栄養素を補う際は、「クルードなプレカーサー」が基本中の基本。

もちろん、それも大事なんですが…。


もう一つ見落とされがちなポイントが。☝️



それはただ「補う」のではなく

「客観的な栄養状態の評価に基づいて、補う」


ということ。


この客観的な栄養状態の評価というのは


詳細な血液検査


をして、初めてできること。

⬇⬇






ここをすっ飛ばして、例えば「癌患者さんには、たんぱく質が不足しがち」といったネット情報があると


「そっかー、わたしもたんぱく質が不足しているかも?」


「それなら良さげなプロテイン、ネットで見つけたから、補ってみよう」と


当てずっぽう、自己流でやってしまう。。。


ありがちですが、これって本当に危険だと思いますよ。注意


だって、その人にどれぐらいの「消化吸収能力」があるかもわからないのに、当てずっぽうで、質もよくわからないプロテインを入れ続けてるんですよ。


大丈夫ですか?


プロテインってごくごく飲めて「たんぱく質が簡単にとれるドリンク」ぐらいに思われがちですが、実はアミノ酸に分解される前の、まだまだ分子が大きい状態。
つまり、胃の中では、お肉やお魚などを消化するのと変わらないのですよ。



そんなプロテインを自己流の量と回数で入れ続ける…。しかも「質」…。驚き


アミノ酸まで消化しきれなかったたんぱく質は、どうなるでしょう?


未消化のまま「腸」に流れ込んで、「腸内環境が悪くなる」ぐらいでは済まされなくて、様々な問題を引き起こします。




詳しくはこちら










こうなってしまっては元も子もないので、わたしたちの分子栄養学で栄養療法を始める際には、必ず「栄養状態を見る血液検査(69項目)」に追加で「消化力をみる検査(血液検査)」を受けていただいています。



☑️   胃酸、消化酵素の分泌量

        (たんぱく質をバラバラにするハサミの切れ味✂️)


☑️ 胃粘膜の炎症の程度


☑️ 胃粘膜の萎縮の程度


☑️ ピロリ菌感染の有無



まずはその方の栄養状態、消化吸収能力を客観的に評価。



そして、この評価に応じて、栄養アプローチは変わっていくのです。



例えば、胃酸の分泌不足などで消化力が低いと判断された場合は、プロテインの量を減らして、より消化しやすいペプチド加工のものやアミノ酸などで、調整しながら様子を見ていきます。


また栄養の消化吸収を大きく妨げてしまうピロリ菌がいるとなれば、栄養療法以前に除菌が必須。でも抗生物質による除菌は消化管に大きな負担がかかるので、粘膜強化+プレプロバイオティクスの栄養アプローチを行いながら、慎重に行っていきます。


もちろん、医療と連携しながら進めていきます。


ちなみに…、同じ血液検査でも、保険診療の限られた血液検査結果では、ほんの一部の情報しか見えていないので、正しく評価するなんて無理ですよ…。










そういった大事なプロセスをすっ飛ばして、当てずっぽうで分子の大きいプロテインをガンガン入れ続ける・・・それはもはや体への虐待行為。無気力無気力


そのうち胃腸が悲鳴を上げて、あちこちに不具合が…。肝機能や腎機能にも影響出ますよ。


自分の体のために、とやっているにもかかわらず、これほど本末転倒なことはありません…。ネガティブ






・・・ちょっと古かったですね。ニヤニヤ



でもね、何が良くないかって、こうなってしまうと、大事な癌治療もとどこおってしまうんですよ。



一度こじらせてしまった胃腸や肝機能、腎機能を元に戻すのにも、相当な時間と労力を要しますから。癌治療中にそんな回り道をしている余裕はないですよね。


最悪の場合、腸閉塞などから寝たきりになってしまい、癌治療どころではなくなってしまう…。



やっぱりそこは、栄養の専門家の力を借りるのが、結局のところ「一番の近道」です。


もちろん癌治療の主治医に診てもらうのは大事ですが、癌治療の専門家であって、栄養の専門家ではないので…。









というわけで、プロテインに限らず「◯◯が足りてないかも?」「□□を補ったほうがいいのかな?」と思ったら、まずは


☑ 詳細な血液検査をして、分子栄養学の専門医や管理栄養士による栄養状態の客観的な評価を受ける。


そして


☑ 医療と連携しながら、「質が保証されているもの」で補っていく。



これらが抜け落ちてしまっている


「自己流・なんちゃって栄養療法」


が、巷にはあふれていますので、「決して本末転倒にはならないように」お気をつけくださいね。にっこり







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乳がんステージ4

わたしの乳がん治療


・2021年10月   右乳癌ステージ2B

腫瘍径 1.8cm ER100% PR100% Her2(-) Ki67 30% 核異形度3 ルミナルB 腋窩リンパ節転移 2ヵ所

・2021年12月   放射線治療

・2022年  1月   ホルモン療法開始

・2022年  6月   PET 乳腺、腋窩リンパの腫瘍は消失も肝臓2ヶ所、肺、肋骨に転移が判明→乳癌ステージ4

・2022年  8月   免疫療法開始

・2022年  2月   PET 肝臓2ヶ所は縮小

・2022年  3月   肋骨のみ放射線治療

・2022年  3月   肺、肋骨に追加の免疫処置
・2023年  9月   PET 肝臓、肋骨は消失、肺は縮小も第5腰椎に新たな骨転移
・2023年 11月  第5腰椎骨転移にラジオ波治療
・2023年 12月  免疫療法にて再発予防の処置開始


栄養療法に支えられ、元気に乳がん闘病中 ニコニコ


 


乳がん転移予防、乳がん再発予防ために

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