一万年に一度、世界のある場所にその実は熟し

 

それを食べた者は生涯幸福に満たされ

 

その身に数々の奇跡が舞い降りるだろう。

 

 

 

一万年の時を重ね、大宇宙エネルギーを十分に吸収し

 

実は再び熟すのです。

 

世界のどこにそんな実があるのさ?

 

そんなの食べた人にしかわからないさ。

 

本当にそんな実が存在するの?

 

信じた者にしか奇跡は起きないよ。

 

ただ、こんな話を聞いた事がある。

 

その昔、奇跡の実を偶然に見つけた考古学者がいたんだ。

 

彼はもちろん実を食べた。食べたのだが、彼の身に一切の幸運は

 

起きなかった。それどころか、彼は不幸な出来事に悩まされ続けて死んだ。

 

何よそれ。何が奇跡の実よ。嘘っぱちじゃない。

 

彼はね、確かに奇跡の実を食べた。だが、

 

奇跡の実は熟していなかった。1万年経っていなかった。

 

おそらくだが、奇跡の実は食べた者に1万年分の大宇宙エネルギーを

 

与えるが、1万年経たないとエネルギーが補給しきれず

 

逆にマイナスのエネルギーになってしまうのだ。

 

じゃあ、どうすれば熟しているのかわかるのよ?

 

奇跡の実は熟しているとこの世の物とは思えない美しい色を放つのさ。

 

どうしてそんな事知ってるの?

 

・・・さっき考古学者の話をしたよね?その人は私の先祖なんだ。

 

私の一族は代々実について研究を積み重ねてきた。

 

熟していない実を食べてしまうとその子孫にも1万年分のマイナスエネルギー、

 

不幸が続いてしまう。

 

だからあなたは死ぬほど実を欲していたのね。

 

そう!そして、私達が今向かっているあの地図にも載っていない島。

 

あそこに奇跡の実があるんだ!