予測ができること=栄養とリハビリ編= | リハビリ茶屋

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理学療法士/抗加齢指導士のエイジング情報

こんばんは。


本日は、栄養とリハビリ分野における「予測」について書いてみます。


前回、水球に関する予測することから、どのような「仕事」においても必要な能力ではないカナと、思うがままに記載させていただきました。(⇒平成25年10月13日記事





リハビリテーション分野における「予測」とは、、、


対象者の身体能力や生活背景、障害像を加味した機能回復・潜在能力の予後予測と、身体活動再構築の専門職として生活力をあらゆる角度から多職種の中で考察して関わる能力のことだと思っています。


そのあたりが接骨院での整復手技や整体的な捉え方とは根本的に異なるところですか。

また最近は、介護ビジネスプランや医療の垣根を超えた考え方などという視点を表現したり、学会発表経験、プレゼン力を高めることに価値を見出す療法士が散見するのですが、(否定はしませんが)それでは元来の理学療法の専門職としての存在とはズレが生じているんではないかと、個人的には感じます。





栄養に関する「予測できること」については、

分子栄養学なりリハビリ栄養なりを耳にするのですが、中身は世間のコンセンサス(一致する意見・賛同)いわゆる定義付けに邁進する風潮が強い気がいたします。

そもそも、口にする食材の生産地、生産時の気候、土壌・水質・気汚染などの風土、時期、生産者の愛情、流通経路と時間、加工過程とその手段、経費の回し方、添加物とそれが認可される法制度、さらには食品関連の認定制度・規制や制限が決定される社会と国会の仕組み・権力・人的要因のしがらみ?、、、など??

なにが言いたいのか分からなくなるくらい、いろいろなモノが絡んでくるので、「栄養の良いもの」の裏に潜んでいる要因を捉えていくことは、多岐にわたる情報収集と的確なジャッジが必要ですね…。


ハッキリ言えることは、

栄養エイヨウとブームの波に乗ってカロリーコントロールや定義の策定、リハビリ運動量と栄養補充の計算を行なっても、(無駄ではないとは私も当然思いますが)、生活においてはハッキリ言って意味がないのだと悲しくなる現状です。


病院では定義付は有効かも知れませんが、そうなると栄養×リハビリは「医療」というエリアに限定されるものとなるのでしょうか?「在宅医療」や生活レベルで、それに挑みたいものです。





所詮、予測は、あくまでも自らのフィルターの中での判断に過ぎないですし、自らの範疇を超えた予測をできるように心掛けて訓練しておくことは正直、大変。

常に課題に対するプレッシャーに晒されながら自らのジャッジを再評価していくことにもなります。



今回のテーマ「栄養」情報と「リハビリ」情報の最先端を収集しておくことは、今後の日本社会のあらゆる分野に応用が利く気がします。


でも、多岐にわたる情報をひたすら分別したり保持したりしておくことは情報や範疇が広すぎてこれでは過剰ストレスになってビタミンCの消費が多くなってしまいます。。。苦笑





唯一、断言できる栄養に関する予測は、今後抗酸化という概念はもっともっと必要だとおもっています。




終わり。






Masa