♪ベートーヴェンとワグナー何故かショパン♪ | ことのは 心を言の葉にのせて 時に音楽も

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♪ベートーヴェンとワグナー何故かショパン♪

本を読んだいたら 急にベートーヴェンのピアノコンチェルト5番
そう皇帝を聴きたくなり

誰の皇帝を聞こうかで、仲道郁代さんの全集からと

久しぶりに皇帝を聴く

この曲調てベートーヴェンの典型だなあと思いながら

なんかワグナーに共通する何かを感じる  あれあれ

ドイツ系音楽の恣意性ではないだろうか

二人に共通しているのは いい悪いは別として

音楽で世界を支配しようとした潜在意識が曲の中というか

進行の原動力になっている点ではと感じます

だから国として ぐらついていたドイツの精神的な拠り所として

ベートーヴェンという作曲家が位置付けられ

ワグナーはご存知の通り ヒトラーがとても好んだ

誤解を恐れず言うとドイツ的な存在

それは 違う形で ショパンがポーランドの象徴的な存在に

それは曲の恣意性ではなく

ポーランドにはショパンしかなかったと言うことだと思います

ベートーヴェンやワグナーの音楽には

キリスト教的な 潜在意識の展開 ある時は顕在意識というか

あからさまな恣意性があるように感じます

こうあるべきだという世界を音楽で形成したもの

そのモチーフの核は キリスト教の作曲家自身の魂中に

あり続けるものだというのを感じました

ショパンはピアノに人が歌えないような歌を絶えず

歌わせ続けたピアニストさん

ベートーヴェンもショパンも素晴らしいピアニストさんですが

ピアノに求めたものが違うのではと感じます

ベートーヴェンのメロディアスなものは歌ではなく詩だと

感じます

仲道郁代さんの皇帝いいですね