中庭型配置では、少し前の海外住宅の特長を見ていく。ゴシック様式および中庭型配置は、アクロイドンの住民がいみじくも指摘したように、養老院や病院に固有の伝統であって、ここではそれが踏襲されているのである。ヴィクトリア朝の「様式の戦い」で互いに競い合ったゴシック様式とイタリア様式が、同じ材料を使うことで何の異和感もなく一つのヴィレッジに共存しているのは、興味深い事実であろう。