中学受験の受験校選定で、右往左往して混迷の極み
になってしまい、泥沼にはまってしまうご家庭があります。
そうなってしまう原因は主に2つあります。
1. お子様の成績の変動が激しく、科目によっては上下幅が偏差値で20近くになってしまうケース。
2. お子様本人が行きたい学校が決まらない。
本人、家族や塾の間で意見が合わない、などのケース。
今回はこの2のケースについて少し書きたいと思います。
良く「志望校は子供に決めさせた」という親がいますが十中八九嘘だと思ってください。「親が選んだ中から選ばせた」が真実です。ところが「子供が自分で選んだ」を鵜呑みにして子供に決めさせようとする親
がいますが、これがまず混迷の始まりです。
*4年生でS偏差値70超の優秀なお子様は例外です。そういうご家庭は含んでいません。
言ったってまだ小学生です。
ちょっとしたことで好き嫌いなんて変わりますし、自分のレベルなんてお構いなしです。なのに、実力とかけ離れた学校を見学に行き、お子様が好きになる。「僕、この学校に行きたい」「私、この学校に入りたい」と簡単に洗脳されます。
偏差値で20も上の学校は夢であり、志望校ではありません。それを6年後半まで追い続け(追わせづづけ)、最後のSOで届かないとわかって「やる気なくした
」「号泣
」では親の失敗です。そこから志望校変更では混迷するに決まっています。
その逆も然りです。併願校の中で押さえ校の見学は親だけで行くか、行くなら5年後半にちらっと見るくらいで十分です。我が家ではレベル的に第二志望の学校までしか本人は見に行っていません。
次に、お子様の気持ちを誘導する事もなく、親が勝手に志望校や併願校を決めているケースです。6年後半になっても、お子様は「僕はどこを受ければいいの
」と言っているような状況で、気持ちが入っていないので頑張りが利きません。受験直前に「受かればどこでもいいや」と言うことになり、結果的に「どこも受からない
」という事があります。慌てて2月受験後半に予定外の出願をして、親も「受かればどこでもいい
」になってしまいます。
そして、最後にもう一つ。
実はこれが一番良く見るケースです。
それは「親が志望校をどこにしていいかわからない
」ケースです。親がわからないようでは、本人を誘導する事もできず、混迷する事は火を見るより明らかです。
そうなってしまう保護者の方に見られる傾向として、以下のような事があげられます。
1.学校の難易度(偏差値)で選ぶのか校風で選ぶのか、はたまた付属校から選ぶのか、こういった事の優先順位が決まっておらず、一貫性がない。➡親が優柔不断だから子供の誘導も当然出来ない。子供の気持ちが固まらないのはそういう親のせいです。
2.私立⇔公立で悩んでいる、またはふらついている。「うちは公立」と公言しておきながら、第1志望を1日の私立と考えている。
➡子供に取っては私立も公立も関係ない。親が迷ったら子供はわけがわからなくなるだけ。
3.客観的に見て無理な学校なのに、何かと理屈を付けて「可能性がある」事にしたがる。そしてその方向に子供を誘導しておきながら、最後に難しいとわかると「志望校変更」を考える。➡熱心に中学受験について調べてもいないのに、無謀な希望的観測をしても向こう見ずなだけ。そして子供を落胆させる。
4.「大学への切符を確保したいから絶対に付属校」と、どこの大学かは関係なく片っ端から付属校を選んでおきながら、進学実績や校風を見て志望校を考える。➡何のために付属校に行くのか、自分の中で腹に落ちていない。
まずは中学受験の事、候補校
の特色や進学実績、部活動などを調べ、また子供の能力を考えた上で親が志望校を絞り込み、かつ順位付けをする事が先決です。
次に、難易度(偏差値)がほぼ同じ学校だったら、どっちが子供の優先順位が高いか聞けば良いのです。
絞り込んだ後でも、難易度(偏差値)の差があるところを並べて、どっちに行きたい?は意味がありません。
どちらも受かりそうなら構いませんが、その場合でも、仮に偏差値が低い方の学校を選んだ場合、両方受かったらそこに行く事を親が納得していなければ聞く意味がありません。少しでも心の中に「折角偏差値高い方が受かったんだったらそっちに行って欲しい」という気持ちがあるなら、お子様に聞いたり選ばせてはダメです
。親が行かせたい学校に行きたくなるように誘導するべきでしょう。
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