「今回もレアな道産ワインが多めの試飲会!」

2023年3月11日(土曜日)

1部14:00~15:00

2部15:30~16:30

「原田商店」

北海道恵庭市栄恵町70番地

会費:2,500円(税込)

【イベント概要】

2023年3月11日(土)に店舗営業しながら開催するワインの有料試飲&販売会。

日本ワインとナチュラルワインが試飲できます。試飲時間は1時間、入れ替え準備に30分のインターバルを設けています。

※試飲会に出されたワインは基本的には購入できますが、今回は入荷本数が少ない【山田堂】ヨイチ・ミュラー 2021と【ドメーヌ・モン】ドングリ 2021は、抽選でした。

 

今回の「ワインリスト」

日本ワインは

【多田農園】ミュラートゥルガウ ペティアン・ナチュレ 2022

【山田堂】ヨイチ・ミュラー 2021

【ドメーヌ・モン】ドングリ 2021

【タキザワワイナリー】タキザワ・ロゼ 2022

【さっぽろ藤野ワイナリー】.風がふけば桶屋が儲かる 2021

【登醸造】セツナウタ 2021

 

海外のワインは

【ル・クロ・デュ・テュ・ブッフ】ロモランタン・フリリューズ 2020

【ジュリアン・クライン】ハーネンベルグ ピノノワール 2020

【ドメーヌ・エンゲル】オランジュ・イン・アルザス 2020

【ドメーヌ・エンゲル】レッド・ダルザス 2020

計10本のワインの試飲ができました。

 

日本ワインは

【多田農園】ミュラートゥルガウ ペティアン・ナチュレ 2022

搾りたてのレモンやライム、青リンゴのような香り。

アフターには酸味と塩味、苦味も少しあります。

フレッシュな酸味と果実味がはっきりしていて、生レモンサワーやポン酢サワーを飲んでいるような気になります。

もうちょっと暖かくなってから、野外で飲みたいですねぇ。

このフレッシュさが良いので、いますぐに飲んでも良いカモ🦆

1、2年くらい置いても良さそうです。

ペティアン・ナチュレですが、ほとんど発泡はしてないです。

アルコールは10%なので、グイグイ飲めてしまいますねぇ。

チキンナゲットやトマトと卵の中華炒めなどが合いそう。

アボカドとタコのマリネなども良さそうです。

生産者:多田農園

産地:北海道上富良野町

品種:ミュラートゥルガウ

スタイル:白、微発泡(あまり発泡してなかったけど)

Alc:10%

 

【山田堂】ヨイチ・ミュラー 2021

和の柑橘系と青リンゴ、白い花のようなの香り。

アフターには苦味と果実味、そして塩味と酸味が残ります。

以前は【さっぽろ藤野ワイナリー】で醸造されていた三氣の辺のブドウを使用したワイン。

【山田堂】では、今回で最初で最後の醸造。

三氣の辺のブドウを使ったミューラー・トゥルガウは、果実味が強い傾向にありましたが、優しい感じのワインに仕上がっています。

古樽で9ヶ月熟成、6ヶ月ビン熟成、リリース直後ですが、まとまりはあります。

いますぐに飲んでも良いが、1、2年ぐらいは置きたいカモ🦆

ボディが軽めが多い道産のミューラー・トゥルガウとしては、果実味がしっかりめです。

アルコール度数は低めで、樽香も控えめで、飲みやすいですねぇ。

わかさぎの天ぷらやホタテのバター焼きが合いそう。

ポテトやマカロニグラタンなども良さそう。

生産者:山田堂

産地:北海道余市町(三氣の辺)

品種:ミュラートゥルガウ

スタイル:

Alc:10.5%

 

【ドメーヌモン】ドングリ 2021

アールグレイやローズヒップの香り。

黄色や白い花の香りもあります。

アフターは果実味と苦味そして旨味が残ります。

苦味が強めですが、リリースして直後にしては、いつもよりもバランスが良いです。

酸もいつもよりも強過ぎないので、いますぐに飲んでも良いが、やはり1、2年は置いた方が良いカモ🦆

苦味とタンニンがまだ荒々しいので、3、4年くらい置くともっと良くなるカモ🦆

2021ビンテージは、生産本数が4400本と収穫量も増え、病果も少ないグレートビンテージだったとの事です。

でも、簡単には手に入らないのだろうなぁ。

私も買えなかったしなぁ。

2019、2020、2021と年々良くなっている印象です。

昔よりもバランスも良くなってますしねぇ。

サーモンの味噌漬け焼きや銀鱈の煮付けなどに合いそう。

タンドリーチキンやキーマカレーなども良さそうです。

生産者:ドメーヌモン

産地:北海道余市町

品種:ピノ・グリ

スタイル:オレンジ

Alc:11.5%

 

