士魂商才
おそらく渋沢栄一が作った造語みたいだが、読んだ通りで武士の精神を持ちながら商売もしっかり興そう、みたいな明治の混乱してる時期、武士は商人を金儲けしか考えない卑しい人種と見てまた商人は武士を時代の流れについていけない遅れた人種として見ていたのでしょう。
反面農業をするものの地位は今より高く武士の次である。
年貢が米であった時代は尚更だろう。
以前日曜ブラタロウで行った文京区、東京ドームのお隣りにひっそりとある小石川後楽園は水戸藩江戸屋敷の跡地なのだが
有名な水戸黄門の父が着手し水戸光圀、いわゆる水戸黄門が完成させた訳だが見るも見事な日本庭園の中に水田や畑があるのである。
↑の写真ではわかりづらいがこのあたりにあります。
江戸という都会詰めの使用人達にもお国で農業をしてる農民達の苦労を忘れないように毎年稲を植えさせていたらしい。
今でも近くの小学生達が毎年農業体験に稲作体験をやってるみたいです。
場所は変わりこちらは先日お邪魔した小金井公園内にある江戸東京たてもの園の江戸期の武士詰所と地主農家の家屋です。 写真は順番がごちゃごちゃになってますが武士の詰所には無駄が無く質素、地主クラスの豪農は門構えもしっかりして使用人用の出入り口もあったり贅沢な作りをしています。
もちろん小作人達は質素で貧しい生活だったのは間違いないですが。
自分の目でこういうのを見ると本当に、あぁ日本て良かったんだなぁと改めて思います。
260年ものあいだ日本に平和と文化をもたらした徳川政権に改めて感謝の気持ちが湧いて来ます(今の政権を見ると尚更です)
若者は外資系企業に憧れ自分のキャリアアップばかり考え他人に対する想像力を失い、企業も外ばかり見て独自性を失い外国の後ばかり追っている。
江戸後期から現在に繋がる大手企業の大半は戦争というものに便乗して財をなしたところが大半です。
だから常に世界の何処かで戦争があります。
戦国時代を終わらせ独自の文化を育んだ江戸時代に次の日本のヒントがあると思います。
幕末の武士のごとく外国にかぶれず日本の良い文化、良い品をいかに一流商人のようなセンスで外貨を稼ぐ。
そしてもう一度国際競争力を取り戻す
今一度、士魂商才の心で生きよう‼️
と思うレイニーデイの夕方であった🤭