「癌は遠隔転移をした時点で、全身に癌細胞が回ってしまっている。


そのため、根治は難しく、その治療というのは、進行を抑えることを目的とした抗がん剤などの全身療法」


という考えが一般的ですよね。。






しかし「遠隔転移した癌」と一口に言っても、病態は様々です。


全身に広がる転移の場合もあれば、比較的少数でとどまっている転移の場合もあります。


この比較的少数でとどまっている転移、これらは


オリゴメタスタシス
(オリゴ転移)


と最近では区別して言われるようになってきてますよね。


遠隔転移が5箇所パー 以内でしたかね?


わたしもこのオリゴメタにギリ入るのか?その判断にはいろいろと基準があるみたいですが…。



とにかく


「癌は遠隔転移があった時点で、もう全身に癌細胞が回ってしまっているので、たとえ少数であっても転移箇所の局所治療というのは意味がない。やることは1つ、薬物治療のみ。」


ということが、乳がんに限らずすべての癌治療でずっと言われ続けてきたわけですが、同じ遠隔転移でもこの「オリゴメタ」である場合は、その治療に対する考え方が少し変わってきているようですね。



このオリゴメタの場合だと、積極的に転移箇所を局所治療して行った方が、予後が改善するのではないか


という研究が多く出てきているようです。

 






2022年6月、肝臓2箇所、肺1箇所、肋骨2箇所に乳がん転移が見つかったわたし。


当時お世話になっていた総合病院の放射線科や乳腺外科の先生からは、治療方針として


「耐性がついて効かなくなるまで抗がん剤、効かなくなったらまた別の抗がん剤を…、という治療を続けていきます」


と、そんな感じのことを言われました。


もう抗がん剤をやり倒して、使える薬がなくなったら緩和ケアへ、という道しかないのか。。。悲しいと愕然としましたよね。


そんな方、多いんじゃないでしょうか?


しかし、最近のこの「オリゴメタの治療に対する考え方」によると

(全身治療としての抗がん剤をするかしないか、そこはまた判断が分かれるところではありますが…)


これまで遠隔転移が一つでもあればあまり意味がないと言われてきた放射線やラジオ波などを用いて、積極的に転移巣を潰しにかかった方が、予後が改善される可能性がある


とのこと

 




これまでは、転移巣に対する放射線治療というと骨などの痛みを和らげる緩和的なものに限られていたかと思いますし、ラジオ波治療も転移があれば局所治療はあまり意味がないと言われることも多かったと思います。


しかし、同じ遠隔転移でもこのオリゴメタの場合に限っては、もっと積極的に局所治療をしていってもいいのではないか、その方が予後の改善が見込めるのではないか、という流れが出てきているということですね。


それならば、オリゴメタの条件にあてはまる場合は、漫然と抗がん剤を繰り返すだけの治療ではなく、放射線やラジオ波などで積極的に局所治療を併用していく、というのも選択肢としてあってもいいのかなあと…。


もちろん、放射線治療は副作用もあるし、ラジオ波治療は適応があるかどうか、その辺りも十分考慮した上で、になりますが。








その後、治療方針に納得がいかず、悩みに悩んで転院を決め、2022年8月から始めた免疫療法。



ここでは、ステージ4の癌患者さんが多いのですが、いわゆる全身治療にあたるメインの免疫治療を行いつつ、それが奏効しある程度腫瘍が縮小してきた段階で、放射線治療、ラジオ波治療等、まさにこの「局所治療」を積極的に併用して、転移巣を潰しにかかっています。


これは、免疫療法の先生の治療方針で、数や場所などオリゴメタの基準に関わらず、積極的に行われています。


もちろん、放射線治療は被曝により活性酸素が増え、正常細胞へのダメージはあります。


でも、最近では正常細胞へのダメージを最小限に抑えながらピンポイントで照射する体幹部定位放射線治療(SRT/SBRT)というのもありますよね。


いろいろと条件はあるようですが、保険適応で治療できるところも出てきています。


わたしも、免疫療法の先生の指示で、2023年3月に肋骨2箇所に放射線治療したときも、この体幹部定位放射線治療でした。








また直近の9月のPET検査で見つかった新病巣、腰椎の骨転移には、免疫療法の先生とのお話で、ラジオ波治療をしていくことになっています。


ラジオ波治療についてはこちらから





ステージ4の癌治療として、こういった「積極的な局所治療」も選択肢としてあってもいいのかなぁと…。


もちろんそれを勧めるものではありませんし、治療は主治医と相談の上、ご自身が納得した上で決められるべき、とは思います。昇天



この「オリゴメタに対する治療」について放射線科の先生がとてもわかりやすく説明してくださっている動画がありましたので、よろしければご参考になさってください。


前編(上)はオリゴメタの概要
後編(下)はより具体的なお話


になっています。
 








時代とともに癌治療もいろいろと変わっていきますが、どんな癌治療をするにしても、やはり治療の土台となる栄養状態を底上げしておくことは、不可欠なことだと思いますね。にっこり





今日もコツコツ




ラジオ波治療については、こちらから








 

 

 




  


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・2021年10月   右乳癌ステージ2B

腫瘍径 1.8cm ER100% PR100% Her2(-) Ki67 30% 核異形度3 ルミナルB 腋窩リンパ節2ヶ所に転移あり 

・2021年12月   放射線治療

・2022年  1月   ホルモン療法開始

・2022年  6月   PET 乳腺、腋窩リンパの腫瘍は消失も肝臓2ヶ所、肺、肋骨に転移が判明→乳癌ステージ4

・2022年  8月   免疫療法開始

・2022年  2月   PET 肝臓2ヶ所は縮小

・2022年  3月   肋骨のみ放射線治療

・2022年  3月   肺、肋骨に追加の免疫処置


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