ミトコンドリアを増やす | リハビリ茶屋

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理学療法士/抗加齢指導士のエイジング情報

栄養素とか代謝作用、認知過程・神経科学と運動の関連とか、はたまたスピリチュアルなことまで好きな私ですが、



あくまでも理学療法士ですので、筋・骨格の知識をもっと向上させないといけないと思っています。






そんなこんなで今日は、アンチエイジング分野でも注目されている筋肉に多く含まれる「ミトコンドリア」について


ザックリとまとめてみました。



結論から言うと、



「ミトコンドリアを増やしてるんだ!」と思いながら運動したら、



細胞レベルの感覚を研ぎ澄ましている感があって「なんか理知的!」と、



少し頭が良くなった気がするー。と思えるかなぁと・・・。









さて、ミトコンドリア は、



車で言うとエンジンの様なもの。酸素を消費して、人間の体のエネルギーを作るところです。



要するに、効率のよいミトコンドリアを備え持っていると、新陳代謝が良い、要するに見た目は同じでも太らないどころか、頭も体もいつも元気になれます。



患者さんで時々「スーパーおじいちゃん・おばあちゃん」と呼ばれる骨折で入院されていてもとても明るく元気な方に出会いますが、



こういう方の細胞をチェックしたらミトコンドリアが多いのかもしれません。










そんなミトコンドリア、



①年齢に関係なく増える



らしいです。







②小食(週2回くらいのプチ断食:カロリーを普段より30%くらい抑える)にすると増える


③空腹時(飢餓状態になる)に増える




ミトホルミーシス仮説(hormesis:有害な生理作用のあるものでも微量だと体内抗体が活性するため良い生理作用を起こすこと)で、プチ飢餓状態で体内を浄化(デトックス効果)させるであろうという仮説です。







④姿勢筋(赤筋)を鍛えると増える




ミトコンドリアは酸素を使う細胞なので、姿勢筋を始め、ゆっくりした泳ぎやマラソンなど長時間運動に使われる赤筋といわれる筋肉を増やすのが効果的と思います。




これは普段の背筋が伸びることで全身の筋肉が効率よく働いて、日常生活の作業・動作で十分なトレーニング効果が得られることになるからと予測しています。




Mets(身体活動と強度)表 参照◆







また、さらにちょいキツめの筋負荷だと筋肉内に虚血が生じて(絶食時も)、AMPK活性→SIRT1活性→PCG-1の脱アセチル化という過程を経てミトコンドリアの数を増やそうとしてくれるようです。



PubMedより⇒ Interdependence of AMPK and SIRT1 for metabolic adaptation to fasting and exercise in skeletal muscle.


















…だんだん難しくなってきたので、この辺で…。








Masa