「まだ暑いので白ワインが多めの試飲会!」

2023年9月17日(日曜日)

1部14:00~15:00

2部15:30~16:30

「原田商店」

北海道恵庭市栄恵町70番地

会費:2,500円(税込)

【イベント概要】

2023年9月17日(日)に店舗営業しながら開催する有料試飲&販売会。

日本ワインとナチュラルワインが試飲できます。試飲時間は1時間、入れ替え準備に30分のインターバルを設けています。

※試飲会に出されたワインは基本的には購入できますが、入荷数量が少なく希望者が多い場合は抽選になります。

【ワインばたけ浦本】tanemaki 2021は試飲のみでした。

 

今回の「ワインリスト」

日本ワインは

【ワインばたけ浦本】nakimushi MV

【フェルム・サンロク】Yamano-Vin-Se 2022

【山﨑ワイナリー】ピノグリ 2022

【フェルム・サンロク】Remerciements 2022

【ワインばたけ浦本】tanemaki 2021

 

海外のワインは

【ヴェガ・アイシャーラ】アンセストラル・セレ 2021

【ヴェガ・アイシャーラ】エマ・ガルナッチャブランカ 2021

【ナナ・ヴァン】スゼット! 2022

【ヴェガ・アイシャーラ】ブルタル 2021

【ヴェガ・アイシャーラ】エマ・ピノノワール 2019

計10本のワインの試飲ができました。

日本ワインは

【ワインばたけ浦本】nakimushi MV

レモンやライムなど柑橘と白い花の香り。

アフターは酸味と甘味そして果実味があります。

今すぐに飲んでも良いが、1、2年ぐらい置いた方が良いカモ🦆

さっぽろ藤野ワイナリーの契約農家さんのブドウを用いて、浦本さんがつくっていた「kodou」や 「taiyo」とほぼ同じ品種で、スタイルを変えてのリリース。

色と味は「taiyo」よりは、「kodou」に近いですねぇ。

2019年の白ワインをブレンドということで、MVになってます。

いま飲んでもまとまりがあり、甘味と苦味のバランスも良いです。

飲みやすいので、コアなレアワインのファンよりは、最近になって日本ワインを飲み始めた人に、飲んでもらいたいなぁ。

最近の浦本さんらしい、優しいワインになっています。

ポテトサラダやコールスローサラダなどに合いそう。

 鳥肉のチャーシューやアジフライなども良さそうです。

生産者:ワインばたけ浦本

醸造場所:さっぽろ藤野ワイナリー

ブドウ産地:北海道岩見沢市

品種:ヴェニフェラ種(北海道空知地区産)

スタイル:白、微発泡

Alc:11%

 

【フェルム・サンロク】Yamano-Vin-Se 2022

洋梨や青リンゴ、コリアンダーのような甘いスパイスの香り。

カンロ飴のような甘さもあります。

アフターには酸味と甘味、そして旨味と苦味もあります。

今すぐに飲んでも良いが、1、2年くらい置いても良いカモ🦆

キンキンに冷やすよりも少し高めの温度で飲んでも良いカモ🦆

内容量が770mlなのは、吹きこぼれた時の為に多めに入れているのだろうか?

ボトルによって違いがあるのでしょうが、今回はほとんど発泡はしてませんでした。

シャルドネのペティアンで3000円ぐらいなのは良いですねぇ。

買いぶどうですが、長野のシャルドネのレベルの高さを感じられます。

アサリの白ワイン蒸しやタコとブロッコリーのニンニク炒めが合いそう。

バインミーの生春巻きなども良さそう。

生産者:フェルム・サンロク

ブドウ産地:長野県大町市

品種:シャルドネ(長野県東筑摩郡生坂村産)

栽培:季来里ふぁーむ・すずき

スタイル:白、微発泡

Alc:12%

 

