サッカー4級審判講習会〈手話通訳付き〉 | 東日本ろう者サッカー協会公式サイト

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East Japan Deaf Football Association (EJDFA)

【報告】

サッカー4級審判新規認定講習会(手話通訳付き)
〈日時〉2018年5月13日(日)9:30〜16:40
〈場所〉台東リバーサイドスポーツセンター
〈主催〉台東区サッカー連盟

2015年度から継続して、サッカーD級指導者講習会を手話通訳付きで主催している台東区サッカー連盟。
今年度は、サッカー4級審判員、及びフットサル4級審判員の新規認定講習会に手話通訳をつけていただきました。
当協会としても、より多くのデフサッカー関係者に受講していただけるよう、各チームにお知らせをしてまいりました。

今回、講習会受講及びサッカー4級審判員認定された3名よりコメントを頂きました。
なお、来週20日(日)も同様に、フットサル4級審判新規認定講習会が手話通訳付きで実施されます。


■渡辺一
・東日本ろう者サッカー協会 会長
・Chiba Deaf Football Club アドバイザー

台東区サッカー連盟のご協力のもと、手話通訳付きサッカー4級審判新規認定講習会を受けてきました。
まず手話通訳があることにより、しっかりと講師のお話を理解することができ、講習を経て4級審判の資格を取得することができました。講習を通して、ジャッジの基準に基づき、しっかりと判断していくことを目指す、ジャッジをしっかりと明示するのが重要ということが学べました。

また、サッカーは選手のプレー判断のスポーツであるとよく言われますが、審判も同様に競技規則に基づき、判断を下していくことで試合が成り立っていくことに気付かされた、大変有意義な講習会だったと思います。
このような機会を設けていただいた台東区サッカー連盟のみなさま、ありがとうございました。

■大森泰輔
・東日本ろう者サッカー協会 副会長
・バルドラール浦安デフィオ スタッフ
・Chiba Deaf Football Club 部長
〈フットサル4級審判員〉

台東区サッカー連盟の協力を得て、手話通訳付きの審判講習会を受けました。
講習会には過去にも参加したことありましたが、講師の言ってる事が分からずルールブックを読むだけでした。
今回は手話通訳のお陰で、ルールブックに載ってない事まで把握できたのが良かったです。
台東区サッカー連盟をはじめ、手話通訳の皆様には、多忙の中ご協力頂き感謝申し上げます。

■中村千穂
・東日本ろう者サッカー協会 理事(広報部)
・サインフットボールしながわ アシスタントコーチ
・Chiba Deaf Football Club マネージャー
〈フットサル4級審判員〉
〈公認D級コーチ〉

私自身、2年前に受講したサッカー指導者D級に続いての手話通訳付き講習会でした。
キッズスクールコーチ及び日本ろう者サッカー協会のサポートスタッフに携わってからサッカールールを学びたいと思うようになったのをきっかけに、台東区サッカー連盟で主催できないか相談させて頂いたのが始まりでした。
直ぐに思いを汲み取ってくださり、以前から思案していた企画を実施に繋げ、待望の講習会を受講することができ大変嬉しく思います。

疑問を残したまま資格取得するより、テキストにはない実例も交えながらしっかり理解することで、審判員の存在意義、そしてサッカーの魅力が更に増してみえるようになります。それも手話通訳なしでは成し得なかったことです。サッカー用語が多用されることから、通訳士のサッカー知識が備わっている事も重要だと思います。

学びたいときに学べないことが壁にならないよう、各地域連盟でも情報保障に対応できるようになって欲しいと切に願っています。
台東区サッカー連盟をはじめ関係者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました!