水滸伝十二 炳乎の章 | アメンボ*アメンボ

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水滸伝 12 (12) 炳乎の章 (集英社文庫 き 3-55) (集英社文庫 き 3-55)/北方 謙三
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炳乎

[ト・タル][形動タリ]きわめて明らかなさま。また、光り輝くさま。

「煌々輝々、―として人を射る」〈服部誠一・東京新繁昌記)

Yahoo!辞書より http://dic.yahoo.co.jp/


英傑「晁蓋」を失った梁山泊。

前回のレビューでは、最後に

「次がひじょうに楽しみ・・・」などと書いてるが、あんまり盛り上がらなかった。


いや、見せ場はたっぷりでしたよ。

この章を読むのと平行して漫画や映画をみてたから、どうも集中できなかったようだ。

だめdなあ。

などと、悲嘆にくれていてもしょうがない。


今回の大きな見せ場の一つが燕青と慮俊義ではないだろうか。

2人の関係、生い立ちが明らかになるあたりは、ぐぐっと引き込まれた。

燕青は、何かやる奴だとは思っていましたけど、まさかここまでとは・・・。

一気にお気に入りキャラの仲間入りです。


他は、大刀関勝の梁山泊入り。

董平の脱獄の件とか梁山泊への進行とか見せ場はあったけど、

燕青と慮俊義の前にはちょっと霞んだ。

まだ、関勝という人のキャラが掴みきれていない。

茫洋としていて、きちっと仕事はするみたいに書かれているだけなんだよね。

これまでの梁山泊入りした人たちには、

宋という国に対して人生を賭すだけの反感があったようだけど、

関勝には、そういうのがないんだよね。

宣賛がいい感じなんだけど、きれいな奥さんがいると言う事で、

なんだか戦いのキリキリした緊張感がそがれているようなきがするんだ。

対李富の頭脳が宣賛だと期待したい。


日の光に照らされた梁山湖の水面。

水面の眩しさに眼を細めたのは、燕青。