生田斗真主演の映画、「人間失格」

ご存知太宰治の小説が原作でございます。

 

高校生当時、あっちゃんがこの「人間失格」とか太宰シリーズを紹介していたので読んだ記憶があるのですが、内容をすっかり忘れておりまして…

 

「え?こんなんだったっけ?」って思った。

 

あれ?最後はヒロポン中毒じゃなかったっけ?

よく覚えておりません…

 

まあ、話が「推して測れ」というような流れすぎて、掴めない。

 

取り敢えず、女が放っておけない男が存在して、堕落・頽廃(デカダン)するっていう話なんだろうな、と。

 

しかし、中原中也(役:森田剛)との話はとても印象的でそこだけがある意味「生」を感じさせる。

 

才能のある芸術家はどうしてもこうなってしまう、ってことなのか。

あっちゃんも若い頃はこんな感じだったな、とか懐かしく思う。

(酒浸り、女性との浮名を流しまくり)

 

原作を読まないと話についていけないこの映画。

 

もう一度原作を読み返すとしよう。

 

でも、実はあんまり太宰作品は好きじゃなかったりする。

頽廃しすぎてて、「マジでこいつ何なん?もっとしっかりせえよ」って喝を入れたくなる。それも文学の醍醐味なんでしょうが、理解できない男の性みたいな感覚でどーも読んでる途中で「うーん」と唸る。

 

高校生の時はときめきながら読んだ記憶があるが、大人になると常識が理性が勝ってしまい純粋に楽しめないっていう悲しい現実。

 

私のピュアな心よ、どこに行った。