ショパンとベートーベン | ことのは 心を言の葉にのせて 時に音楽も

ことのは 心を言の葉にのせて 時に音楽も

想いをそのまま 言の葉にして
音楽をのせることも
ふとした気づきを

ベートーベンのテンペストとショパンのピアノソナタ3番を聞いて思うこと

どちらもとてもとても好きな曲ですが

ベートーベンて実際の響きや音色で作曲しているのではなく  イメージを響きや音色に従わせて
曲を創造している

一見 矛盾する心の動き 感情がダイレクトに
音楽に変換されていて
何かをひたすら追い求めているのではないかと思います

ドイツ的な深いものを感じます
文学者が言葉で必死に表現 変換しようとしているものを音楽でという感じで

しかも文学で不可能な 感情に深く浸透させる手段を用いて

一方
ショパンはピアノの響きの特性 良さを自分の耳で聴いてそれを小説家がペンで文章を書くように

ピアノでとても自然に曲仕上げていくそんな感じがします

ショパンは「歌」そう歌わせるのか
ピアノを通じてショパン自身が歌っているように思えます
ベートーベンは作曲技法を  ショパンはピアノの演奏技法を駆使しているように思います

どちらも歴史に残る名ピアノニスト
そして偉大な作曲家であり音楽家ですが

同じピアノの曲でもこれほど違う
そして
どちらも素晴らしい

この2曲で
コンサート開いて欲しいピアニストさんの
お顔が数人浮かびました

28日の
高橋多佳子さんと下田幸二さんの
レクチャーコンサート楽しみだなあ