヴィンヤード】タプコプ・ブラン 2014

リリース時はガチガチに硬い印象のタプコプ・ブランでしたが、今回はシェリーのようなアーモンドやナッツの香りがありました。

酸化熟成が進みすぎているので、多分これは常温での保存なのでは無いのか?

セラーなどでキチンと保存していたならば、今は飲み頃になっていただろうなぁ!という感じがしました。

通常の状態ならば、あと2、3年くらい置いても良いカモ🦆

アフターには甘味と酸味そして塩味があります。

生産者:KONDOヴィンヤード

委託先:10Rワイナリー

ブドウ産地:北海道三笠市

品種:ソーヴィニヨン・ブラン

スタイル:

Alc:13.5%

 

【KONDOヴィンヤード】タプコプ・ピノノワール 2014

ラズベリーやブラックチェリーの香り。

チョコレートやカカオなどの香りもあります。

アフターには果実味とタンニンそして苦味もあります。

これは保存状態は良好でした。

飲み頃になっているので、今すぐに飲んでも良いし、2、3年ぐらい置いても良いカモ🦆

凝縮感もあり、熟成感もあり、良いバランスになっています。

この頃の道産のピノ・ノワールにあった、ダシのような感じもありますねぇ。

生産者:KONDOヴィンヤード

委託先:10Rワイナリー

ブドウ産地:北海道岩見沢市

品種:ピノ・ノワール

スタイル:

Alc:13%

 

【KONDOヴィンヤード】トモブラン 2020

グレープフルーツなどの柑橘とマンゴーなどの甘い香り。

栗やオリーブやナッツのような香りもあります。

アフターには酸味と塩味そして旨味もあります。

リリース時よりも果実味が控えめで、ドライで辛口になっている気がします。

まだ酸味と塩味が強めなので、1、2年くらい置いても良いカモ🦆

酸にキレもあり、辛口のワインが好きならば、今すぐに飲んでも良いカモ🦆

生産者:KONDOヴィンヤード(栗澤ワインズ)

ブドウ産地:北海道岩見沢市

品種:オーセロワ、ゲヴュルツトラミナー、シャルドネ、シルバーナー、ピノ・グリ、ピノ・ノワール

スタイル:

Alc:11.5%

 

【ナカザワヴィンヤード】クリサワブラン 2015

グレープフルーツやライチ、白桃や白い花の香り

ハーブのような香りもあります。

アフターには酸味と苦味そして果実味と旨味もあります。

辛口なんだけど、芳醇な香りとキレのある酸味。

バランスも良く、道産の白ワインな中でも、頭ひとつ抜けていますよねぇ。

十分に飲み頃ですが、酸味がやや強いようなところもあるので、あと1、2年くらい置いても良いカモ🦆

最近のビンテージでは、やや苦労しているクリサワブランですが、良い時は素晴らしいですねぇ。

このワインを目標にワインをつくっているワイナリーが多いのも頷けます。

生産者:ナカザワヴィンヤード

委託先:10Rワイナリー

ブドウ産地:北海道岩見沢市

品種:ゲヴェルツトラミネール42%、ピノ・グリ23%、ピノ・ノワール17%、ケルナー7%、シルヴァネール5%、その他6%

スタイル:

Alc:12%

 

【宮本ヴィンヤード】ヴューニュ・シャンタント シャルドネ 2016

洋梨やりんご、グレープフルーツやアプリコットのような香り。

バニラやバターのような香りもあります。

アフターには酸味と塩味があり、そして苦味と旨味もあります。

2016ビンテージですがまだ樽香も強く、硬さもありますねぇ。

熟成感もそんなに出てないし、まだ若い感じもしました。

今すぐに飲むより、3、4年くらい置いても良いカモ🦆

ワインの骨格が大きく、ポテンシャルが高するせいか、今すぐに飲むのには、まだ早いカモ🦆

飲むのならば、1日か2日前に抜栓してからの方が良いカモ🦆

生産者:宮本ヴィンヤード

醸造先:グリーンテーブル

産地:北海道三笠市

品種:シャルドネ

スタイル:

