せきらら性教育 -3ページ目

緊急安全保障理事会召集される

さて。


昨日から、我が家は異常な興奮に包まれております。(理由はこちら )。


緊急事態です。


こういうときには、昔から台所に集合をし、茶を飲みながら緊急安全保障会議をするのが我が家の恒例となっております。


本日の議題は


金曜日に迫った息子のガールフレンドの誕生日のプレゼントをどうするか。


ポイントをまとめますと、


1) 息子は放課後のクラブ活動のため、金曜日までに買いに行く閑がない。

2) だんなは珍しく仕事が忙しい。

3) わたしはいつもどおりに閑。


という訳で、木曜日にわたしがプレゼントを買いに行くことになった・・・。というのが、昨日までの会議の様子でした。


しかし、その後、


わたし: 「なあ、やっぱり、自分で選んだ方がええんやないの?」

だんな: 「でも、お店は閉まってるでしょ、クラブのあとでは」

息子: 「うん・・・」

わ: 「週末に買いにいったら?」

息: 「その日にわたしたい・・・」

だ: 「そうだよね・・・」

だ: 「それに問題はね・・・君は、おかあのセンスを信じられるかね?」


びしっと刺さる男二人の視線。

余裕の笑顔で答えるわたし。


息子・・・






























「信じられない」

ガーンガーンガーンガーンガーン・・・


忘恩の輩、という言葉が頭の中を駆け巡ります。


わ: ぐれたろか、と思いつつ、「それやったら、水泳クラブの前に買いに行ったらええやん」

息: 「だって、学校にお金もってっちゃ行けないんだよ」

わ: 「どうせ水泳クラブのプールはおとうの職場の横やろ」

息&だ: 「うん?」

わ: 「そやから、おとうと一緒に、おとうの職場の隣の美術館に行ったらええやん」

息&だ: 「それがいい!」


ちなみに、だんなの職場の隣の美術館のミュージアムショップは、いろんなかわいいものをたくさん売っています。


わ: 「ほんで、なにを買うの?」

息: 「あんまり高くないもの」

だ&わ: 「・・・orz」

だ: 立ち直って、「アクセサリーみたいに身につけるものはよくないね」

息: 「なんで?」

だ: 「明日、ものすごい美人にめぐり合って一気に恋に落ちたらどうするの? 指輪とかもらってて、それでいきなりふられたら、相手の女の子がかわいそうでしょ。あんまり期待させるようなものはあげちゃいけません」


・・・実感のこもったアドバイスや・・・。そやけど、ふられる可能性も・・・。


息: 「そんなこと・・・」

わ: 「ロミオとジュリエットを読め! ロミオはどっかの女の惚れまくっとったのに、ジュリエットに出会っていきなり心変わりしたんやろ」

息: 「・・・」


こういうことって、親が言うことですかね?


わ: 「と、とりあえず、指輪とかネックレスがあんまり良くないんやったら、チョコレート一箱・・・」

だ: 「君ねえ・・・それは侮辱だよ、侮辱」

息: 「そうだよ、おかあは分かってないんだから」

わ: なにが分かってへんねん・・・と反抗したくなりつつも、「窓にぶら下げるガラスの飾りもんなんかええんとちゃう?」

だ: 「そんなもの売ってるかな?」

わ: 「去年は売ってたよ」(自信満々)

だ: 「情報が古すぎます・・・」

息: 「・・・指輪・・・」

だ: 「だからそれは・・・」


と、会議は泥沼化しました。


結局。


結論。

1) とりあえず、息子とだんなが美術館のショップに行ってみる。

2) 何もなかったらわたしに電話をする。

3) そしてわたしが買いに行く。


という訳で、男二人で、息子のガールフレンドのプレゼントを買いに行きました。


・・・結果やいかに???


ドキドキドキドキドキドキドキドキ・・・・


事件です!

どひゃー。


息子が生まれて以来の、大事件。


なんと、今日、学校から返ってきた息子







































左手首に

フレンドシップリングが!