【山崎ワイナリー】ピノ・グリ 2022

洋梨や青リンゴやマンゴーなどの南国の果実の香り。

アフターには果実味と酸味があり、苦味もあります。

今すぐ飲んでも良いし、2年か3年くらい置いても良いカモ🦆

山崎ワイナリーは、昔と比べると全体的に果実味が豊かになってきてますねぇ。

温暖化のせいか、近年スタイルが変わりつつあるように思えます。

白ワインよりも赤ワインの方が影響が大きいような気がしますねぇ。

最初の頃のイメージで飲むと、やはり変わったよなぁ。

だからと言って不味くなった訳ではなく、美味しいんですけどねぇ。

このクオリティで3500円位の値段なのは、やはりスバラシイです。

ハズレもなく品質も安定しているしねぇ。

豚の生姜焼きや回鍋肉などが合いそう。

魚介のカルパッチョやタコとエビのオリーブ炒めなども良さそうです。

生産者:山崎ワイナリー

産地:北海道三笠市

品種:ピノ・グリ(自社農園産)

スタイル:

Alc:12.5%

 

【フェルム・サンロク】Remerciements 2022

青リンゴや白桃、ハチミツや綿飴、白い花の香り。

アフターには酸味と甘味そして旨味と苦味もあります。

綺麗な酸と旨味と甘味のバランスが良いですねぇ。

アルザスワインっぽい感じもあって、個人的には結構好きなワインです。

ココファームで醸造に従事してきた事もあって、後口に昔のクリーンなココファームのような感じもありますねぇ。

すぐに飲んでも良いが、2、3年くらい置いても良いカモ🦆

クリサワブランに憧れてワインづくりを始めたと言うのも、このワインを飲めばわかる気がします。

今でも美味しいですが、樹齢がまだ若そうなので、年月が経てばもっと複雑味が出て良くなっていきそうです。

鶏肉のハーブ焼きやチキンソテーなどが合いそうです。

カキフライやエビフライも良さそうです。

生産者:フェルム・サンロク

産地:長野県大町市(自家栽培ブドウ)

品種:シャルドネ50.8%、ソーヴィニヨンブラン24.8%、ピノグリ11.7%、ゲヴュルツトラミネール4.8%、シルヴァーナ3.1%、リースリング1.8%、シュナンブラン1.3%、その他1.7%

スタイル:

Alc:12.5%

 

【ワインばたけ浦本】tanemaki 2021

レットチェリーやラズベリー、コリアンダーなどのスパイスの香りもあります。

アフターには苦味と酸味そして果実味と旨味もありますねぇ。

今すぐに飲むよりは、2、3年くらい置いても良いカモ🦆

酸がまだ強めで、赤酢の寿司を食べた後のような酸味があります。

「tanemaki」は2019、2020と飲んでますが、だいぶ苦労してるようですねぇ。

バランスはそんなに悪くないのですが、まとまりが今ひとつなので、時間が必要なのかもしれないなぁ。

やはり熟成した方が良いワインなのカモ🦆

赤紫蘇や揮発酸が気になる人がいるカモ🦆

しかし年々、生産本数が増えているのは良い事ですねぇ。

とは言えこの「tanemaki 2021」も769本なので、そんなに多いとは言えないけど。

鶏肉のトマト煮や鮭のムニエルが合いそうです。

手羽先の煮付けや鰹のタタキなども良さそう。

生産者:ワインばたけ浦本

産地:北海道岩見沢市

品種:ピノ・ノワール72%、ゲヴェルツトラミネール10%、ソーヴィニヨン・ブラン12%、レンベルガー6%

スタイル:ロゼ

Alc:12.5%

海外のワインは

【ヴェガ・アイシャーラ】アンセストラル・セレ 2021

スペイン/カタルーニャ、ぶどう品種:マカベオ

洋梨やグレープフルーツ、メロンなどの香り。

アフターには酸味と旨味、そして塩味とミネラルがあります。

微発泡ですが、ちゃんと発泡感はありますねぇ。

果実味があり、爽やかな酸もあります。

12ヶ月の瓶内発酵・熟成ですが、もう1、2年ぐらい置いても良いカモ🦆

これで3000円を切る値段だったらなぁ。

 

