前の記事でもふれましたが、
通常の血液検査では指摘されない「栄養欠損のサイン」こんなところにもあります。
中性脂肪とならんで悪者扱いの
コレステロール。
これも、高いと動脈硬化のリスク…とかいろいろ言われていますが、ではコレステロールも低ければ問題ないのでしょうか?
低ければ低いほど良いのでしょうか?🤔
例えばこの数値
総コレステロール 125 mg/dL
(一般的な基準値: 120~219mg/dL)
LDLコレステロール 68 mg/dL
(一般的な基準値 : 65~139mg/dL)
高くないので「問題ありません」と病院で指摘されることは一切ありませんね。
ところが分子栄養学的に見ていくと…
残念ながら「あー、栄養状態あんまり良くないな」という印象です。
「コレステロール=脂質のかたまり」と思われがちなのですが、実際にはコレステロールって脂質とたんぱく質を元に肝臓で合成されます。
なので、肝機能が低下していたり、大元の材料であるたんぱく質が不足すると、コレステロールをうまく合成することがままならなくなり、数値はおのずと下がってしまうのです。
コレステロールはたんぱく質の不足を見る指標でもあるんですね。
特に「LDLコレステロール」は「悪玉コレステロール」と言われてもっぱら悪者扱いですが、本来LDLコレステロールは私たちの生命活動には欠かせない
▶ ホルモン
▶ 細胞膜
▶ 胆汁酸
▶ ビタミンD
などの材料となる重要な物質。
その大事な材料が不足していると、その結果いろんなところに不具合が出始めるのです。
「低いから問題なし」とする保険診療には、こういった視点は一切ないんですよね。
ちなみに悪玉、善玉コレステロールという言い方がありますが、良いも悪いもなく同じコレステロールです。
肝臓から各組織に送り出されるのが、LDLコレステロール。
一方、各組織から肝臓に戻ってくるのが、HDLコレステロール。
各組織から肝臓に戻ってくる時、血管壁に残ったLDLコレステロールをきれいにお掃除して回収しながら戻ってくるので、HDLは善玉、LDLは悪玉と言われますね。
でも、どちらも同じコレステロールで、悪いのは決してLDLコレステロールそのものではないんです。
問題なのは、回収し損なって酸化してしまった
「酸化LDLコレステロール」
なのですね。
(この酸化LDLコレステロールがどの程度あるかは、一般的な血液検査ではわかりませんが、KYBの血液検査で測ることができます。)
ということで。。。
この総コレステロール、LDLコレステロール、たった2つとっても、その方の栄養状態というのが浮かび上がってきます。
もちろん、これだけでは判断できないので、分子栄養学的な解析で他の項目も考慮に入れながら
「ひもといていく」んですけどね。
「病院で指摘されなかったから大丈夫」と安心していたら、栄養欠損にどんどん拍車がかかり、気づいた時には栄養状態ボロボロで…
とそんな悠長に回り道をしている時間は癌治療中にはありませんよね。🥲
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・2021年10月 右乳癌ステージ2B
腫瘍径 1.8cm ER100% PR100% Her2(-) Ki67 30% 核異形度3 ルミナルB 腋窩リンパ節転移 2ヵ所
・2021年12月 放射線治療
・2022年 1月 ホルモン療法開始
・2022年 6月 PET 乳腺、腋窩リンパの腫瘍は消失も肝臓2ヶ所、肺、肋骨に転移が判明→乳癌ステージ4
・2022年 8月 免疫療法開始
・2022年 2月 PET 肝臓2ヶ所は縮小
・2022年 3月 肋骨のみ放射線治療
・2022年 3月 肺、肋骨に追加の免疫処置
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