明らかに手作り。


「これ、どうしたんや?」


「もらった」


「誰に・・・・て、言わんでもええわ」


不粋な質問をしてしまった。


とりあえず、祝福を。


「Cara mia! 

Mia bambino! 

Ben fatto!」


なぜか、イタリア語。

なぜか、ゴッドファーザー化するわたし・・・。


「それで・・・彼女の誕生日が・・・金曜日なんだけど・・・」


ふむ。


それで分かった。先日、息子は、わたしからふるい銀のリングを二本、貰っていったのだ。


「そのリングを・・・」


「いや、それは、なんというか、あかんのとちゃう?」


「そう?」


「自分のお小遣いでお買い」


「うん・・・でも、買いに行ってる閑が・・・」


「あらへんなあ・・・」


今日は、音楽理論のテスト(・・・て、これからやん!!!)、明日は水泳クラブの練習日、金曜日は県のオーケストラの練習日・・・。


「ほな、おかあがかわりに買ってきたろか?」


「うん・・・。」


「最近の若い子は、どんなもんがええんやろなあ・・・」


・・・年を感じる瞬間。そして、息子は言った。





























































「あんまり高いのは、駄目だよ」


・・・お前、しっかりしてるなあ・・・。自分の教育が間違っていなかったことをなんとなく確信・・・。


音楽理論のテストの準備をしながら鼻歌を歌う息子・・・。


きみ、きみ、だいじょうぶかね・・・。


というわけで、冬の初めのような強い風が吹く中、息子はいよいよ春爛漫。



**********************


とりあえず、以下のことだけ確認。


1) ペッティングは駄目。

2) 彼女の両親に秘密、とかしないこと。

3) 家に連れておいで~。


人を好きになることは恥ずかしいことじゃない。隠すべきことでもない。オープンに明るく男女交際をしてもらいたいものです。


でもねー。


フラれたら、泣くやろな・・・。


と、ついつい、いらん心配をしております(笑)。

まだまだかわいいね・・・

↓の記事にいろいろとコメントをありがとうございました。


なんとか、かんとか、やっています。まあ、一応、自分でやらないとだめということは少しは分かったようです。


でも、まだまだ子供だしね。あせらないで行こう。


と、自分に言い聞かせる。そう思いながらも、植物の成長促進剤みたいなものがあって、それを飲ませたら、ばばーって成長せんもんかのう・・・と思っていたりもします(笑)。


まあ、痛みも苦しみも、喜びも、怒鳴られることも、いい合いをすることも、全部経験だもんね。ゆっくり成長して、全部経験してもらいましょう。


しかし、まだまだかわいいもんです。


うちでは砂糖や塩などはこの引き出しに入れています。


salt


ちなみに、上にいる牛はミルクピッチャーです。乳からではなく、口からげろげろとミルクを吐くという過激なデザインです。でも、これ、結構伝統的なミルクピッチャーです。


で、塩は塩の引き出しに紙袋に入れて納めてあります。


先日、お茶漬けの素が一袋あまったので、どこにしまおうか、と考えた。で、塩の引き出しに入れることにしました。


それを見ていた息子が、


「おかあ、そんなことしたら、お茶漬けの素が塩辛くなるよ」


・・・か、かわええ・・・。




そして、その翌日。


「生理が近いんかなあ・・・乳がでかくなって来たワイ」

「うん、夕べ気がついた。みゅーんって感じだよね」


とだんなと会話をしていたら、息子がそれを漏れ聞いて


「聞こえた!」


といって、笑っておりました。


我が家も平和なときは平和ボケです。

Don't do anything if it is for us!

