「第30回 北を拓く道産ワインの夕べ」に参加しました!

【開催概要】

日時:2025年2月20日(月)18:30~20:30 ※開場18:00
場所:グランドメルキュール札幌大通公園 3階ホール「ボールルーム」

(札幌市中央区北1条西11丁目1番地1 旧ロイトン札幌)
開催形式:立食形式(会員ワイナリーのワイン、ホテルの洋食オードブルを中心とした軽食)

会費:10.000円

 

【出展ワイナリー】北海道ワイナリー協会加盟会員

十勝ワイン、ふらのワイン、はこだてわいん、北海道ワイン、余市ワイナリー、おとべワイナリー、千歳ワイナリー、山﨑ワイナリー、宝水ワイナリー、馬追蒸溜所、奥尻ワイナリー、さっぽろ藤野ワイナリー、八剣山ワイナリー、OSA Winery、NIKI Hills Winery、キャメルファームワイナリー、ドメーヌレゾン、相澤ワイナリー、森臥、さっぽろワイン、めむろワイナリー、十勝まきばの家ワイナリー、登醸造、深川振興公社、雪川醸造、ニッカ余市ヴィンヤード、ドメーヌトワ、

(初出展7社)

ダイナックスアーロムワイナリー、TADA WINERY、十勝が丘ワイナリー、えべおつ Wein、ニトリワイナリー、弟子屈ワイナリー、ハマダヴィンヤード

(出品のみ6社)

ベリーベリーファーム自然農園、松原農園、上ノ国ワイナリー

ボスアグリワイナリー(初出品)、農楽蔵(初出品)、ドゥエ・プンティヴィンヤード(初出品)

 

【イベント概要】

「北を拓く道産ワインの夕べ」は、1996(平成8)年から開催されている北海道のワインのイベント。

札幌市内で最大規模の宴会場を有するロイトン札幌を会場に開催されていましたが、コロナ禍の為に2022年は開催できず、2023年から再スタート。

以後、2024年の第28回は札幌パークホテルにて開催。そして2025年の第29回はグランドメルキュール札幌大通公園での開催となっています。

今回で第30回を迎えた、北海道ワイナリー協会の40社のワインが試飲出来るイベント。

 

まずは鈴木知事の乾杯の挨拶から 

例年は乾杯前の挨拶は副知事がするのですが、今回は鈴木知事が来て挨拶をしてました。

道産ワインも北海道の産業として知事にも認識されつつあるのかもしれませんねぇ。

もしくは、北海道知事の任期も2027年4月なので、色々なイベントに顔を出しておこうなんて、下心もあったのかも知れませんねぇ。

鈴木知事もそんなに有能とは思えないし、人気も昔よりはあるとは、言えなくなって来ているしなぁ。

目立つ実績も無いし、来年は選挙もあるので危機感もあるのでしょうねー。

知事の他には、札幌出身でもある日本ソムリエ協会会長の上野 文一氏のご挨拶もありました。

しかし、乾杯前の挨拶は短ければ短いほど良いよなぁ!と感じました。

「北を拓く道産ワインの夕べ」は、北海道ワイナリー協会が主催なので、ワイン業界に従事している人が多かったですねぇ。

名刺交換などをしていたり、ワイン愛好家がワインを飲んで楽しむと言うよりも、ワインに関する仕事をしている人の為の場なのだろうなぁ!と感じました。

 

北海道のワイナリーのこれからの行く末は?

 

現在の道内のワイナリー数は75軒(2026年2月時点)、そのうち北海道ワイナリー協会の会員は40軒あり、そのうち21軒のワイナリーの81種(実際はもっと多かったけど)が、今回試飲できました。

北海道ワイナリー協会の会員なので、比較的まともなワイナリーが多く、レベルも高かったですねぇ。

新しいワイナリーはどうなっているのか?

老舗のワイナリーの現状はどうなのか?

2024ビンテージの出来はどうなのか?

