坂本英三『BEST REGARDS 2024』
収録曲1曲ずつ紹介していきます。
1-Sunkist Man
コロナ禍に思うようにライブが出来ない時代
「動くか止まるか?」的な選択を迫られ
こんな時こそ動くしかないだろう。
そんな想いで作った曲。
あの時の決意と行動が今の自分の支え。
『太陽とコラボの日時計が俺の時間、時代、未来』
というフレーズが好き。
2-Sweet Romancer
ライブのリハーサルで必ず弾く曲。
1コーラス歌って歌声がSweetならば
その日のアコースティックは
思う存分自分の声を楽しめる。
歌詞も歌声もギターのタッチもSweetを極めてみた。
間奏のソロはアコギで弾いてみました。
シンセは70年代後半の洋楽テイスト。
3-刀槍 tousou
ライブではアコギで情熱的にストローク。
アルバムではクラビなど加え
リズムを前面に打ち出し
エレキギターならではのアプローチを楽しんでいます。
大久保さんのベースがブイブイ唸ってます。
間奏では短いシャウトにエフェクトかけて効果音的に使ってます。
4-Living Dead Lovers
Sweet Miracle時代の曲
歌詞は女性目線。
ギターソロは
ピッキングを限界まで少なくして
滑らかに歌のリズムで弾いています。
シンセストリングスアレンジが映画音楽的で好き。
『絆と呪縛と憐れみ それを愛と呼ぶならLiving Dead Lovers』
というフレーズが好き。
5-Shout! Smile! Shine!
ライブではアコギのストロークに燃える曲。
アルバムでは
バンドサウンドにアレンジされて
歌もギターも遊びまくっている曲。
ビートはメタルですが
清涼感と疾走感を目指しました。
メタルなギター、
キレキレのアコースティック
私のギター趣味全開です。
6-赤い山脈
50代中頃メンタル的にキツかった頃も
そんな時にこそしか作れないものがある。
と楽曲制作の歩みは止めなかった。
『歩みを止めなければどこかに辿り着けるだろう』
というフレーズがライブで歌う時私に力を与えてくれる。
ギターソロは激→静の流れが好き
7-君だけのディスクジョッキー
シティポップ風に挑戦
日大の音楽サークルの先輩達のプレイを思い出し
イメージして作りました。
同じサークルだった大久保さんのベースが
学生時代に戻してくれます。
『クスクス』『胸キュン』
というワードを入れて甘酸っぱさを追求してみました。
8-珈琲
70年代後半ニューミュージックが出てきて
歌謡曲の演奏もロックっぽくなり好きでした。
中学3年生の頃、
曲を作り始めた時に目指していた音楽のスタイル。
自分のルーツに最も近く今も好きです。
ギターソロのシンプルな分数コード進行が好き。
ベースを弾いてみました
ライブの定番
9-Night Fire
50代に突入する前
『シンプルなロックが歌えるようになりたい』
と作った曲。
歌詞は50代に向けて。
自分の中にない歌唱スタイルの曲なので
曲に寄せ過ぎることなく
その歳、その歳でリアルにカッコよく歌えるように
これからも歌い続けていきたい曲。
ギターソロを弾きました。
10-茜色
気がつけば20年以上歌い続けている曲
3rd『メタルハンサムマン』に収録
作った時は「アルバムの中の1曲」
という位置付けでしたが
歌詞に共感してくれる方が多く
沢山の方の想いを背負っている曲なので
大切に歌い続けていきたいです。
ギターソロを弾き直しました。
11-Crazy World
声帯の手術後、声が出ないなら。と
作詞作曲やギターに没頭しました。
苦しい時は不思議と曲が沢山作れます。
「曲を作りたい」
という気持ちが消えない限り
自分の音楽人生は終わらない。
と実感。
12-曖昧存在
60代を迎える前に残しておきたかった曲。
キャリアが長くなると
「ぶっちゃけ話」的な感じで
過去に頑張って来たことを少し茶化したりする傾向があるけど
『もう少し足掻くのさゴールはここじゃない』
この気持ちで行けるところまで突き進む。
そんな決意を歌詞にしました。