こんばんわ
私が生まれる前から家に置いてあったコミック。
手塚治虫のブッダ。
小学生低学年の私は内容をフルに理解出来ませんでした。
年を重ねながら何度も読み返しました。
ブッダの仲間にタッタと言う名の人物が出てきます。
ブッダ(子供の頃はシッタルダ)が出てくる前、最初の巻から
登場するメインキャラクターの一人です。
彼は子供時代に大切な人達をいっぺんに失います。
出典: 手塚治虫「ブッダ 1巻 2巻」
親兄弟、知り合いみな無残に殺されてしまうのです。
当時子供だった私には意味がわかりませんでした。
どうしてこんな酷い事をするのか?
タッタ達の住むカピラヴァストウの隣国コーサラの兵が攻めてきたのです。
昔はインドに限らず世界中で起きていましたね。
あまりに間違い過ぎた狂った歴史。
物語が進むにつれブッダは成長し目覚めます。
そして、タッタに復讐は何も生まれないと告げますが
戦場で命を失うまで
タッタの心の復讐の炎は消えることはありませんでした。
出典: 手塚治虫 「ブッダ 14巻」
後々になって考えると、タッタの気持ちは痛いほどわかります。
あなただったら復讐しますか?燃え滾る憎しみを捨て仇を許せますか?
いつもあなたを守ってくれる肉親、いつも当たり前のように傍にいる仲間。
それをあまりに理不尽に一方的に奪われる苦しみ。
第二次世界大戦後、ユダヤ人は生き残ったナチスの残党たちを
地の果てまで追い詰めています。
手塚治虫はアドルフに告ぐという漫画も描きましたね。


