皆様、いかがお過ごしでしょうか?


今日は二十四節気のひとつ『冬至』です。

北半球で最も日が短く、この日を境に日脚が延びていきます。

今日はカボチャを食べて、柚子湯に入るご家庭も多いことでしょう。

しっかり身体を暖めて、風邪をひかないように過ごしていきましょう。

冬至なので、子どもの頃から我が家で行っていた風習の話をしたいと思います。

生家が商売をしていたので、祖父母の代から毎年冬至になると必ず、牛込高田町にある『穴八幡宮』へ御守りを授かりに行っていました。

世代が変わり、父が跡を継いでからは、その御守りを授かりに、兄姉がいるのになぜか末っ子の私が呼ばれ父親の車で連れて行かれました。今思えば有難い徳積みですけど。


その御守りはその年の決められた方位に向けて貼る、『一陽来復御守り』です。


我が家のやり方は、

紅白歌合戦を見終えて、

ゆく年くる年が始まり、厳かな雰囲気になる11時45分。

緊張感が漂います。


日の変わる3分前くらいになると、

ダイヤル117に電話をして時報を流すんです。(昭和時代😆)


ちょうど元日になる0時00分ぴったりに居間の壁に貼ります。


その御守りは、絶対に落としてはいけない!


落としたら、その家の主が亡くなると、両親から聞いていました。


今となっては全く根拠のない話なのですが、それがこわくてこわくて、絶対にあの御守りを落とさないで欲しいとビクビクしていました。

貼るのは父親でしたので、椅子を押さえたり、0時ぴったりに『はい!』と教えたり家族一丸となってあの御守りを付けたのです。


のりをつけすぎてもいけない、とかもう色々気を遣っていたことを思い出します。


ご利益はあったのだと思いますが、真実は良く分かりません。


商売をしていると、金銭の融通がきくことはとても大切なことなので、一陽来復の御守りは今でも信仰があって、冬至の日の穴八幡宮は参拝者で大行列になるそうです。


冬至になると思い出すエピソードでした。


穴八幡宮

https://www.anahachimanguu.jp/ 

追記(2023 2/5)

こちらの記事はアクセスが多いので、

穴八幡宮 公式のTwitterを参考として貼っておきます。


https://twitter.com/anahachiman/status/1622130440718139392?t=xQQDOmZLUkfeJQL3oDzblg&s=19