先日の記事で助成金の事について書きました。
その際に事業計画というのを作らないといけません。
大抵の場合、ここで行き詰まる方が多いです。
助成金に関わらず、銀行融資借入の際にも、事業計画は必要です。で、私の個人的な考えですが、助成金・融資を申し込む申し込まないにかかわらず、事業計画は毎年作るべきだと思っています。
言ってみれば事業計画というのは、その会社の今期の目標ですので、目標がはっきりしていないと動きづらいですよね。
だから、会社が今期動いていくための目標設定のためにも事業計画は毎年作って、今年はこういう方針で行くんだと従業員さんに伝えて、この目標で行くから、売り上げの予算は毎月いくらを目標に頑張ってくださいと従業員さんに伝えれば、動く人も動きやすいです。
で、少しでも事業計画の作り方の参考になればと思いましてこのブログで数回にわたり簡単ですが講座をしたいと思います。
ここでいう事業計画とは数値計画ですね。
事業内容だとか、事業方針とかは、人によって違いますから、私がこの講座で講義することはしません。
私が複数の会社様において経営者の方から事業方針や事業内容を聞いて、それを数値に落としてという作業のところを中心にお話を進めていきます。
では、前提ですが
「当社は、今期H25年10月~26年9月の事業方針として、既存の事業に加えて、新たにA商品の販売を展開していく」
という事業方針であったとしましょう。
この方針を元にまず何を考えないといけないかというと、まず決めないといけないのは新規事業のスケジュールです。
下記の図を参照してください。
ざっくりですが、A商品の販売の新規事業についてスケジュールを書き込みました。
まず、
①この商品をいつから売り出していくのか
②この事業をやるにあたり、どういう新体制で臨むのか・・・ここでは、人を一人増やす。という事にしています。
③新規事業のために必要な設備の投資はあるのか・・・ここでは、新店舗を一つ新たに借りるという事にしています。
④新商品をいきなり持ってきてもすぐ売れるわけではありません。周りに認知していただく必要があります。そのためには広告宣伝や販促活動は必須ですので、その宣伝活動などはどうやってやっていくのか・・・ここでは、商品を売りだす一か月前から雑誌などの媒体を使用し、広告宣伝を行っていくという事にしています。
⑤新商品を売るにあたり、ほかに必要となる経費は無いか?・・・ここでは、あらたに発送費が増えるという前提にしています。
大きく、考えないといけないのはこういうところでしょうか。
あと、ここのスケジュールで考えるのは主に販間費の事を中心に考えてください。
売上、仕入(売上と原価)については、販売計画で別途細かく練ってください。
販間費について言いますと、これは、会計的のテクニカルな話になってきますが、経費というのは大きく分けると2つに分かれます。「固定費」と「変動費」です。
売上が増加しても経費が変わらず一定であるものが「固定費」、売り上げが変わればそれに応じて変わっていくものが「変動費」です。
スケジュールを決めて、どういうような経費が新たに出ていくのか・・・というのを見極めたうえでこれを数値に落としていきます。
また、スケジュールを決めるときには、上の図のように、細かい設定をしておくようにしましょう。
人件費・・・月25万の給料の人を一人増やす。とか
家賃・・・・・月30万の家賃のテナントを一つ増やすとか
これで、どういう内容で、どれくらいの金額が増えていくのか決めていくわけです。
このスケジュールで直接的に増えていくと表されているのは
①人件費・・・250,000
②家賃・・・・・300,000
③広告費・・・500,000
④発送料(発送料は送った物の数量などで変わりますので言ってみれば変動費の性質を含んでいます。売上の10%とか15%とかそういう感じで決めるのが良いでしょう)
4つの経費がスケジュールで示されている増える経費です。
ですが、これ以外にも増えていく経費はありますね。
例えば、店舗を一店舗増やしたのであれば、水道光熱費が増えます。そこに電話など置いたら通信費が増えます。そこで事務作業なんかやれば事務用品費などが増える。
こういうことも考えられますね。
でも、これらの数値はすごく予測が不可能です。また、そんなに大きな金額ではありません。
ですので、大体でいいです。
水道光熱費は月2万増価
通信費は月2万増価
事務用品費は月3万増価
こんな感じでざっくりでいいですので決めてしまいましょう。
これで、増えていく経費を大体決めましたら、次は売上と仕入の販売計画を作っていきます。
販売計画の作り方はまた次回になります。
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