などなど、イロイロと確認が出来てよかったです。

北海道内のワイナリーが増えるに伴って、「北を拓く道産ワインの夕べ」に参加するワイナリーが増えていますよねぇ。

コロナ禍後に再開された28回では、出展ワイナリーは24社、29回の出展ワイナリーは28社、今回の30回の出展ワイナリーは40社になっています。

提供されるワインで目立ったのはシャルドネが増えたいう事でした。

28回、29回ではシャルドネを提供しているワイナリーは4社程でしたが、今回は9社になっていました。

実際に栽培しているワイナリーは多いが、ここに出すという事は、自信がある!もしくは、これからメインで売っていきたい品種という事なのだろう。

気候変動などもあり、北海道ではシャルドネの栽培が、もっと盛んになっていくのだろうなぁ!もうケルナーとかミュラー・トゥルガウの時代では無いのだなぁ!と感じました。

シャルドネをメインに飲む!

【ダイナックス アロームワイナリー】シャルドネ 2024

駆動系部品メーカーの「ダイナックス」が始めたワイナリー。

2025年からの自社醸造なので、2024ビンテージは【宝水ワイナリー】の委託になっています。

ワイン好きだからワイナリーはじめました!みたいなワイナリーでは無いので、キチンと真面目に綺麗なワインをつくると思います。

ビジネスとして事業の多角化で始めたワイナリーなので、変な癖のあるワインは作るはずもなく、万人に買ってもらえるワインになるのだろうなぁ。

2024年はスッキリとした飲み口とキレのある酸が特徴のワインに仕上げっています。

2025年の自社醸造のファーストビンテージが発売されるのが楽しみです。

ただブドウの樹齢が若いせいもあり、複雑味やボディが薄いのが難点カモ🦆

あと委託先の【宝水ワイナリー】も最近は良くなっています。

空知エリアのワイナリーとしては【山崎ワイナリー】【タキザワワイナリー】に隠れていて地味なので評価されてないですけどねぇ。

生産者:ダイナックス アロームワイナリー

委託醸造:宝水ワイナリー

産地:北海道安平町

品種:シャルドネ

スタイル:

Alc:12%

【ダイナックス アロームワイナリー】

醸造免許取得年:2025年

主な醸造品種:ピノ・ノワール、シャルドネ、ツヴァイゲルト、ケルナー

栽培面積:14ha

 

【ニトリワイナリー】N WINE CHARDONNAY 2024 

社長が亡くなり、経営継続が困難な状態になった山本果樹園を、ニトリホールディングス会長の似鳥昭雄氏の支援で再スタートしたニトリ果樹園。

当時の農園長が「醸造用ブドウの栽培に挑戦したい」。

似鳥昭雄氏の「ワインを製造したい」との想いがあって2023年から委託醸造でスタートしたのが【ニトリワイナリー】です。

委託醸造先が【ワイナリー夢の森】だったので、大丈夫かな?と心配しましたが、思いの外シャルドネらしさのあるワインに仕上がっていますねぇ。

2025ビンテージからは自社醸造になるので、どうなるのか?

品種はシャルドネとピノ・ノワールをメインに、ゲヴェルツトラミネールやアルモノワール、リースリングなども栽培しています。

生産者:ニトリワイナリー

委託醸造:ワイナリー夢の森

産地:北海道余市町

品種:シャルドネ

スタイル:

Alc:11%

【ニトリワイナリー】

醸造免許取得年:2025年

主な醸造品種:ピノ・ノワール、シャルドネなど

栽培面積:3ha

 

【はこだてわいん】七飯シャルドネ スペシャルキュヴェ 2024

自社畑の手摘みされたシャルドネを使い、木樽熟成とシュールリーでつくられています。

リンゴや洋梨、ナッツやバターなどの香りもあります。

アフターには旨味と果実味、そして酸味と苦味もあります。

まだ樽香が強いのとシュールリーなので、旨味やコクが強く主張している感じがあるので、今すぐに飲むよりは、2、3年は置いた方が良いカモ🦆

【はこだてわいん】の自社畑のシャルドネは、まだ樹齢が若いので、木樽熟成とシュールリー製法でつくるよりも今はステンレスタンクで、スッキリしたワインにした方が今は良いのカモ🦆

樹齢が上がると、これからシャルドネも複雑味や果実味が出てくるだろうから、それから木樽熟成などに挑戦した方が良いのカモ🦆

北海道の品質と産地を証明する「GI北海道」認証を受けたワインになっています。

しかし、「GI北海道」認証を受けたからと言って、売り上げが良くなったりするのかなぁ?