【タキザワワイナリー】タキザワ・ロゼ 2022

青リンゴや白い花、イチゴやラズベリーの香り。

綿飴やカルダモンのような甘いスパイスのような香り。

アフターには酸味と塩味そして苦味もあります。

ワイン用、生食用のブドウで、毎年違った品種で作られるロゼ。

2022ビンテージは、ミュラー・トゥルガウが主体で、キャンベルアーリーの華やかな香りがあります。

ボディを構成するのが、キャンベル・アーリーとデラウェアオレンジなので、親しみやすさを感じられますねぇ。

アルコールも10%で、スルスル飲めます。

すぐに飲んでも良いが、半年か1年くらい置いても良いカモ🦆

キチンと保存するならば、2、3年くらい置いても良いカモ🦆

今ならば、花見などに持っていきたいワインですねぇ。

生春巻きやアスパラと生ハムのサラダなどが合いそうです。

野菜のマリネやエビのマヨネーズ炒めなども良さそう。

生産者:タキザワワイナリー

産地:北海道三笠市

品種:ミュラー・トゥルガウ45%、キャンベル・アーリー27%、デラウェアオレンジ20%、ソーヴィニヨン・ブラン4%、ナイアガラ3%、ケルナー1%

スタイル:ロゼ

Alc:10%

 

【さっぽろ藤野ワイナリー】風がふけば桶屋が儲かる 2021

黄桃や白桃、パッションフルーツや白い花などの香り。

アンズや紅茶、梅の香りもあります。

アフターには酸味と果実味、そして酸味が残ります。

色はそんなに濃くないですが、タンニンや苦味が強めに感じます。

空知の三笠市の契約農家さんの灰カビ付いて貴腐化したメルローとバッカスと道南の厚沢部町の契約農家さんのヤマソービニヨンとセイベル13053は、それぞれ醸し醗酵を経たものをブレンド。

個性が強いもの同士を合わせて、バランスをとったワインです。

面白いですが、好き嫌いが分かれるカモ🦆

アンセストラル法で瓶詰めされていますが、現時点では、ほとんど発泡はしていませんねぇ。

今すぐに飲んでも良いが、1年か2年くらい置いても良いカモ🦆

ヤマソービニヨンとセイベル13053だけだと、苦味と酸味が強すぎるので、残糖を残した灰カビ付いて貴腐化した、メルローとバッカスをアッサンブラージュしてみたという感じだろうなぁ。

灰カビといわれるボトリティス菌が付いたブドウを、どうやって醸造し、どれだけの割合で使うかが、難しそうだよなぁ。

方向性は間違っていないような気がします。

しかし、この「風がふけば桶屋が儲かる」というネーミングにしたのかは、謎である。

ビーフシチューや鴨ローストが合いそうです。

チョコレートのアイスクリームなども良さそう。

生産者:さっぽろ藤野ワイナリー

産地:北海道札幌市

品種:メルロー43%、バッカス29%、ヤマソービニヨン27%、セイベル13053が1%

スタイル:赤、微発泡(ほとんど発砲発泡してないけど)

Alc:10.5%

 

【登醸造】セツナウタ 2021

ブルーベリーやプルーンなど黒い果実やスパイスのようなの香り。

アフターには果実味と旨味、そしてタンニンもあます。

2020ビンテージはロゼから赤ワインになり、ケルナーが15%入っ ていましたが、2021ビンテージからは、ツヴァイゲルト100%になりました。

醸し比率51%となり、旨みが増し、凝縮感も増してます。

リリース直後なので、やはり若干カタイ感じがしますが、昔と比べれば、飲みやすくなっていますねぇ。

今すぐに飲むよりは、1年か2年くらい置いた方が良いカモ🦆

出来れば3、4年くらい置くのが良いカモ🦆

同じブドウということで、【ココファームワイナリー】 こことあるシリーズ ツヴァイゲルトと飲み比べしても面白いカモ🦆

しかし、ココファームの現状のビンテージは2018年だし、小西農園70%、中川農園30%なので、全く同じブドウじゃないし、醸造も違いがあると思うので、どこが似ていてどこが違うのかを、味わうのを楽しむくらいで、味わうのが良さそう。

豚バラの黒胡椒焼きや鳥もも肉の照焼きが合いそう。

キノコのバターソテーやサラミなども良さそう。

生産者:登醸造

産地:北海道余市町

品種:ツヴァイゲルト

スタイル:赤に近いロゼ

Alc:12%

 

