加藤文枝・小澤佳永 デュオリサイタル感想 | ことのは 心を言の葉にのせて 時に音楽も

ことのは 心を言の葉にのせて 時に音楽も

想いをそのまま 言の葉にして
音楽をのせることも
ふとした気づきを





武蔵ホール

初めて来ました。 とても響きいいです

天井が高く 二階にバルコニー席あります

今日はそこから拝聴 拝見しました


プログラムは

ブラームス→シューマン→グリーク


イメージ的には

哲学→愛→自然でしょうか


今の時代というか環境を意識的になのか無意識なのかは別として反映しているようなプログラムに感じました


まずはブラームスの曲

空間を音楽に包み込むことを チェロが歌うことで初めて 聴衆を日常から

音楽の創造する時間と空間へ誘う


とても心地よくチェロが歌い ピアノが音楽の時間の流れを創造していく  そんな感じでした



そして

ブラームスにチェロソナタ

思考と哲学で音楽を構成する 音楽だから認められる堅固さを曲という形で表現

ブラームスだなあという感じで 音色や響きの彼方にある深さを感じました


そして前半終了


シューマンは歌うというかロマンチック

音色が創造する愛なんでしょうか とても心がほぐれるものを感じました


チェロもピアノも歌っているというイメージがとても強くなったというか変化したという感じ

とても心地よく リラックスしました


そして 最後はグリーク

自然というか人智を遥かに超えた大いなる摂理

曲の展開と空間の広がりと時空の無限に思える流れをチェロとピアノで創造したという感じでした


グリークのチェロソナタは初めて拝聴したのですがとても素晴らしい

曲の展開がワクワクするし とても雄大なものを感じました。


ピアノとチェロの掛け合いというか対局にあるけれど調和してどんどん進んでいく推進する時間


無限に展開する空間を


壮大なスケール感を響かせて


素晴らしいコンサートでした


チェロ 加藤文枝

ピアノ 小澤佳永


武蔵ホール