素粒子物理

・現象論 : 素粒子実験などで現れる現象を理論的に研究。

標準模型、標準模型を超える物理、格子ゲージ理論、その他理論(超対称性理論、超弦理論など)の現象論的応用

・高エネルギー理論 : 実験では扱えないような宇宙初期などにあったと考えられる高エネルギーな世界の物理現象を理論的に研究。特に物理理論の数理的研究を含む。

力の統一理論(超大統一理論、超弦理論、行列模型など)、重力の繰り込み可能な量子化(超重力理論、修正重力理論など)、場の量子論の応用(~数理物理的研究)

・実験 : 素粒子理論で得られた知見を実験的に観測。基本的に加速器実験か宇宙線実験を行う。

標準模型周辺の物理、標準模型を超える物理、ダークマター等の観測


核物理

・理論、実験 : 素粒子よりマクロな、原子核サイズの物理を理論、実験連携し研究。

ハドロンの物理(~QCDからのアプローチ)、ボーズ・アインシュタイン凝縮


宇宙物理

・Astrophysics : 天体形成などの宇宙の中身の物理の研究

星・銀河形成、ブラックホール、中性子星などの重い星、超新星

・Cosmology : 宇宙そのものの研究~広義には素粒子物理に含まれる事もある

一般相対論的宇宙論、ダークマター・ダークエネルギー

・実験 : 様々な波長領域の電磁波で宇宙の観測

星の形成物質、質量、温度、速度などを観測


ここまでがいわゆる素核宇宙分野。


非線形物理

・可積分系 : いわゆる解ける物理の研究。主に数理物理的研究を行う。

ソリトン理論、離散及び超離散系、量子可積分系

・非可積分系 : カオスの研究。主に計算機実験的研究を行う。

乱流、量子古典対応と量子カオス


物性物理 : 物質の性質に関わる物理の研究。主に電磁気学的な性質(電気伝導性、磁性など)を扱う。

エレクトロニクス、スピントロニクス、超伝導、超流動、、、

他にも生物物理や、経済物理など挙げればきりがないだろうが、一先ずこれくらいに。