道産ワインは、もっと他にアピールする方法が欲しい気がします。

生産者:株式会社はこだてわいん

産地:北海道七飯町

品種:シャルドネ

スタイル:

Alc:12%

【はこだてわいん】

醸造免許取得年:1973年

主な醸造品種:シャルドネ、バッカス、ソーヴィニョン・ブラン、ツヴァイゲルトレーベ、ドルンフェンダー

栽培面積:4ha(自社農園1,7haを含む)

 

【ドメーヌトワ】Chardonnay Petillant 2024

青リンゴや洋梨、グレープフルーツなどの柑橘の香り。

バターやナッツ、イースト香もあります。

アフターは酸味と旨味、そして塩味と果実味があります。

熟成期間(12か月)を経てから瓶詰め・瓶内二次発酵。

リリース直後のせいか、まだまとまりがないので、今すぐに飲むよりは、半年か1年ぐらい置いた方が良いカモ🦆

酸味もボディもあるので、2、3年ぐらい置いたら、もっとバランスが良くなるカモ🦆

今回のイベントで飲んだ時はリリース直後で、ワイナリーから会場に直接持って来たのか、ワインにダメージがあった状態でしたが、他の試飲会で飲んだ時は大丈夫でした。

今すぐ飲むなら購入してから1週間ぐらいは置いて落ち着いてから飲むのが良いのカモ🦆

【ドメーヌトワ】は価格も良心的だし、ハズレも少ないので北海道の新規ワイナリーの中でも、1番期待できるカモ🦆

生産者:ドメーヌトワ

産地:北海道鷹栖町

品種:シャルドネ

スタイル:白、微発泡

Alc:12.5%

【ドメーヌトワ】

醸造免許取得年:2024年

主な醸造品種:ゲヴェルツ、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノグリ、バッカス、ピノムニエ、ツヴァイゲルト

栽培面積:5ha

北海道と言えば、やはりピノ・ノワールは外せない!

【雪川醸造】スノーリバー ピノ・ノワール Hachi 2024

ラズベリーやカシス、キノコや土の香りなどもあって、なかなか良いです。

白ワインばかり出していたので【雪川醸造】と言えば、白ワインに特化したワイナリーだと思い込んでいましたが、赤ワインとしての初めての醸造がこのワイン。

初醸造がピノ・ノワールとは!

白ワインは良いのをリリースしているのは分かっていましたが、赤ワインも良いですねぇ。

バランスも良いし、程よいボリュームもあるし、オススメできるワインですねぇ。

北海道のピノ・ノワールの値段が大体5000円ぐらいになっている、このご時世に4000円以下で、ピノ・ノワールが購入できるのは良いですねぇ。

これからは【雪川醸造】の赤ワインも注目していこうと思います。

生産者:雪川醸造

産地:北海道東川町

品種:ピノ・ノワール(北海道石狩市八幡のぶどう畑)

スタイル:

Alc:12%

【雪川醸造】

醸造免許取得年:2021年

主な醸造品種:セイベル13053、ソーヴィニョン・ブラン、シャルドネ、ピノグリ、ツヴァイゲルト、ピノ・ノワール、ナイアガラ、キャンベルアーリーなど

栽培面積:2ha

 

【ハマダヴィンヤード】ピノ・ノワール 2024

キイチゴやラズベリー、レットチェリーやスミレなどの香り。

アフターは酸味と旨味、そしてミネラルと苦味があります。

今すぐに飲んでも良いが、1、2年くらい置いた方が良いカモ🦆

3、4年ぐらい置いた方が複雑味が出てくるカモ🦆

2021ビンテージの後、2022年・2023年と単一のヴィンテージとしてリリース出来なかったピノ・ノワール。

3年目から10年目の色々な年代のクローンの木を収穫し、中古樽で7ヶ月熟成したピノ・ノワール。

リリース直後の2024年の10月頃に飲んだ時は【ハマダヴィンヤード】としての個性をもっと出した方が良いのではないか?と思ったが、今回飲んだ時は全体的なバランスも良くなり、複雑味も出て来て、良いピノ・ノワールになって来ました。

【ハマダヴィンヤード】のワイン全般に言えますが、すぐ飲むよりも熟成したら良くなるワインが多いように思えます。

生産者:レ・ヴァン・ド・タプコリーヌ(ハマダヴィンヤード)

産地:北海道三笠市

品種:ピノ・ノワール

スタイル:

Alc:12%

【ハマダヴィンヤード】

醸造免許取得年:2021年

主な醸造品種:ピノ・ノワール、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、バッカス、アルモノワールなど

