黄金のきまり
ここしばらく、だんなと息子の関係の修復をしていました。
問題ははっきりしている。
だんなが息子は自分の手を(ほとんど)離れたと認めること。また、子供に過剰の期待をしないようにすること。
だいたい、メトロノームを使って練習をするのが好きな子なんかいるもんか。
だいたい、親の言うことを、
「そうだね。それが正しいんだよね。」
って言って、一発で聞く子なんかいるもんか。
「わあ、注意してくれてありがとう」
なんて、感謝に満ちていう子がいるもんか。
わざわざ苦しいことをしたいと思う子がいるもんか。
部屋を整理整頓してないと勉強ができないのって、せっせと掃除をする子なんかいるもんか。
いたら、びっくりだよ(たまにいるんだ、それはでもここじゃない)。
そりゃ、いるかもしれない。そりゃあ、あんたはそうだったかもしれない。かつての秀才君。しかしね、君の息子は君の妻に似て、ぼんくらで整理整頓ができなくて、適当でお気楽な性格をしているんだよ。
ということを、かなりマイルドに薄めてゆっくりゆっくり、少しずつ、繰り返し、繰り返し、言い聞かせ・・・。
「誰が、一回言ったら、正しいことを言われてるんやから聞くべきやって、青年の主張しとったんや。ゴルァ」
って、襟首つかんでやりたいが、所詮小さな日本人女性のわたしが、でっかいだんなの襟首つかんだらぶら下がってしまいますわ。・・・というわけで、我慢に我慢を重ね、忍耐に忍耐をかさね。
黄金のきまり
1) 注意は短くはっきりと、一度だけ。
2) 相手が反抗してきても無視。
3) 期待するな。
細かく細かく言いたくなるのはわかる。説教たれたくなるのもわかる。が、それをしても、息子はどんどん機嫌が悪くなって、揚げ足を取るばかり。それで、反抗をしてきて、怒って、こちらをいらいらさせて、けんかになり、しなくてもいい言い訳を与えるばかりだ。それで、これらのことは期待をしすぎてるからおきるわけで。
幼児期の子供もそうなんだけど、わいわい反抗したり、わざと悪いことをするのは、基本的に親の注意を引くためであることが多いらしい。それで、親の注意を引き、自分のゲームに巻き込み、そういう形で親が注目してくれることを求める。一番いいのは無視すること。愛している、ということは、ほめるとか一緒に遊ぶとか別の形でしっかり示してやればいい。
(注意) もちろん、個々の子供によって違います。うちはそういうよくあるパターンだったということです。きちんと専門家に相談されることをお勧めします。
それで、黄金のきまりをだんなに守らせるように、努力中・・・。
おかげで、関係は大分改善されましたが。
が・・・。
息子に文句を言わない分、息子への文句を
わたしに言ってくるかい?!
「何で、あんなことができないんだろうねえ」
「いったい、どういう神経をしていたらこんな汚い部屋で生活できるんだ?」
「あんなの、ぜんぜんちゃんとやったうちに入らないじゃないか」
「また、洋服を床の上に落としてるよ、見てごらん」
「なんで、字がこんなに汚いんだろうねえ」
・・・。
子供に期待しないのは美徳だと思う今日この頃です。