「朗読って、ほんっとうに難しいのよ〜!」
チャーミングな屈託のない笑顔で
おっしゃるのは、
NHKアナウンス室長をなさっていた
山根基世さん。
東日本大震災後、2014年から始まった
「ことばの力を楽しむ会」
音楽と朗読でこころをつなぐ
素晴らしい空間でした。
早朝からの仕事🎤を終え、
昨年末から楽しみにしていた
13回目の今回のゲストは
紺野美沙子さん。
「お客様と通い合えるリアルな朗読の場」を
50歳になる時に軸足としてゆこうと決めて、
活動を続けていらっしゃるそうです。
読まれた本は
中学生の教科書に載っていた
「緑色の記憶」という
あさのあつこさんの作品でした。
演じすぎず声を作り過ぎず、
けれども芯のある声で優しい朗読。
山根基世さんの最後の朗読にも
やはり深く感じ入りました。
ラストを飾る2冊目の作品は
「屋根の上のサワン」
井伏鱒二です。
聴いている人に場面を描かせるだけの
余地を残した表現。
粛々と読まれているようで
登場人物の想いを想像し共感させる。
「音声表現」の先にある
読み手、伝え手の成熟された味わい深さ。
そこに、
ピアノ、チェロ、バイオリンの演奏で
すうっと物語に入り込みます。
お馴染みの進行役も務める
元TBSアナウンサーの進藤晶子さんと
ゲストとのトークも
(ギャップがあって)抜群でした!
楽しみながら、学べた時間!!でした。
私も普段、プロとして台本と向き合っているけれど、
何か、
朗読を通じて
お役に立てることがやりたい!!
と気持ちを新たにしています😊