夏休み⑤最終。イタリアっていいな | ドイツ、悪妻愚母のよもやま話

ドイツ、悪妻愚母のよもやま話

主婦にして家事はおざなり、興味あることだけ、猪突猛進の悪妻愚母のドイツ生活

もうとっくに夏休みは終わって新学期も始まっているんですが・・・、一応夏休み編最後のイタリアトリエステについても書いておきます・・・。

 

 

スロベニア、クロアチアと来て最後に訪れたのが北イタリアのトリエステ。

トリエステは古い町で、歴史のカケラが街のあちこちに顔をのぞかせる。

 

滞在先のアパートから旧市街に行く途中ひょいと顔を出すアーチ(Arco di Riccardo) 

なんとローマ帝国時代、紀元前約32年に建てられたものとか。そんな歴史的建物が現代の街並みに溶け込んでいるところに何というかイタリアの底力を感じる。

 

今回、なぜ多くの人がイタリア、イタリアというのかがわかった気がした。

実はイタリアは10数年前に一度別の町に来たことがある。しかし、その時は子ども達が小さかったためあまり外出もできず、泊まったホテルはイタリア語よりもドイツ語が頻繁に聞こえてくる有様であまりイタリアを堪能できなかった。

日帰りで足を伸ばしたベネチアではさすがにその絵のような美しさに打たれ、誰もが生涯に一度は訪れるべき場所と思ったけど、それ以外にはたいしてイタリアのよさを知らずに帰ったのだった。

 

今回は子ども達も全員10代の若者となり、私も街歩きが出来るようになり、わずかながらもイタリアを知ることが出来た。

 

まず町が美しい。

トリエステの中央にそびえるイタリア統一広場。

白亜の建物が壮麗で、観光が苦手な私でもさすがに美しい!と声が出る。

ハプスブルク家の支配下にあったせいか、雰囲気もどことなくオーストリアに似ている。

これが夜になるとライトアップされてまたおとぎの国のよう。

わー、きれい。ディズニーランドみたい。って例えが貧困?(しかも行ったことないんですけど)💦

 

そして食べ物がおいしい。

海産物が豊富だし、生ハムもあるし、全体的に何を食べてもおいしかった。

この生ハムカッターもまたおしゃれなデザインで。

肉屋のお兄ちゃんも愛想がよく、親切だった。

そしてイメージ通り、おしゃれでセンスがいい。

ファッションも街並みもカフェのインテリアもついカメラを向けたくなるようなスポットが本当に多い。

 

偶然見つけたこのカフェは内装もレトロで可愛らしく、かなり好み。ウェイトレスのお姉さんもフレンドリーで笑顔が印象的だった。

ガラスケースに並べられた色とりどりのケーキがまた宝石のようで。

ドイツには珍しい小ぶりなサイズ。

チョコレートケーキやキッシュのディスプレイもきれい。

メニュー表までオシャレ。さすがイタリア、細部までセンスがいいわ。

ちなみにテラス席では、地元の偉いさんとおぼしきお爺さん達がこの暑いのにスーツをビシッと着て、談笑していたのが印象的だった。

 

最後の日に街をウロウロしていたら、すごく趣のある古いお店が目に飛び込んできた。

さっそく中を見ていると、なんとここは薬局屋さん。20世紀の初めに建てられた歴史ある薬局らしく、壁に所狭しと並んだ薬瓶?が印象的。

薬局まで絵になるなんて、本当にどこまでも見せ方を知っている人たちだな、イタリア人って。

今回は駆け足の滞在で有名どころの観光は出来なかったけど、やっぱり私は気ままに街を歩いて、こういう自分好みのスポットを見つけるのが好き。

さすがはパスタの国。スーパーで見つけたこれ全部パスタのマグネット。お土産に良さそう。

 

そして人が陽気で温かかった。

 

私達が滞在したアパートの管理人さんも、私のイメージする典型的イタリア人で、陽気で親切、何かしゃべっては二言目には笑い出し、話がはずんで娘が「ママ、長いことお話ししていたね」

旦那のあまり面白くないギャグにもコロコロと笑い、いつもシラーとしている私は彼女を尊敬。こんな人が周りに2,3人いたらどんなに楽しいだろう。そして歌うようなイタリア語はやっぱり聞いていて楽しい。

 

街中で、お婆さんが自分の孫だかベビーカーに乗った赤ちゃんに「〇〇や~、おお、かわいい、かわいい」と頬ずりして感情を目一杯表していたのが印象的だった。ドイツじゃあまり見たことがない光景だ。こういう、喜怒哀楽の喜と楽を素直に表現する民族って好き。

 

本当に同じヨーロッパと言ってもラテン民族とゲルマン民族じゃ全然違うんだなと実感。

 

ドイツに帰ってきた後、数日だけだったけど、イタリアの余韻が残っていたのか、私も笑顔で、青空市場でも大きな声ではきはき「○○ください!」と明るく振舞っていた。

 

やっぱりこれからも夏は海のある国で過ごしたい。海に入って陽気な人達に触れてリフレッシュして帰ってくる。ドイツの長い冬に対抗する明るさをいっぱいに詰め込みに行くのだ。 (終わり)