安眠ハーブとして有名なカモミールですが、実はお店で見かけるものには**「ジャーマン」と「ローマン」**の2種類があります。
「どっちも同じじゃないの?」と思われがちですが、実は見た目も香りも、得意な効果も全然違うんです。
自分にぴったりのカモミールを選ぶために、その違いをチェックしてみましょう!
1. ジャーマンカモミール(安眠・お腹のケアに)
ハーブティーとして最も一般的に流通しているのが、このジャーマン種です。
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見た目の特徴: 一年草で、花の中心(黄色い部分)がぷっくりと盛り上がっているのが特徴です。
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香りと味: 「お母さんの薬箱」とも言われる、リンゴのような優しい香りがします。味は少し草っぽい甘みがあり、ハーブティーとして非常に飲みやすいです。
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得意なこと(効能):
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消化器系のケア: 食べすぎや胃のムカつきなど、お腹のトラブルに強いのが特徴。
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消炎作用: 青い精油成分「アズレン」を含み、体内の炎症を抑える力が強いです。
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安眠: 前回のレシピでご紹介した通り、心身をリラックスさせて眠りに導く力に優れています。
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2. ローマンカモミール(心の疲れ・美肌のケアに)
こちらは「香りの芝生」とも呼ばれ、古くから庭園などで愛されてきたローマン種です。
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見た目の特徴: 多年草で、地面を這うように育ちます。ジャーマンとは違い、花だけでなく「葉」からも強い香りがするのが特徴です。
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香りと味: ジャーマンよりも香りが濃厚で、よりフルーティーなリンゴの香りがします。ただし、お茶にすると**「苦味」**が強く出るため、飲用よりはアロマ(精油)や化粧用として使われることが多いです。
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得意なこと(効能):
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高い鎮静作用: ジャーマンよりも心の緊張やイライラを鎮める力が強いと言われています。
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スキンケア: 肌荒れを防ぎ、キメを整える効果が期待できるため、スキンケア製品によく配合されます。
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婦人科系の悩み: 生理前のイライラなど、女性特有の不調を和らげるのにも向いています。
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🤔 結局、どっちを選べばいい?
使い分けのポイントは、**「飲むか、香るか」**です!
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「寝る前にハーブティーとして美味しく飲みたい!」 👉 ジャーマンカモミールがおすすめ。苦味が少なく、お腹も温めてくれます。
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「とにかく香りで癒されたい、アロマや手作り化粧水に使いたい」 👉 ローマンカモミールがおすすめ。香りの質が非常に高く、リラックス効果が絶大です。
💡 豆知識:精油の色に注目!
ここが面白いポイントなのですが、ジャーマンカモミールの精油(エッセンシャルオイル)は、なんと**「真っ青」**な色をしています。これは蒸留する過程で生まれる「カマズレン」という成分の色。
対して、ローマンカモミールの精油は薄い黄色です。見た目からして全く違うのも、この2つの面白いところですね。
まとめ
「おやすみ前の一杯」ならジャーマン、 「極上の香りでリフレッシュ」ならローマン。
用途に合わせて使い分けることで、ハーブライフがもっと楽しくなりますよ!

