- アド・バード (集英社文庫)/椎名 誠
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久々読書です。
1ヶ月かかって読んだ。
SF小説。
遠い未来、大戦争勃発直後の日本みたいな設定でしょうか。
大戦争ってのは、国家間の侵略とかそういうもんではなく、広告の戦争ですね。
目に見えるもの、ふれるもの全て広告に・・・
それは、生き物にまで及び、挙句の果てには、人間まで媒体となる。
2つの巨大な広告組織が、社会を巻き込んで広告戦争を行なった。
結果、恐ろしいほどの荒廃を地球にもたらした。
その広告戦争の後、マサルと菊丸の兄弟が父を探しに旅に出るというお話し。
1ヶ月かかったのは、途中ゲームに魅入られたから・・・だと思う。
物語の背景は、後半になるまではっきりしない。
読んでいて「なんで、なんで?」と思うが、
主人公のマサルも行き先々での混乱を理解できない状態で旅を続ける。
ただ、父のいる都市に向かう為だけに、行動している。
読んでる自分としては、後でわかるかなら、いいか・・・とゆるく読んでいた。
ストーリーを綿密に追うというより、マサルのその都度その都度の行動に共鳴しながら読んでる、
という印象が強く残った。
ラストシーン・・・父、弟(途中離れ離れになる)の再会から、新しい旅立ちまでの、
爽やかな印象が、途中の釈然としない部分を吹き飛ばしたような感じがした。
主人公もわからないんだから、くよくよ考えてるより、とにかく前に進もう・・・みたいな感じになりましたね。
実は、よく理解できてね~んじゃね?という突っ込みは勘弁してください!(´Д`;) ははは。
この前の「宝石泥棒」の時も思ったのだが、どうも想像力が追いつかない部分があった。
はたしてオレの思い描く物語のディテールは、作者のそれとどの程度かけ離れているのか
、気になって頓挫した事も多少はあったかもしれにゃい。
作中に登場する「夕空はれて」の歌 ![]()