東日本ろう者サッカー協会新会長就任のお知らせ | 東日本ろう者サッカー協会公式サイト

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East Japan Deaf Football Association (EJDFA)

2016年9月1日より、東日本ろう者サッカー協会の会長に着任した
渡辺一(わたなべ はじめ)と申します。

平素は、会員およびご支援いただいている皆様には、
当協会の活動に対しましてご理解、多大なるご支援を
いただいておりますことにつきまして厚く御礼申しあげます。

私とサッカーとのつながりは小学校二年生の時、地元のサッカー少年団が始まりでした。
耳が聞こえなくとも、無言でパス交換をしてお互いのことを知ることができる。
チームメートと勝利を目指してゴールを目指す、守る。
対戦相手とボールを通して得られるコミュニケーション。
そこには、障がいや言葉の壁を軽々と乗り越えられるものがありました。
サッカーは私の人生において、様々なものをもたらしてくれた存在でもあります。

そして21歳の時にろう者サッカー・フットサルと出会い、
同様の障がいを持つサッカー・フットサル仲間で
ボールを通した様々な取り組みを行っている
東日本ろう者サッカー協会を知り、
様々な協会の活動に携わってきました。

気づけば私がサッカーと出会ってから30年近くの年月が過ぎ、
もうボールを蹴ることは少なくなりましたが
ろう者サッカー・フットサルをより発展させたいという思いは
より強くなってきている中で会長就任のお話をいただき、
会長着任の運びとなりました。

着任にあたり、特に大事にしていきたいと考えているものがあります。
上部団体である一般社団法人 日本ろう者サッカー協会の
キャッチコピーにもありますが、「つなぐ CONNECT」。
「つながり」はコミュニケーションにおいて
重要な役割を果たします。
聴覚障がい者はその障がいの特性上、
音声によるつながりを持つことが困難です。

だからこそ、ろう者サッカー・フットサルに携わる選手、チーム、スタッフ、
ご支援いただいている方、ろう者サッカー・フットサルに携わりたい方など
様々な方をつなげる役割を当協会は推進していきたいと考えています。
当協会では、デフリーグ、デフワンデーカップ、ろう児サッカー教室、
サッカー国際交流キャンプ、東日本選抜活動などを通して
様々な方とのつながりを作り出してきました。

その「つながり」をより深めていくために、
ろう者サッカー・フットサルの認知度向上活動、
ろう児サッカー教室の拡大、東日本選抜の強化など
協会役員・理事一同、一丸となり、
様々なミッションに真摯に取り組んでまいります。
皆様のご理解とお力添えを何とぞよろしくお願い申し上げます。

2016.9.1
東日本ろう者サッカー協会
会長 渡辺 一