栽培面積:4.6ha

 

【農楽蔵】ノラ・ルージュ 2024※会場の写真は無し

第30回を迎える「北を拓く道産ワインの夕べ」ですが今回【農楽蔵】が初めての出品。

ワインだけの参加ですけどねぇ。

データによるとノラ・ルージュ 2024は、余市町の木村農園産のピノ・ノワールを使い、野性微生物発酵、無濾過、亜硫酸無添加。

コンクリートタンクで全房醸し発酵を行い、プレス後、樽にてマロ発酵および熟成を経て瓶詰め。

たまにしか飲めないノラ・ルージュですが、2024ビンテージは、赤紫蘇ジュースが入ってる?かと思うくらい赤紫蘇が強めでしたねぇ。

今まで飲んだノラ・ルージュとはだいぶ違っていたが、これからはこの路線で行くのかなぁ。

飲める機会も買う機会も、ほとんど無いワインなので、なんとも言えないですが、ヤフオクとかメルカリでは2万円〜4万円ほどします。

それほどの大人気だし、これで良いのでしょう。

ラベルは前の方が好きでした。

生産者:農楽蔵

産地:北海道北斗市

品種:ピノ・ノワール(北海道余市町、木村農園産)

スタイル:

Alc:14%

【農楽蔵】

醸造免許取得年:2012年

主な醸造品種:シャルドネなど

栽培面積:3ha

 

【千歳ワイナリー】北ワイン ピノ・ノワール 2024

やはり【千歳ワイナリー】のピノ・ノワールは安心感がありますねぇ。

木村農園産の樹齢およそ20~40年のピノノワールを使っているので、美味しいのは当たり前かも知れませんけど。

ピノ・ノワールだけじゃなく、ケルナーもですが、【千歳ワイナリー】は安定感があって、入手困難でもないので、いつでも飲めると思い、ワインショップなどでは、見かけても買わない場合が多いのですよねー。

いつ買えば良いのか!

飲みたい時に買えば良いのですけど。

レアなワインだと見つけたらすぐに購入してしまうのですよねー。

飲んでみて、別に買わなくても良かったかなぁ!と後悔したりすることも多いのですけど。

生産者:千歳ワイナリー

産地:北海道千歳市

品種:ピノ・ノワール

スタイル:

Alc:12.5%

【千歳ワイナリー】

醸造免許取得年:1988年

主な醸造品種:ピノ・ノワール、ケルナー、ハスカップ(主に甘味果実酒)

栽培面積:なし(北海道余市町の木村農園との契約栽培)

北海道のブドウ品種の今後

栽培している品種としては、シャルドネなどのワイン用ブドウ品種が増えているとはいえ、道産ワインの全体像を見るには、山幸、清舞などのヤマブドウ系品種のワインも本来ならば、もっと飲まないといけないのですけどねぇ。

このようなイベントでは時間の制約もあり、ヤマブドウのワインまではあまり飲めないのです。

機会があれば、飲みたいのですがねぇ。

1月2月と北海道はワインイベントが多く、集客にも苦労するようになって来ているようである。

参加すると楽しいのだが、積雪の影響で交通機関が止まったりする危険があるし、本州からわざわざくるのも大変だろうしなぁ。

1つ言えることは「これからも北海道はワイナリーが増えていくだろう!」なのである。

ワイナリーが増えているが、飲み手が増えていないのが問題だけど。

ワイナリーが増えても、ワインの品質が向上するかどうかは、別の話であるけどねぇ。

それでも、来年も参加したいと思えるイベントでした。

 

天候不順などもあり、居ないと思っていた【奥尻ワイナリー】の管川さん。

奥尻島から札幌に来るのは大変だったろうなぁ。

昔は多くのブドウ品種を栽培していましたが、今は品種を減らし、ピノグリ、メルロー、ツヴァイゲルトレーベをメインに栽培しているようです。

オススメはロゼワインなのですが、ワイナリー限定なので入手困難なのですよねぇ。

さすがにワインを買うためだけに、奥尻島まで行くのはハードルが高い!

【奥尻ワイナリー】

醸造免許取得年:2008年

主な醸造品種:ピノグリ、メルロー、ツヴァイゲルトレーベ、ピノ・ノワールなど

栽培面積:24ha(今は少し減らしているようです)