うがあ。


朝一番で大爆発してしまいました。


愚痴です。さらっと流してください・・・。





↓の記事で書いていましたが、昨日は息子の友人が来ておりました。それはいい。かまわない。ぜんぜんOK。


が、息子の友人は夕飯まで食べていったため、いつも夕食の後にするいくつかのことができなかった。


たとえば、


フルートの練習(10分程度)

ピアノの練習(10分程度)

音楽理論の復習(来週テストがある)


これは、9月の頭に息子と話し合って、彼自身が決めたことです。そして、これらができなかった場合、翌日にすることになっている(要するに、次の日にしなければいけないことが倍になる)。


しかし、子供というのは楽しいことを優先したくて、自分でしなければいけないことと分かっていても、それはやらない。楽しいことばかりしたがる。これは、まあ、わたしも同じ。だからこの部分に文句はない。


でも、自分の責任でしなきゃいけないことということが世の中にはある。


それが息子にはまだ分かっていない。


そして、だんなは、分かっていないために息子がその結果としてひどい目にあったらかわいそうだと助けてしまう。


わたしはこれはいけないと思う。




さてさて。


今朝、朝ごはんのときに一応確認をした。


You didn't do what you had to do last night. So, could you do these tasks twice today, please?

昨日、しなきゃいけないことしなかったよね。 だから今日は二倍してもらえるかな?


I KNOW!!

分かってるよ!!


親とは言えど、命令ではなく、子供に対しては丁寧に話します。それに対して、まー息子の態度のいいこと! なんて大きな声で、はっきりとしたお返事でしょう(怒)。


そして、わたしに引き続き、だんながもう一度確認。


Do you really understand what you should do today?

今日しなければいけないこと、本当に分かってるの?


I KNOW what YOU want me to do!

君が僕に何をさせたいかなんてわかってるよ!


この息子の台詞に、二人でぶちキレ。


だんなは、そうではないとしつこく説明しだしたので、申し訳ないと思ったけど、それをさえぎった。


Well, then. There is no need for you to do anythign for us. If you say that you do these tasks for us, then, do not do them.

ふーん。われわれのために君は何にもしなくてもいいんだよ。もし、君がわれわれのためにするって言うんだったら、するのはやめなよ。


それで終わり。


息子には、自分のためにしているということが分かっていない。だから、だんなはそれを説明しようとする。でも、はっきり言って、この年齢の子供はそういうことを理論的に理解して行動するほどは頭がよくない(と思う)。だから、自分の責任であること、それをしないと苦労をするのは自分であることを経験させなきゃいけないような気がする。


だんなは、結局は説明をすることで、息子にいろいろさせて、それで息子の手助けをしている。だから、息子は、どんなひどいことになってもだんなが助けてくれる、と思っている。


「それでは、あかんと思うよ。自分でやらなひどいことになって、ひどい目にあうのは自分やって、経験させて、納得させへんと」


「でも、親として守ってあげなきゃいけないし、やっぱり、きちんとさせたいじゃない?」


「そやけど、いま自分でせなあかんって分からせへんかったら、一生、頼ってくるで? そうやなかったら、ほんまにメッチャクチャひどいことが起きるとおもわへん?」


手をだしたい気持ちはわかる。でも、今、手をだすことを止めなかったら、独立できないんじゃないか? それで、自分のために自分でするって言う基本が分からないんじゃないかな?


どうなんだろう?


だんなみたいに、優しくきちんと子供って守ってあげなきゃいけないのかな?


突き放して、自分でさせなよって、それで失敗しても彼の責任じゃん、そう思うわたしは、やっぱり、母性が足りない心の冷たいカタワ者なのかな?


わたしが母親からいわれたこと、「あなたは愛情を持っていない、あなたは家族を愛せない、あなたは冷たい、あなたはカタワ者だ」っていうのは、本当なのかな・・・。




そして、今。


部屋にこもってブーたれていた息子は自分で部屋から出てきて、自分でフルートの練習を始めています。しばらくほっておこうと思うんだけど。


分かってくれたのかな?


あーあ、ほんとに、思春期の子供って難しいや。

いきなり?

世の中には


いきなり


と言うことがままある。


「え? いきなりですか?」


「あら、いきなり?」


「いやん、いきなり・・・」


「あん・・・そんな・・・いきなり・・・」


妄想中。


で、本日、わたしも「いきなり」を体験してしまいました。


息子の学校にカナダからの転入生が来たんです。で、息子はその男の子と仲良くなった。それで、本日、カナダ人の彼が遊びに来たんです。わたしとは初対面。


それで、台所にいきなり入ってきて。


彼は、いきなり言うんです。

























































「Do you know that your son has good six packs?」

ねえねえ、君の息子にはすごい腹筋があるの知ってる?