【ヴェガ・アイシャーラ】エマ・ガルナッチャブランカ 2021

スペイン/カタルーニャ、ぶどう品種:グルナッシュ・ブラン

みかんや白桃、オレンジピールなどのスパイスの香り。

アフターには果実味と旨味があります。

アンフォラで熟成ですが、そんなに酸化してる感じもなく、クセも強くはないですねぇ。

バランスもまずまずですが、これで4000円超えるのか!と思うとスペインワインも高くなったよなぁ。

ナチュールワインだからかも知れないけど。

 

【ナナ・ヴァン】スゼット! 2022

フランス/ランドック(ロワール)、ぶどう品種:テレブラン50%、カリニャンブラン50%

洋梨やグレープフルーツ、白桃のような香り。

アフターには甘味と酸味、そして塩味もあります。

2021ビンテージのテレブラン50%、クレレット50%からテレブラン50%、カリニャンブラン50%に品種構成が代わっています。

クレレットからカリニャンブランに変わって、酸味が強くなった気がします。

しかし、南仏は謎の品種が多いよなぁ。

これで3000円位なら全然アリ🐜というかオススメです。

 

【ヴェガ・アイシャーラ】ブルタル 2021

スペイン/カタルーニャ、ぶどう品種:ルーサンヌ

グレープフルーツやオレンジ、カリンやハーブなど香りもあります。

アフターには酸味と果実味、そして苦味もあります。

ブルタルとはカタルーニャの方言で「残忍」「素晴らしい」という事らしい。

なので死神みたいなラベルなのだろうなぁ。

ヘビーメタルバントのようなインパクトのあるラベルですが、味はけっこうマイルドです。

 

【ヴェガ・アイシャーラ】エマ・ピノノワール 2019

スペイン/カタルーニャ、ぶどう品種:ピノ・ノワール

ラズベリーやカシス、ブルーんのジャムのような香りもあります。

アフターには酸味と果実味、そしてタンニンもあります。

アンフォラと木樽で熟成してますが、変なクセもないですねぇ。

程よい果実味とやわらかい酸、ミネラルもあって良いですが、5000円近い値段がなぁ。

今回の試飲会では赤ワインはこの1本でした。

 

今回は計10本のワインの試飲ができました。

日本ワインが5本、海外ワインは5本でした。

 

日本ワインは、道産ワインが多めで、海外ワインはスペインワインが多め。

まだ暑いので白ワインが多めでした。

 

今回のオススメは

日本ワインは【フェルム・サンロク】Remerciements 2022が特に良かったです。

【ワインばたけ浦本】nakimushi MVも良かったです。

浦本さんのワインとしては、生産本数も多いし、買って損はないですねぇ。

海外ワインでは、【ナナ・ヴァン】スゼット! 2022が良かったですねぇ。

酸味があって良いし、バランスも良かったです。

【ヴェガ・アイシャーラ】は、もう少し値段が安かったらなぁ。

最近のワイン価格の上昇は止まらないので、しょうがないですけどねぇ。

 

「今日も来ているのか!」と確認!!

 

いつもネコ店長に「ちゅーる」をあげる人が今日は居なかったので、くれる人を探してキョロキョロしてました。

 

私を見て「オマエは『ちゅーる』くれないしなぁ!」と言う顔をしていました。

 

「ヲソキナイノルビー」が2021ビンテージから「ウツノミヤルビー」と名前が変わっていました。

浦臼町ヲソキナイ産のブドウを使っていますが、日本ワインの表示ルール『表記産地で収穫されたブドウが85%以上で、収穫地と醸造地が同じ ⇒ 産地の表記が可能』に引っかかったのだろうなぁ。

自社醸造じゃなく、委託醸造(10Rワイナリー)なので、地名の「ヲソキナイノルビー」表記がダメだと言われたのカモ🦆

セイベル13053のワイン会もやりたいよなぁ。