「スイスイ飲めるワインが多めの試飲会!」
2023年7月23日(日曜日)
1部14:00~15:00
2部15:30~16:30
「原田商店」
北海道恵庭市栄恵町70番地
会費:2,200円(税込)
【イベント概要】
2023年7月23日(日)に店舗営業しながら開催する有料試飲&販売会。
日本ワインとナチュラルワインが試飲できます。試飲時間は1時間、入れ替え準備に30分のインターバルを設けています。
※試飲会に出されたワインは基本的には購入できますが、入荷数量が少なく希望者が多い場合は抽選になります。
今回の「ワインリスト」
日本ワインは
【ドメーヌ・モン】Mont-C 2022
【タキザワワイナリー】ケルナー 2022
【さっぽろ藤野ワイナリー】KOHARU+MV
【山﨑ワイナリー】 ツヴァイゲルト 2022
【ドメーヌ・ヒデ】 アートラベル 2019
海外のワインは
【ドメーヌ・ラ・ボエム】ペティアン・ナチュレル フェステジャール・ブラン 2021
【クラインクネヒト】リースリング 2021
【クラインクネヒト】オレンジ・イズ・ザ・ニュー・ホワイト 2021
【ギウアーニ】 ルカツィテリ・クヴェヴリ 2019
【クラインクネヒト】ピノノワール 2021
計9本のワインの試飲ができました。
日本ワインは
【ドメーヌ・モン】Mont-C 2022
シードルらしいリンゴやハーブの香り。
アフターは酸味と果実味そして苦味があります。
昔は中井観光農園だけでしたが、今回は中井観光農園と森farmのリンゴを使用。
ボディはプライムリーの酸が強めに出ていて、後口には、ふじの風味が来ますねぇ。
多くの品種でつくられているせいか、複雑味もあります。
野生酵母で発酵SO2無添加なので、ビンテージによっては怪しい時もありますが、このビンテージは、そんな事はありませんでした。
微発泡性のはずですが、泡はほとんどありませんでしたねぇ。
フレッシュ感を楽しむなら、今すぐに飲むのが良いカモ🦆
酸味も強めなので1、2年ぐらい置いても良さそう。
日本のシードルとしては、ボリュームもあるので、単体で飲むよりも料理と合わせて飲むのか良いカモ🦆
とうもろこしの天ぷらやイカの天ぷらなどに合いそう。
カマンベールチーズやブルーチーズなども良さそうです。
生産者:ドメーヌ・モン
産地:北海道余市町
品種:ふじ、ブラムリー、ハックナインなど合計13種類(中井観光農園、森farm)
スタイル:シードル
Alc:7%
【タキザワワイナリー】ケルナー 2022
青リンゴやレモンやシトラスなどやミネラルやペトロール香もあります。
アフターにはミネラルと塩味、旨味と苦味もあります。
ブドウは中井観光農園産という事もあり、このビンテージも安定しています。
今すぐ飲んでも良いですが、1、2年くらい置いても良いカモ🦆
酸もあるので、3、4年くらいは置いても良いカモ🦆
果実味もあって、ボディもしっかりしていますねぇ。
熟成すると、まとまりが出てきて、複雑味も増しそう。
置くとだいぶ変わっていきそうなワインです。
キレのある辛口というよりも果実味のあるケルナーですねぇ。
ハーブチキンやツナと玉ねぎのサラダが合いそう。
白身魚やタコのカルパッチョなども良さそう。
生産者:タキザワワイナリー
産地:北海道余市町
品種:ケルナー(北海道余市町:中井観光農園産)
スタイル:白
Alc:12%
【さっぽろ藤野ワイナリー】KOHARU+MV
キャンベルアーリーらしいイチゴキャンデーのような甘い香り。
バッカスやミュラートゥルガウ、ケルナーなどが入っているので、アロマテックな香りもありますねぇ。
アフターには酸味と果実味があり、苦味が残ります。
今すぐ飲んでも良いですが、半年か1年くらい置いても良いカモ🦆
甘い香りがしますが、酸味や苦味もあり、甘い!という感じではありません。
2020年、2021年はリリースされなかったので、約3年ぶりの「KOHARU+MV」。
今回は2019年と2022年のブレンドでマルチヴィンテージになっています。
アルコールは9.5%と低めなので、グイグイ飲めますねぇ。
価格も2200円だし、他のシリーズや前のビンテージのような変なクセはないし、バランスも良いので、コレはおすすめカモ🦆
生産本数が1135本なので、すぐに無くなりそうだよなぁ。
チキン南蛮や酢豚などが合いそうです。
ささみの梅しそチーズ焼きなども良さそうです。
生産者:さっぽろ藤野ワイナリー
産地:北海道札幌市
品種:キャンベルアーリー、ナイヤガラ、バッカス、ミュラートゥルガウ、ケルナー(北海道内の契約農場のブドウを使用)
スタイル:ロゼ
Alc:9.5%
【山﨑ワイナリー】 ツヴァイゲルト 2022
ブルーベリーやブラックベリーなどの黒系の果実とスパイスの香り。
アフターには果実味とタンニン、そして酸味があります。
今すぐに飲んでも良いし、2、3年くらい置いてもカモ🦆
ボディはそんなに重くなく、酸味とほどよい果実味があります。
早めに収穫しているらしく、酸もあります。
凝縮感を求めるというよりも、軽快に飲めるツヴァイゲルトになっていますねぇ。
少し冷やして飲んでも良いカモ🦆
これで2300円は安いよなぁ。
ピノ・ノワールなどいろんな赤ワインが価格上昇しているので、これはお買い得ですねぇ。