こういう場合、リアクションはどうするか?


わたしは、その場で息子の上半身を裸にして、腹筋を調べました。


そして、講釈をたれた。


「Well, you say six packs. But, in fact, there are eight packs.」

腹筋は六つに分かれてるって言うけど、本当は八つに分かれてんだよ。


正確な知識を持ってもらいたいものだ。



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補足説明です。


英語では腹筋をsix packsといいます。ぱっと見た目には6っに分かれているように見えるからです。それで、裸体素描を習っていたときに、素描の先生からすごーくしつこく


「8つあるんだからね。8つ。SIX PACKSなんて思わないでよ。」


としつこくしつこく迫られたのです。それで、彼女からこの真実の知識を広めるようにと言い聞かされまして。


という訳です。だから、子供たちにもしつこく迫ってみた(笑)。

もうすぐハロウィーンですね・・・

この時期が来ました。ハロウィーン。


うちでは特にお祝いをしないんだけど、毎年、かぼちゃ提灯だけは作っています。わたしが好きだから(笑)。


今年は、うちの息子がかぼちゃ提灯作りに初挑戦。小さなかぼちゃ提灯作り用ののこぎりとかあるんですが、それで手を切っても、まあ、自己責任ってことで。


kabotya


初公開! 息子です。

台所でやられると、どこまで汚したり散らかしたりするか分からないので、台所の外でさせています。


手伝いは一切拒否しました。ちょっとでも手伝うと、どんどん口を出したくなるので。だから、完全に一人で初めから最後まで。


デザインも自分でしていました。




kabocha


初めてにしてはとってもよく出来ていると思います。


で、本人に似てる(笑)。


そして、だんなが、一言。


「ねえ、これって、デンタルフロスが必要じゃない?」


kabocha


確かに(笑)。


まあ、口を出さずに黙っていられたのは、わたしも進歩したって感じかな。


窓の内側で息子を観察しながら、だんなとバカな会話をしてたんですけど(詳細はこちら ・・・って、わざわざ読むほどの会話でもないです・・・。)

親として発言してください

さて、息子は恋をしている。


相手は大体見当がついた。だんなは、


「あのこかな・・・このこかな・・・この子はかわいいし・・・おとなしそうなあの子もいいな・・・」

(↑あのね・・・君の好みを聞いているわけではないんですよ。)


などなど、言っていました。しかし、そんな風に推測していても結論は導き出すことができません。


という訳で、息子が台所に来た瞬間、



















































「なあ、

○○ちゃんが

好きなんやろ」


いきなり直球勝負。


息子の顔は爆発し、台所から走り去り、自分の部屋からでっかい声で、


「○○ちゃんなんか、すきじゃないもん! おかあ、大嫌い!」


当たりやな。むふふ・・・。




そして、ある日、突然。


息子は毎週日曜日の午後に水泳に行くと言い出しました。


「ふーん。ええけど。見に行ってもええか?」


「駄目! 絶対に駄目!」


・・・○○ちゃんが来てるんやな・・・。


「なあ、かまへんの? あれ、デートしてるんやで」

「多分、ほかの子達も沢山来てて、その子も来てるんだろうねえ・・・」

「うん、ほかの男の子も行ってるみたいやさかい、二人っきりって訳やないと思うけど」

「だから、いいんじゃない? 水泳をするのもいいことだし」

「そやけど、あんた、プールやで。露出度高いやん!」

































































「いいんじゃない?」


だんなよ・・・お前・・・男として発言したな・・・。




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最近、更新をサボっております。まあ、理由はいろいろとあるんですが。


