予測的姿勢制御 | リハビリ茶屋

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理学療法士/抗加齢指導士のエイジング情報

ヒトは痛みや不快な体験をすると、その姿勢や行動を避けようとしますね。

わざわざイヤな思いをしたくないし。




ヒトには予測的姿勢制御(APAs)という反応があります。

肩や指を動かそうとするときに、体幹や肩甲骨の筋肉がそれらの動きを安定的に保証するために、反射的に先に働く反応です。

『Does anticipation of back pain predispose to back trouble?』 (PDFファイル)



この研究によると、

痛みがある時にはその反応が遅れるというだけでなく、

痛みがないときでも、その体験があると姿勢反射は遅れるようです。





ということは、

組織的には治癒している状態でも、反応が遅れると。

何だか損をしている気分です。



どうやってその不必要な反応を修正(姿勢学習を更新)していくか。

セラピストの腕の見せどころでしょうか。




うーん、磨かねば。です。




Masa