Alc:12%

 

【宮本ヴィンヤード】バヴィーニュ・シャンタント ピノノワール 2016

イチゴやフランボワーズ、ブラックチェリーやスミレの香り。

アフターには酸味と苦味そして果実味もあります。

果実味や凝縮感もありますが、やはりまだ硬いですねぇ。

今すぐに飲むよりは、3、4年くらい置いた方が良いカモ🦆

いま飲むなら少なくとも1日前には、抜栓したほうが良さそう。

それでも開くのに時間がかかりそうだけど。

道産のピノ・ノワールとしては、長熟タイプなのカモ🦆

気長に飲み頃を待つべきかなぁ。

生産者:宮本ヴィンヤード

醸造先:グリーンテーブル

産地:北海道岩見沢市

品種:ピノ・ノワール

スタイル:

Alc:11.5%

 

【ドメーヌ・イチ】ICHI P ピノノワール 2018

イチゴやラズベリー、スミレやスパイスの香り。

落葉や土の香りもあります。

アフターには旨味と酸味、そして果実味もあります。

保存状態か今一つだったのか、SO2が無添加のせいなのか、酸化のニュアンスもありますねぇ。

リリース当時の硬さは無く、熟成感も出てきています。

今すぐに飲んでも良いが、2、3年くらい置いた方が良いカモ🦆

2018年からヴァン・ナチュールでのつくりになったので、自然派ワインらしさもあります。

今でもそうですが、この頃もドメーヌ・イチは、ドメーヌタカヒコのピノ・ノワールに似ていますねぇ。

生産者:ドメーヌ・イチ

産地:北海道仁木町

品種:ピノ・ノワール(余市産)

スタイル:

Alc:10.5%

 

【10Rワイナリー】風 2014

ラズベリーやレットチェリー、スミレの香り。

キノコや10Rらしい赤紫蘇の香りもあります。

アフターには苦味と塩味、そして酸味と果実味もありますねぇ。

熟成感もあり、こなれた感じがします。

1、2年くらい置いても良いが、今がちょうど飲み頃なのカモ🦆

これ以上置いておくと、急に変化する可能性もありそうです。

繊細なワインなので、フランスやアメリカのピノ・ノワールが好きな人には向かないカモ🦆

生産者:10Rワイナリー

産地:北海道岩見沢市

品種:ピノ・ノワール87%、ピノ・グリ10%、ガメイ2%、プールサル、ピノ・ムニエなどが1%

スタイル:

Alc:12%

 

【ドメーヌ・タカヒコ】ナナツモリ ブラン・ド・ノワール 2014

ハチミツや紅茶、腐葉土、杏の香り。

キノコやべっこう飴の香りもあります。

アフターには酸味と旨味、そして苦味もありますねぇ。

2014年は、2013年の1/3の製造量(900本)と少ないビンテージですが、良い出来ですねぇ。

今が飲み頃なのカモ🦆

まだ酸味や苦味も強めな感じも受けるので、2、3年くらい置いても良いカモ🦆

ブラン・ド・ノワールもビンテージによっては、再発酵したり、早めに飲んだ方が良いのでは?と思われるビンテージがありますが、この2014ビンテージは当たりですねぇ。

我慢して、あと4、5年ぐらいは置いても良いカモ🦆

生産者:ドメーヌ・タカヒコ

産地:北海道余市町

品種:ピノ・ノワール

スタイル:

Alc:13%

 

個人所有のワインということで、保存状態やボトルによって、差があったように思われるので、コメントも話半分ぐらいで聞いて下さい。

ナチュールということで、時間が経つと状態によっての差が、大きくなっていたような印象を受けました。

 

JAZZ会ということもあって、ネコ店長は演奏中には店に出てきませんでしたが、演奏が休みの時には「ちゅーる」をもらいに出てきました。

やはり「ちゅーる」の魅力には、ネコ店長も勝てないようです。

ホントに「ちゅーる」が好きなのだなぁ!