年少さんクラスのレッスンで、『かけ算の基礎』の取組をしました。
「年少さんで、かけ算!?」と思われるかもしれませんが・・・
その取組とは、知研BOXの教材『命令あそび』の台紙を使った『ハンバーガーやさんごっこ』です。
カメさんとキリンさんとお馬さんがハンバーガーショップにきました。
「ハンバーガーを、1こずつ くださーい!」
・・・ハンバーガーはぜんぶで何個いるでしょう?
ひとり1個ずつを3人分で、ぜんぶで3個ですね。
次は、
「ポテトをひとり2こずつ、おねがいしまーす!」
3人に2個ずつ配ると・・・「ぜんぶで6こ」
ひとり分の数が3個、4個、5個・・・
また、お客さんの数が3人、4人、5人・・・
と増えていくと、どうなるかな?
かけ算は、
(一当たりの数)×(いくつ分)=(全体の数)
ですので、
(1人分のハンバーガーの数)×(お客さんの数)=(全部のハンバーガーの数)
となります。
それを実際にモノを使って体感するのが、この取組のねらいです。
中には「2こずつ」の「ずつ」の意味がわからず、1人だけに2個あげて、「できた!」と言う子もいます。
家族やきょうだいなど、誰かと何かを「分け合う」という経験がないと、意外と「ずつ」の意味がわからないことも多いものです。
日常生活の中で「ずつ」を理解できるよう、家族みんなに何かを同じ数ずつ配るなどの経験を意識してさせてあげるとよいですね。
実際のモノを同じ数ずつ配るという経験が、小学校2年生で習う「かけ算」の意味の理解につながる貴重な体験となります。