一番大きな理由は、息子との関係が非常に難しいことでしょうか。これは、多分、思春期に入ったばかりの子供を持つ親はみんな経験することだろうと思っています。


独立したい。

でも、まだ、甘えていたい。


そういう、中途半端な状態におかれ、向こうもいらいらしてるし、こっちも、


「お前、どっちやねん! そんだけえらそうなことを言うンやったら自分で何でもしてもらおうやないか!」


って、けんか腰になってしまいます(反省)。


それから、親の権威を離れて、自分のしたいことをしたいと思っていても、


「僕はいまTVが見たい!」


と、親に主張をするだけの自我の強さもまだ無い。よって、隠れてTVを見たり、見ていても見ていないと嘘をつく。その嘘がまた、どうしようもないアホくさいうそで、


「おのれ、そんなアホくさい嘘で親がだませると思ってんのかい! バカにすんなよ!」


って、怒っちゃいます(さらに反省)。


向こうもホルモンのバランスが悪いので、機嫌が不安定だし、親に甘える気持ちもあるから、ひどい態度にでてきたりするし。それで、そんなことをしても、


「親でしょ♪」


って感じで、ひどいことを言った直後に甘えてきたりするし。りんごをウサギに剥いて、とか言って。


「あのなー。親でも人間やから、そんだけ言いたい放題言われて、その後で、よしよし、ってできひんの! こっちかって、傷つくことはあるんやからな!」


って、突き放してしまいます(さらにさらに反省)。


あーあ、なんで、こうなんだろう?? なんでもっと大きな気持ちで、ゆったりと受け止めて上げられないんだろう? あーあ。自己嫌悪・・・。


という訳で、更新をサボっています・・・。

風の寒さを感じました・・・

だんながあるとき突然言った。


「最近、年をとったからかな。前髪が落ちてくるんだよね」


いまいち、論理がどう通っているのか分からない。


「だから、ヘアジェルを買おうと思うんだ」


・・・。


「ヘアスプレーのほうがべたべたせえへんからええんと違う?」

「そうかな?」


というわけで、だんなはハード・ヘアスプレーなるものを買ってきました。


一方、息子は秋だと言うのに、春爛漫でございます。


「僕、最近、寝癖がひどくってさ」


それは昔から!


「あ、おとう、なに使ってるの?」

「ヘアスプレー」

「僕も使おうかなぁ」

「うん、いいよ」


仲のいいこと。


で、スプレーのビンを見ると、


一日中、びしっとたたせます!


なんて書いてある。


「なあなあ、これ、バイアグラの代わりになるなあ」

「?」

「?」

「一日中、立たせられるんやって」



























































































秋の風って、冷たいですね。

成長・性徴・・・

息子が恋をしている。


おお。


どうも同級生らしいんだけど、そして、向こうも息子に惹かれている、らしい。


以前からその傾向はあって、気になる子がいて・・・とは言っていたんだが。


で、その女の子から


「映画・・・行かない?」


と聞かれているらしい。


映画ァ? 暗いところで二人っきりってかい? あぶねーあぶねー(・・・なに考えてんだ、わたしは・・・笑)。


まあ、冗談はさておいて。


そういった報告がだんなからメールで届いていたので、もし、実際にそういうことになったらどうするべきかをちょっと真剣に考えていた。・・・ちょっとじゃなくて、かなり真剣、だな。


それには理由がある。


息子の周囲にいる何人かの同い年の子供は性的にかなり「進んで」いる。そして、まあ、当たり前といえば当たり前のこととして、ものすごく興味があり、実践をしたくてうずうずしている。


そして、ある日。


息子が友達と遊んでいたら、女の子が二人彼らのところへやってきて、一緒に公園に行こうと誘われたらしい。そして、公園で、息子の友人と女の子のひとりが触りあいだした・・・そうだ。


息子には、昔から、人のPrivate(私的・・・かな?)な部分に触るということは、非常に重要な意味を持つのだと教えてある。そして、その意味は時が来れば、果物が枝から落ちてくるようにわかるものだとも。だから、触りたいと思っても、ほかの人のPrivateな部分に興味本位だけで触ってはいけない。


