- 水滸伝 11 (11) 天地の章 (集英社文庫 き 3-54) (集英社文庫 き 3-54)/北方 謙三
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天と地。
晁蓋と宋江。
官軍と梁山泊。
なんだか、私的に盛り上がりが今一つ。
官軍との戦いに対しての見解が、晁蓋と宋江で対立している。
呉用の考えかたもまた違う。
そのひずみが、目標を曖昧にしているような気がする。
そもそも、梁山泊が作り上げたい国とはいかなるものか?
という事を改めて考えさせられたような気がするのだ。
「皇帝=天」という絶対的な人物が存在して、
その下に国が成り立つという考え方があるべきではないのかと思うのだ。
これまで三国志や史記などを題材にした小説やマンガ(蒼天航路)を読んでるから、
なんとなくそんな風に思うのかもしれん。
晁蓋もしくは宋江が、絶対的な存在として宋に代わる国に君臨するのか・・・
理想の国だけでは済まないんじゃないか・・・
という綻びが見え隠れしたような気がする。
さて、内容ですが、私の見方がネガティブモードになっています。すいません。
樊瑞の致死軍入り。公孫勝の巧みなスカウト。
索超と王進、そして楊令。
楊令、大きくなりましたね。
史進の副官に杜興。
杜興、もとの主人である李応にあえず、部下の兵達に八つ当たり染みた調練(ねちねちしてる)。
だけど、そんなの史進の調練に比べると優しいらしい。で、兵達に慕われる。なんか出来すぎ。
楽和の歌も出来すぎ。雇三娘と晁蓋がとてもお似合いなのも出来すぎ。
そんな出来すぎの部隊と官軍が衝突。
といっても、目立ったところはあまりない。
史進の遊軍と林冲の騎馬隊のすごさも、今更特筆すべき事はあんまり無いような気がしてしまう。
いかんなあ・・と思うのだが、黒と赤の騎馬隊が縦横無尽に敵の陣形を切り裂く様子。
なんだか、慣れてきた。
官軍からは、童貫の秘蔵っ子「趙安」が登場。聞煥章と意気投合。
史文恭の放った毒矢・・・。
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次がひじょうに楽しみだったりします。