こんにちは
管理栄養士の武藤です。
最近、地震がまた頻発していますね。
東日本大震災では、栄養士は希望者数の半数しか派遣されませんでした。(日本栄養士会)
私の勤務する病院でも、求められたのは医師・看護師・薬剤師などであり、栄養士が求められることはありませんでした。
食は大切とはいっても、震災時は食べられるだけよかった、というのが現状です。
しかし、1週間を超えてくると食は命を脅かしてきます。
糖尿病・高血圧・腎臓病など、病気を持っている方は震災時に正確な知識があるか、ないかで命を繋げられるポイントになると思います。
震災時は薬も滞ってしまいます。薬に頼りすぎて、食生活で努力していない人は要注意です。
まずは、専門医のいる病院で栄養指導を受けましょう。それも数回続けて受けるのが効果的。
自分一人で食生活改善をやっていけるように、最初はサポートしてもらいましょう。そして、自信がついたら3ヶ月に1回というふうに、定期的に自分の勘違いや世間の偏った知識を訂正してもらえれば、理想的です。
自分の体は、自分で守れるように。
現状では、栄養指導は病院側にとってそれ程大きな利益にはならないので、積極的に栄養指導を行う病院はそんなにありません。
患者さんから、どんどん声を出して、サポートして欲しい、と要望する事が必要不可欠です。