生前の話し合い | ついのすみかのスタッフブログ

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関東を中心に、新宿区にあるお寺に総費用3万円で埋葬できるお墓を案内しているNPO法人「終の棲家なき遺骨を救う会」のスタッフが、その活動や埋葬に関するあれこれをご紹介するブログです。

先日、既に有縁塔に生前予約している方からご自身が亡くなった後の納骨の仕方やご住職に読経をお願いする場合のお布施の説明などを聞かれました。

その方には、息子さんがいらっしゃるので、そこまで心配する必要はないように思い、説明を差し上げつつも、ある程度息子さんに任せてはと申し上げてみました。

すると、やはり子供にはなるべく負担をかけたく無いので、ご自身で準備をしておきたいというのが一つ。
もう一つが、そういったことを話題に出すと、息子さんが嫌がってまともに話してくれないということでした。

それを聞いて、ああなるほどと思ってしまいました。
必ず相談すべき事柄ではありますが、日常会話のように話すのではなく、ある程度居住まいを正して話し合う内容になるので、つい後回しに……という感じなのかな、と。

永代供養を検討しているお客様からのご相談を受けていると、故人と生前の内に話し合っておけばよかったとこぼす方も多いです。

ですから、少々話しづらい内容ではありますが、ご自身で葬儀やお墓の準備をしっかりとしたいという方は子供や親類に、時間を作ってもらい話す。
年老いた両親などが居る方の場合は、自分の方からこういった話題を切り出して上げる、などの話し合いを設ける努力が必要です。

葬儀にしてもお墓にしても、亡くなる当人だけでも、遺族だけでも完結はしません。
双方が納得のいく最後を叶えるためには、生前からの周囲との相談がとても重要だと思います。