サ高住を見学しました | 生活を豊かに醸造したい(life-brew) FP/料理/craft beer/音楽/美術/身の回りや季節のこと など-

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FP事務所ライフブリューです。
2019年まで「Mr.ソトコト」で綴ったブログをFP開業を機に再開します。
FP関連の比重を高めたい!と意気込んでますが、まぁあまり気負わず続けていければ。
以前の記事も残しておきますので、よろしければご覧下さい。



先日、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)をふたつ、見学する機会がありました。

コロナ禍を挟んで久々の高齢者住宅のリアル見学です。

※写真はイメージです


サ高住は、介護付き有料老人ホームなどの施設と異なり、入居一時金がありません。家賃相当額は毎月の賃料だけです。

介護保険サービスも「施設」としての介護サービス(定額料金の負担)ではなく、あくまで在宅介護、デイケアの対象で、利用した分だけ個人負担が発生します。


また、特別養護老人ホームのような公的施設ではなく、入居も自立状態から可能です。


形の上は、民間の賃貸マンションと同じで賃貸借契約を結び、そこに管理料金や生活サービス料金を定額で加えたものが1ヶ月の利用料金となります。食事の提供もありますが、利用した分だけの支払いです。

宅配便が部屋まで届けに来たり、入居者の外出や親族の出入りも制約がないなど、暮らし方は賃貸マンションですね。


サ高住に必ず求められるのは「安否確認」と「生活相談サービス」です。

内部はバリアフリーで、食堂や介護士のフロア、機械浴の風呂場などがあり、いわゆる老人ホームと同じようですが、あくまで「マンション住まい」が基本設定です。




見学したふたつとも、内部に訪問介護事業者やデイケア施設が併設されており、介護については要介護認定5まで対応し、看取りも行っています。自立から要介護になっても、部屋はそのまま。

介護サービスについては、建物内で完結している感じでした。もっとも、前から世話になっていたケアマネに来てもらってもいいし、そこは「自宅」扱いの自由さがあります。

医療だけは提携する外部の病院が担っています。


老人ホームより自由に過ごせて、他の入居者との関係も程よい距離感を保てて、看取りまで対応してくれるところが希望なら、ピッタリなんでしょうね。毎月30万円~50万円くらい払えるなら。今回見学したのは、食費をフルに使ってそのくらいの相場でした。介護サービス自己負担分や介護保険適用外のサービス(外出付き添いなど)、消耗品や日用品購入などは除きます。


毎日会社に通勤している人もいるそうで、今までの高齢者施設のイメージと違っていて新鮮でした。


しかし、同じ系列でも立地や建物のグレード、食事や部屋の広さがバラバラなんですね。

それでも入居料金が月数万円も違わなかったりするので、当然ハイグレードな施設が人気だろうと思うと、庶民的な雰囲気のほうが入居待ちがたくさんいたりと、コスパだけじゃない選択理由があるんでしょうね。


ハイグレードなほうの昼食体験、とても美味しかったです。

その日は味噌ラーメンでしたが、副菜も何種類かあり、麺の量も普通のお店と同じぐらいタップリありました。



「いつもこんなに食べないわよ!」とか盛り上がりながら皆さん完食してました。

あ、私以外は皆さん50代から80代と思われる女性ばかりでした。


あっという間に仲良くなって、でも質問は遠慮無く厳しい内容を全員が連発してました。黙っている人は1人もいない。真剣そのものでした。


見学できるのはその運営会社の「オススメ」施設ですから、他のところも見てみたいものですが、やはり施設長の力量や方針に頼る部分が大きいのだと感じました。

結果的にあるレベル以上のところを見て回れるなら、それを基準にすればよいのかなとも思います。


期待した通り、楽しく有意義な見学会でした。

今後も機会を見つけて参加したいですね。


ではまた。

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