海外のワインは

【ル・クロ・デュ・テュ・ブッフ】ロモランタン・フリリューズ 2020

フランス/ロワール、ぶどう品種:ロモランタン

洋梨や白い花、柑橘系の香り。

アフターには酸味と塩味があります。

バニラなどの樽香もあり、酸味の余韻が長めに残ります。

ロワール地方のトゥーレーヌとシュヴェルニーにだけで、栽培されている稀少な品種のようです。

酸味が強めで塩味もあり、ロワールらしい果実味もあります。

5000円以上しますが、洗練されてゴージャスで高級感があるワインですねぇ。

ワインマニアの持ち寄り会などに持参すると良さそう。

 

【ジュリアン・クライン】ハーネンベルグ ピノノワール 2020

フランス/アルザス、ぶどう品種:ピノ・ノワール

野いちごやラズベリーやスミレ、動物的な香りもあります。

アフターにはタンニンと果実味、そして渋味もあります。

今すぐに飲むよりも、2、3は年置いた方が良いカモ🦆

アルザスのピノ・ノワールと言うと旨味がありスイスイ飲めるイメージですが、このワインは凝縮感があり、熟した果実味がありますねぇ。

ブルゴーニュやカリフォルニアのピノ・ノワールが好きな人にも、オススメ出来そうです。

値段が6000円以上するので、家飲み用では無いけど。

濃いピノ・ノワール好きなら気に入りそうです。

写真を撮るのを忘れてしまった!

 

【ドメーヌ・エンゲル】オランジュ・イン・アルザス 2020

フランス/アルザス、ぶどう品種:ピノ・グリ50%、ピノ・ブラン25%、ゲヴェルツトラミネール25%

オレンジなどの柑橘や、アンズや綿飴のような香り。

アフターには酸味と旨味そして苦味もあります。

今すぐに飲んでも良いが1、2年置いても良いカモ🦆

そんなに長く置いても、そんなに変わらない気がしますが果たしてどうなのか?

名前の「オランジュ・イン・アルザス」は、フランスの炭酸飲料「Orangina(オランジーナ)」かららしいです。

ボディを構成している、ピノ・グリとピノ・ブランに、加えられているゲヴュルツが、良いバランスになっています。

アルザスワインが好きで、オレンジワインが好きならお勧めです。

飲みやすいので、普段ワインを飲まない人にも、好まれそうですねぇ。

コレからも時期に、花見に持って行っても良さそう。

 

【ドメーヌ・エンゲル】レッド・ダルザス 2020

フランス/アルザス、ぶどう品種:ピノ・ノワール

いちごやさくらんぼ 、スミレやシソの香り。

アフターには果実味と旨味があります。

今すぐに飲んでも良いですが、1、2年置いても良いカモ🦆

アルザスらしい軽い果実味があって、ジューシーなピノ・ノワールです。

ラベルの顔のように、親しみやすく、グイグイ飲めそうです。

アルザスのピノ・ノワールとしては、4500円前後なのでお買い得カモ🦆

最近はアルザスワイン自体が、本当に値上がりしてるからなぁ。

 

今回は計10本のワインの試飲ができました。

日本ワインが6本、海外ワインは4本でした。

日本ワインは、道産ワインのみ。

海外ワインは、フランスワイン、特にアルザスが多めでした。

 

今回のオススメは

今すぐに飲むならば、【タキザワワイナリー】タキザワ・ロゼ 2022ですかねぇ。

1、2年は置いてから飲むならば、【登醸造】セツナウタ 2021かなぁ。

他のワインも良いのですが、個性が強すぎて、好き嫌いが分かれそうなので、この2本にしました。

海外ワインでは、イチオシなのは【ドメーヌ・エンゲル】オランジュ・イン・アルザス 2020ですねぇ。

個性あるけど、変なクセは無くて本当にオススメですねぇ。

アルザスのピノ・ノワールが好きなので、【ドメーヌ・エンゲル】レッド・ダルザス 2020も良かったです。

【ル・クロ・デュ・テュ・ブッフ】ロモランタン・フリリューズ 2020も良かったが、普段からワイン飲んでいる人ならば、良さは分かるけど、そうでも無い人だと、差が分からないワインだろうなぁ。

 

今日購入の2本。

【山田堂】ヨイチ・ミュラー 2021【登醸造】セツナウタ 2021

やはり、エジマ会でミューラートゥルガウとツヴァイゲルトの会やろうかなぁ。

 

今日のネコ店長は珍しくお休みでした。

本物の店長のお孫さん(2歳)が、東京から来ていて、忙しくて、店番している場合じゃなかったようです。