息子は自分の友達を見て、うんざりして、嫌になって、家に帰ってきた。


・・・という事件が、先日起きたと、だんなからメールが来た。


性に興味を持つのはごくごく当たり前のことだし、それを抑圧するつもりは毛頭ない。エロ本でもオナニーでも何でもやればいいと思う。ただ、実際にそれが誰かを傷つけるようなことにはなってほしくない。


そして、残念なことに、ことが起きたときに肉体的・精神的に傷つくのは、どうしても女の子の側になることが多い。こればっかりは、男女同権だのなんだの言っても、もう、動かせない事実だ。だから、息子に不用意に女の子に触ったり、性行為を要求するようなことはしてほしくないのだ。


そう言い聞かせることも大事だけれど、でも、それだけではなく、親のほうからさりげなく、そういうことにならないような予防線を張って置けるのであれば、張っておきたい。


だから、まあ、実際には、二人で出かけるようなことがあれば、女の子の両親に連絡を取って、ちゃんと許可を与えてもらう、というような手続きが必要なんだろうと思う。隠れてデートをするんじゃなく。オープンにやってもらいたい。


・・・というわけで、息子と電話で話した。


「お前、好きな子がおるんやって」←いきなり単刀直入なわたし(笑)。


「うん。でも、誰かは教えてあげないよ。そのうち教えてあげるけど」


「デート,したいんやったら、ちゃんと女の子の両親にもいわなあかんよ」


「・・・そ、そんな・・・」


「そんなってどういう意味やな。隠れてこそこそする気か?」


「ち・・・違うよ・・・。まだ、目があっただけなのに・・・」


電話口から真っ赤になる息子が見えました。


とりあえず、先走った親のばかげた心配をよそに、息子はゆっくりと成長をしているようです。ちょっと安心。


嘘を言うな・・・嘘を・・・

息子に嘘をついちゃあいかん、と説教を垂れたわたしだけど、実は・・・わたしは人をだますのが大好きなんです。


以前、家を直しに大工さんが来ていたときです。この方、非常にお昼が長いんです。2時間くらい休んじゃう。で、だんなが、


「なんで、あんなにいつまででも休むんだ! いつまでたっても修理が終わらないじゃないか!」


と怒っておりました。で、言ってみた。


「え、知らんの? 日本語でも『大工の昼休み』って言うやん。大工が昼に休むのは世界共通みたいやで」


その後、いつもサボっている同僚を評してだんなが


「そういうのはさ、大工の昼休みだよ」


なんてえらそうにいって、注釈をたれているのを聞いたけど、何にもいわずに放っておきました。いまだに「大工の昼休み」を愛用しているだんな・・・。ばかめ・・・。


で、先日、息子がりんごを食べていた。


「あ! 種が白い!」


息子が感動しています。


「ああ、そら、危険やわ。種が白いのはな、りんごが充分に熟してへんねん。熟してへんバラ科の実には青酸カリが含まれてるんや。死ぬで」
「う・・・嘘だ」
「ほんまやって。日本ではな、青梅を食べ過ぎて青酸カリ中毒起こす子がいるんやで。梅もバラ科。梅よりはりんごはだいぶん大きいやろ」
「う・・・し・・・信じないもん!」
「そらあんたの勝手やけどな。りんごから、アーモンドっぽい匂いがしてへんか? アーモンドっぽい匂いは青酸カリの匂いや」


思わず、恐る恐るりんごに鼻を近づけてくんくんとかぐ息子・・・。そこで、息子の頭を後ろから・・・




ぽんっ



とたたいてやると、見事に鼻がりんごにごっつんこ。びっくりする息子。


「おかあ、だましたな」
「うん」


ここんとこは素直に認めます。






・・・やっぱり、子育てには向いていないような気がする・・・。




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ええと、この記事は予約投稿しています。何もかもうまくいっていれば、わたしは昨日、16日の朝に成田についているはずです。いとこの結婚式の手伝いに帰ってくることを突然決めまして・・・(笑)。きっと、今頃は残暑にまいっていると思います。