- ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
- ¥3,591
時は、1989年。舞台は、アメリカ西部。
金の採掘で一山当てようと狙っていたダニエル・プレインビュー。
金を当て、その後石油を掘り当てる。
仲間とともに石油の採掘を生業とする。
ある日、採掘現場で仲間の一人の男性が事故死した。
その男性には、乳飲み子がいた。
母は、不明。
ダニエルが引き取る。
その子の名は、H.W(エイチ.ダブリュー)。
数年後・・・。
10歳くらいになったH.W。
ダニエルの石油の仕事も軌道に乗り始めた。
H.W は、ダニエルの仕事を手伝う。
主に石油採掘に関する交渉現場に同席させる。
ダニエルは、「自分はほかの石油屋とは、違う。何よりも家族を大切にする。利権に目がくらみ、大切なものを見失うような失態は、しない・・・。」などと言い、同席させてるH.Wを 引き合いに出す。
H.W は、ダニエルを父だと思っている。
ある日、ポールという青年が、「うちの牧場から石油が出るから、買わないか?」という情報を持ってくる。
そして、ダニエルは、その地を基点に事業を大きく発展させる事となる。
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド allcinemaonline
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=329715
1代で石油王となり、財を築いた男のサクセスストーリーと転落を描いた物語。
一人の男の光と影。
全体的に硬質な感じの映像。
特にアメリカ西部の荒地の殺伐とした風景、石油の黒、炎のオレンジ、空の青。
それくらいしか、色はないんじゃないか?と思う。
音楽は、主人公の内面に収められた、苛立ちと他者への憎しみを象徴してるかのよう。
キリキリとした鋭角な印象を持ち、硬質な映像をさらに無機質な感じにさせる。
ビジネスマンとして、成功した主人公。
かなり強引なやり方もあったろう。
この主人公に対して、たんに成功して没落した・・・
みたいな書き方はちょっとそぐわないんじゃないかと思った。
仕事に一途で、妻帯もしない。
身の回りの最低限の大切なものを守り、仕事に邁進する。
時には、無情とも思える行いは、彼の仕事に対するストイックさを象徴してるのかもしれない。
ただ、人付き合いとはそんな簡単なものではないようだ。
大きな仕事をすればするだけ、しがらみは大きくなる。
そして、中には憎しみや怒りといった負の感情も少なからず残る。
そういうものが、じわじわと蓄積する。
時には、噴出す。
怒りと憎しみの蓄積が、後に及ぼす影響の怖さと悲しさを垣間見たような感じでした。