治療とリハビリ開始 | eitamama201211のブログ

eitamama201211のブログ

2020年9月6日に猪苗代湖ボート事故で亡くなった豊田瑛大の母です。こちらでは瑛大や事故関連のブログとは別で私個人のものになります。事故により両足切断。義足と車椅子生活に至るまでと日常の記録になります。よろしくお願いします。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

当時、入院中につけていた日記を振り返りながら少しづつブログにまとめていきたいと思います。


【2020年9月10日】

事故から4日後にようやくスマホをいじれました。

(スマホを持つ力もなかったからです)


たくさんの方からメッセージや着信が入っていました。

みんなが「生きてて良かった」と言ってくれました。


口の中がすごく乾いていて、濡れたガーゼで口内を拭いてもらうだけですごく気持ちよくて、少量だけ水を飲めた時には幸せと思ってしまい 

”そんなこと思っちゃいけないよな。”

と涙でそうでした。


でも、生きていたことに感謝しこの日からすでに前を向き始めていたと思います。


夕方頃から頭痛と息苦しさがあり少し寝ていました。少しの異変もすごく怖かったです。


食べる事も治療と思い、食欲は一切ありませんでしたが一口一口必死に食べました。

口に入れた瞬間、吐き気が襲い我慢して飲み込んでいました。

それも続かず途中吐いてしまい、点滴に変わりました。

食べるのが辛いなんて、もちろん初めての経験です。



それでも体は少しずつ回復していってるのでしっかり食べられるようにはなっていきました。


数日後、ICUのど真ん中のベッドから端っこに移動しました。

(回復してきている証拠らしいです。)


この時はまだ自力では何もできません。

食事のみ自立で、寝がえりうてない、オムツ交換、体拭き、洗髪、全て看護師さんにやっていただきました。


採血、点滴、血圧計やらで被れた腕


驚いたのがすぐにリハビリが始まったこと。


ベッド上で足を動かしてもらったり、腕の軽い筋トレなど体調が悪くない限りほぼ毎日やりました。


脚は寝たきりなので股関節が硬直しないように。

腕は車椅子に乗ったとき移動手段(トイレに移る時など)が腕のみになるので自分の体重を持ち上げることができるように。とのこと。


ICUにおよそ10日間、HCU(ICUと一般の間だそうです)に1日入院し一般病棟に移りました。


HCUの窓際になり久々にみた外の景色


最後までお読みいただきありがとうございました。