やはりある程度リーズナブルなワインもないと、日本ワインも広がっていかないしなぁ。
高級化が進んで、3000円以下のワインが少なくなってきている中で、北海道でもこのようなワインが増えて欲しいものです。
この価格は小規模の新規ワイナリーには無理で、山崎ワイナリーのように、実績と歴史があるワイナリーだから出来ることだけどねぇ。
ロールキャベツやチキンのトマト煮などが合いそうです。
サルシッチャやサラミなども良さそう。
生産者:山崎ワイナリー
産地:北海道三笠市
品種:ツヴァイゲルト
スタイル:赤
Alc:10%
【ドメーヌ・ヒデ】 アートラベル 2019
ブルーベリーやスミレ、コーヒーやカカオのような香りもあります。
アフターには果実味とタンニン、そして酸味がありますねぇ。
今すぐに飲んでも良いが、2、3年くらい置いても良いカモ🦆
30ヶ月フレンチオークで熟成なので樽香が強めかと思いましたが、そんな事もなく、全体的なバランスも良く、エレガントなワインになっています。
ドメーヌ ヒデ アートラベルワインは、「日本の美と味をお届けする」をコンセプトに2019年にスタートしたワインシリーズで、日本の文化や芸術に関心のある日本人、外国人のアーティストを対象とし 、ワインのラベルデザインに使用する作品を毎年、公募して採用となった作品のアーティストには、その活動をワインを通じサポートしているそうです。
意識高い系のワインですねぇ。
価格は4345円ですが、クオリティも高いし、アートラベルも、オシャレだし、プレゼントにするとセンス良い!と思われるカモ🦆
あまりマスカット・ベーリーAを飲まない人でも、このワインなら好まれるカモ🦆
ドメーヌ ヒデらしい独特なマスカット・ベーリーAですねぇ。
ブリの照焼きや鶏レバーの甘辛煮が合いそうです。
ビーフシチューやすき焼きなども良さそう。
生産者:ドメーヌ・ヒデ
産地:山梨県南アルプス市
品種:マスカット・ベーリーA
スタイル:赤
Alc:11%
海外のワインは
【クラインクネヒト】リースリング 2021
フランス/アルザス、ぶどう品種:リースリング
グレープフルーツなどの柑橘とハーブような香り。
アフターには酸味と旨味、そして果実味とミネラルがあります。
アルザスのリースリングらしく果実味があり、酸が柔らかいですねぇ。
ナチュール感はそんなに強くないので、一般的なワインが好きな人でも気に入りそうです。
値段も3300円とアルザスワインにしてはリーズナブルだし、クセも強くないのでお勧めカモ🦆
【クラインクネヒト】オレンジ・イズ・ザ・ニュー・ホワイト 2021
フランス/アルザス、ぶどう品種:ゲヴュルツトラミネール30%、ピノ・グリ30%、リースリング15%、シルヴァネール15%、ミュスカ10%
グレープフルーツやレモンなどの柑橘、ライチや白い花の香り。
アフターには果実味と旨味、そして酸味があります。
ゲヴュルツと他の品種のバランスも良いです。
モダンなロゼワインで「古くて新しいオレンジワイン!」というネーミングがピッタリきますねぇ。
フルーティでジューシーな果実味があり、オレンジワインが苦手な人でも、これなら気に入ってもらえそうです。
アルコールは13%ですが、飲みやすくスイスイ飲めてしまいます。
【ギウアーニ】 ルカツィテリ・クヴェヴリ 2019
ジョージア/カヘティ、ぶどう品種:ルカツィテリ
杏や白桃などの果実やドライフルーツやあんず飴のような香り。
アフターには旨味と苦味、そして塩味もあります。
いかにも重いジョージアのクヴェヴリワインという感じではなく、バランスの良い飲みやすいオレンジワインです。
伝統的ではなく、現代的な印象を受けました。
飲みやすいオレンジワインですが、これで苦手ならば、ジョージアのクヴェヴリワインは合わないのカモ🦆
スパイスの効いた料理と合わせて飲むのが良いカモ🦆
【クラインクネヒト】ピノノワール 2021
フランス/アルザス、ぶどう品種:ピノ・ノワール
ラズベリーやブラックチェリー、赤ジソや土っぽい香りもあります。
アフターには酸味と果実味、そしてタンニンもあります。
アルザスらしい果実味があって、優しい感じのピノ・ノワール。
ビンテージによってはナチュール感が強すぎる時もあるが、このビンテージは良い感じです。
これで4000円以下だし、アルザスのピノ好きならおすすめカモ🦆
今回は計9本のワインの試飲ができました。
日本ワインが5本、海外ワインは4本でした。
日本ワインは、道産ワインが多めで、海外ワインはアルザスワインが多めでした。
今回のオススメは
今回は今すぐ飲んでも良いワインが多かったですねぇ。
1、2年置いてから飲むならば、【タキザワワイナリー】ケルナー 2022と【ドメーヌ・ヒデ】 アートラベル 2019ですかねぇ。
海外ワインでは、【クラインクネヒト】リースリング 2021と【クラインクネヒト】オレンジ・イズ・ザ・ニュー・ホワイト 2021ですねぇ。
バランスが良く、シンプルで素直に飲みやすいワインなので、暑いこの時期には良いカモ🦆
今日のネコ店長は、試飲会の人数が少なく、見たことある人ばかりだったので、警戒心が薄く、私にも興味を示さなかったです。
「また、今日も来てるのかよ!」
店内を見まわしてから、私の足元で店番をしていました。