私も理系ですし息子も理系を選択したので法学部には全く縁がないのですが、法学部と司法試験に関してサラッと書きます。ご家族や身近なところに弁護士さんなどがおられる方は既にご存じの話だと思います。

 

知り合いのお母様から「弁護士になるには司法試験を受けて受かればいいんですよね?」と何ともストレートな質問。そこで自分なりに調べて見ましたので、それを投稿します。

 

そもそも法学部に入った人はみんな司法試験合格を目指すのか?答えはノーです。それは弁護しや検事になりたい人(ある意味優秀な人)だけです。法学部を出ても一般企業に普通に就職する人はたくさんいます。その人たちは法学部とはいえ政治経済学部や商学部などを出た人たちと同じ土俵で戦う事になります。もちろん仕事とは関係なく、あくまでも学問として自分は法律を学びたい、という人もいます。

 

さて質問を受けた「司法試験」ですが、誰でも受けられるわけではありません。資格がないと受験すらできません。受験資格を得るために必要なルートはおおまかに2つ

1.大学(学士)に続いて法科大学院に進む

2.司法試験予備試験に合格する

大学や大学院に在籍中に予備試験に合格すれば、その時点で司法試験を受ける資格が取れます。逆に予備試験に合格しなくても法科大学院を終了すれば司法試験を受ける資格はもらえます。

 

さてここでいくつかデータを紹介します。

初めに司法試験の合格者数と合格率です。

受験者数は近年減少傾向にあります。令和5年で合格率は半分弱です。

次にルート別合格者数です。ここで注目してほしいのは合格率で、予備試験合格者の司法試験合格率はかなり高くなっています。

 

 

そしてその予備試験の大学別合格者数と合格率が以下です。

難関大学が並んでいますね。しかし東大でもその合格率は9.5%と非常に高い壁です。また早慶と並び昔から「法学部」が有名な中央大学が検討しています。

では法科大学院からの司法試験合格者を見てみましょう。

これらの数字から東大・京大・一橋・早稲田・慶応・中央の6つの大学が6強、大阪大学・神戸大学を入れた8つの大学が8強と言えそうです。また、GMARHと早慶中では大きな差があるようです。特にGARHからの司法試験合格は至難の業のようです。

 

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