0学栄養準備室オーナー
管理栄養士の上西ちかです。
これからママになる方へ、
妊娠中から知ってほしい栄養のことや
離乳食の基本など、知識ゼロからでも
わかりやすくお伝えします
今日は妊娠初期のつわりについてです
妊婦さんの多くが初期につわりを経験し、十分食べられなかったり、特定のものしか食べられない、食べづわりで食べていないと気持ち悪い、など様々いらっしゃいます。
つわりの原因は明らかにされてはいませんが、ホルモンバランスの影響かとも考えられています。
そして、ある栄養素が効果的とされています
ビタミンB6
日本婦人科学会
産婦人科診療ガイドライン 産科編2017
より、
『悪心の緩和にはビタミンB6を投与する』
とあります。
ビタミンB6がつわり症状の緩和に有効性を示したとする試験があり、欧米では広く使用が推奨されています。カナダでは投与量を10mg×3〜4回から開始して上限を200mg/日としています。
有効性が不明瞭であるとする解析もあるため、米国よりは推量レベルは低くなっています。
ビタミンB6の摂取基準は
18〜49歳の妊婦の推奨量は1.4mg/日
上限は45mg/日
とされています。
普段の食事で不足することはあまりありませんが、多く含む食材を上手に取り入れるといいかもしれませんね
ビタミンB6を多く含む食材は
(100g当たり)
◎まぐろ(0.85mg)やかつお(0.76mg)など赤身の魚
◎鮭(約1切れ 0.64mg)
◎鶏ささみ(0.60mg)
◎ピスタチオ、ピーナッツ(0.21mg)などのナッツ類
◎バナナ(1本0.38mg)
◎アボカド(0.32mg)
ビタミンB6は、
たんぱく質の代謝に関わって、エネルギーに変えてくれたり、筋肉や血液などがつくられたりするときに働きます。
妊娠以外でも、月経前に頭痛や肩こり、イライラ、気分が落ち込むなどの症状がおこる、月経前症候群(PMS)にもビタミンB6が効果的ともされています
ビタミンB6を摂っているからつわりがないかというと個人差があり、必ずしも防げるとは言えませんが、不足しないように意識してみるとよいかもしれません。
ちなみに、私は葉酸のサプリメントを摂っていた時に、ビタミンB6などのビタミン類も含まれているものを飲んでいましたが、妊娠6週目で食欲が急に落ちて、そうめんとイチゴばかり食べて、1週間で2kg減りましたが、1、2週間ほどで少しずつ食べる量が戻ってきました。
体力が落ちて、だるく、横になっていることが多かったですが、
嘔吐などもなく軽いほうだったと思いますが、栄養素との関係はなんとも言えません。
食べられないときには、栄養バランスのことは気にせず、無理せず、食べたいものを少しずつ摂りましょう
においがダメな場合は、ご飯を冷まして食べたり、パンやうどんなどにしてみたり🥪
甘い飲み物ばかりではなく、無糖の炭酸水やお茶、水など、水分もこまめに摂りましょう。
どうしても、嘔吐がひどい場合はお医者さんに相談してくださいね。
赤ちゃんが頑張って育っている、必ずつわりは終わる時が来ると思って乗り切りましょう
最後まで読んでくださり
ありがとうございます
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