パニック発作・PMS・PMDD・悪夢と血糖値の関係 | 札幌 分子栄養学で慢性不調改善 Satoko

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このブログでは慢性的なココロとカラダの不調を改善に導く栄養素、食べ方、考え方、習慣などをお伝えしていきます。

こんにちは、分子栄養学でメンタル改善Satokoです。

みなさん血糖値がメンタルの状態に大きな影響を与えているって知っていましたか?

今日はメンタル疾患やメンタル不調と血糖値の関係についてお話します。
まずは低血糖になると起こる精神症状と身体症状をお伝えします。

低血糖でおこる精神症状
・攻撃的になる
・感情の抑制が効かなくなる
・キレて止まらない
・不眠
・悪夢
・不安感

低血糖における身体症状
・動悸
・冷や汗
・手指の震え
・顔面蒼白
・意識消失
・異常行動
・昏睡
・痙攣

意外なものもあったかもしれません。
パニック発作やPMSで起きる症状によく似ていると思いませんか?

なぜこのような症状が出るかというと
血糖を上げる際にアドレナリンやノルアドレナリンというホルモンが分泌されるからです。

低血糖やストレスなどでアドレナリンやノルアドレナリンの濃度が高くなると、脳内では大脳辺縁系が興奮し、人格を司る前頭葉が麻痺するため、感情興奮に抑制が効かなくなり、キレる症状をおこすことがあります。

特にノルアドレナリンは、恐怖感、自殺観念、強迫観念、不安感といった否定的な感情を刺激します。

夜間に低血糖になると悪夢をみたり歯ぎしりをするのもこれらのホルモンの影響です。

低血糖時などノルアドレナリンが急激に分泌されると、前頭葉が麻痺し理性的判断が困難となり、大脳からの抑制が効かない状態となります。
いわゆる「キレる」症状です。

パニック障害は、大脳からノルアドレナリンの分泌過剰が起こり発症する病気ですが、低血糖症でもノルアドレナリンが過剰に分泌されると似たような症状を起こします。

ではどのような生活習慣をしていると低血糖が起こりやすいのでしょうか?
・欠食する(特に朝)
・基礎代謝を下回るカロリー制限ダイエット
・一日一食
・欠食とどか食いの繰り返し
・ジュース、エナジードリンク、カフェオレ、乳酸菌飲料、スポーツドリンク、栄養ドリンク、野菜ジュースなど甘い飲み物をよく飲む
・スイーツ、お菓子をよく食べる
・糖質制限
・ファスティング
・断食
・過食(特に糖質・脂質)
・ご飯、麺など炭水化物のみの食事
・コーヒー多飲
・アルコール多飲

低血糖症状を起こしやすい方には特徴があります
・ダイエットをしている
・胃腸が弱い
・少食
・貧血
・アレルギー体質
・糖尿病家系
・ストレスが多い
・いつも緊張している
・副腎疲労

今日の投稿で思い当たることがある方がいらっしゃったら、できるところから生活習慣を変えられるとつらい症状が緩和することもあるかもしれません。

今後どのような食事、生活習慣をすればメンタルの改善につながるのかという投稿もしていこうと思っています。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。