一言小言の -15ページ目

一言小言の

普通に日記です。他には映画、マンガ、雑学、音楽など自分がおもしろいと思う記事を掲載します。

一言小言の女教師・森口悠子の3歳の一人娘・愛美が、森口の勤務する中学校のプールで溺死体にて発見された。数ヵ月後、森口は終業式後のホームルームにて「私の娘はこの1年B組生徒二人に殺されたのです」と衝撃の告白をし、ある方法にてその二人の生徒に復讐する。そして4月、クラスはそのまま2年生に進級。犯人のひとりAはクラスのイジメの標的になっていた。そして、もうひとりの犯人Bは登校拒否し、自宅に引きこもっていた…。

2009年の本屋大賞を受賞した湊かなえの同名小説を、『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督が映画化。娘を殺されたシングルマザーの教師を、松たか子が鮮烈に演じている。中島監督は、これまでのポップな演出とは打って変わったリアリティあふれる映像を見せる。一見無邪気に見える13歳の中学生たち。彼らの中に潜む残酷な心の闇が巻き起こした事件が、女教師の告白をきっかけに拡散していく様子は、観る者の心を波立たせずにはおかないだろう。娘を殺された母を演じた松たか子、犯人Bの母を演じた木村佳乃、二人の母親を演じた女優たちも会心の演技。子どもと母親の関係性、現代の子どもたちの生き辛さを、痛いほどに生々しく描き出した問題作だ。

監督・脚本: 中島哲也
プロデューサー: 石田雄治、鈴木ゆたか、窪田義弘
原作: 湊かなえ
撮影: 阿藤正一、尾澤篤史
照明: 高倉進
美術: 桑島十和子
製作国: 2010年日本映画
上映時間: 106分
映倫指定: R15+
配給: 東宝
オフィシャルサイト
「(500)日のサマー」技ありの演出に俳優も健闘。「自分の消し方」が頼もしい

一言小言の若い男女が出会う。男は思いきり惚れっぽく、絶望的にロマンティックな性格だ。一方、女はきわめて現実的で、恋に恋する幻想などかけらも持っていない。それでもふたりは好意を抱き合う。化学変化も兆しはじめる。
となると、これはロマンティック・コメディの常道に見える。反発と屈折の数々にめげず、ふたりはたがいに惹かれ合い、最後にはハッピーエンドが待っている。え、本当に?
そんな疑問から出発するのが「(500)日のサマー」の面白さだ。いや、疑問ではなく確信である。なにしろ映画の冒頭には「ビッチ」の文字が鮮明に刻まれる。ここで笑った客は、すんなりと映画に乗り込めるのではないか。
男はトム(ジョセフ・ゴードン=レビット)という。女はサマー(ズーイー・デシャネル)だ。ふたりはグリーティング・カードの制作会社で働いている。トムはサマーに惚れる。そして、もちろん振られる。そこが(500)日という題名の由来だ。新人監督のマーク・ウェブは、「トムの記憶を通してのみ」サマーの姿を描く。しかも順序立ててではない。11日目の記憶のつぎは488日目の記憶。さらにそのあとは249日目。記憶のシャッフルにはなんの法則もない。
口でいうのはたやすいが、そんな脚本に応じて芝居をするのはけっこう大変だったはずだ。しかもこの映画は「甘い生活」や「アニー・ホール」と異なって、今風の若い男女が軽く戯れ、薄く交わるスタイルを取っているのだ。と考えると、「(500)日のサマー」には技能賞だけでなく敢闘賞も贈りたい気がしてくる。ロマンティック・コメディの掟をきれいにひねった脚本演出は当然技ありだが、若手俳優(とくにデシャネル)の「自分の消し方」には、思わず拍手を送りたくなった。

原題: (500) Days of Summer
監督: マーク・ウェブ
製作: ジェシカ・タッキン・スキー、マーク・ウォーターズ、メイソン・ノビック、スティーブン・J・ウルフ
脚本: スコット・ノイスタッター、マイケル・H・ウェバー
撮影: エリック・スティールバーグ
美術: ローラ・フォックス
編集: アラン・エドワード・ベル
音楽: マイケル・ダナ、ロブ・シモンセン
配給: 20世紀フォックス映画
オフィシャルサイト

解説
運命の恋を信じる男と信じない女が繰り広げる、ちょっぴりほろ苦くてユニークな恋愛コメディー。『セントアンナの奇跡』のジョセフ・ゴードン=レヴィットふんする男性の視点から、愛する人との異なる恋愛観に翻弄(ほんろう)される20代の男のリアルな姿をつづる。キュートな相手役には、『ハプニング』のゾーイ・デシャネル。初メガホンを取ったマーク・ウェブ監督はミュージック・ビデオ出身らしく、音楽から会話に至るまでセンスのいい演出が際立つ。

あらすじ
グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、新入りのサマー(ゾーイ・デシャネル)に一目ぼれしてしまう。ある日、好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった二人。そんな中トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くと…。

シネマトゥデイ

$一言小言の
原題: The Hangover
監督: トッド・フィリップス
製作: トッド・フィリップス、ダニエル・ゴールドバーグ
製作総指揮: トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、ウィリアム・フェイ、スコット・バドニック、クリス・ベンダー、J・C・スピンクス、ローレンス・シャー
原案: ジョン・ルーカス、スコット・ムーア
脚本: ジョン・ルーカス、スコット・ムーア、トッド・フィリップス、ジェレミー・ガレリック
美術: ビル・ブルゼルスキー
編集: デブラ・ニール=フィッシャー
音楽: クリストフ・ベック
製作国: 2009年アメリカ映画
上映時間: 100分
映倫指定: R15+
配給: ワーナー・ブラザース映画
オフィシャルサイト




ストーリー
結婚式を間近に控えたダグは、悪友2人と新婦の弟を連れ、独身最後の夜を満喫するためラスベガスへと向かう。翌日、酒やギャンブルでバカ騒ぎをした4人はひどい二日酔いで目覚め、前夜の記憶はすっぽりと抜けていた。さらにホテルの部屋にダグの姿はなく、代わりに1匹の虎と乳児がいた……。第67回ゴールデングローブ賞でコメディ・ミュージカル部門作品賞を受賞。主演はブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス。