こんにちは
夢を描いてがんばるあなたの活動を
輝かせるアイテム制作いたします。
【エイムエール graphic design】
グラフィックデザイナー しみずふみえです。
ご訪問くださり
ありがとうございます。
2020年
東京オリンピックの
ピクトグラム制作チーム
筆頭デザイナー様
廣村 正彰(ひろむら まさあき)さんの
講演会の模様を綴ります。
講演会は
写真も録音もご自由にどうぞ
というありがたいもので
撮 り ま く り
ました。
約2時間の講演会。
①2020年東京五輪ピクトについて
②著書からのデザインのお話
③質疑応答
というプログラムで行われました。
公式サイトよりピクトグラムの一部引用
オリンピックのピクトは
いつから使われ始めたか
ご存知ですか?
それは
1964年の東京オリンピックから。
スポーツピクトの原産国は
日本なんです。
ピクトを初めて作った
東京オリンピックが
帰ってくる。
そんな事もあって
/
ピクト制作は緊張した!
\
と廣村さん。
完成させるまでに
11案ものアイデアを出し
コンペから2年の歳月をかけて
チームで開発してこられました。
「1964年をリスペクトする」
と掲げて
当時のピクトを元にして
全33競技50種類のピクトを
考えてこられました。
1964年の陸上競技ピクト
2020年の陸上競技ピクト
しかし
今と当時とでは
各競技進化していたり
当時には無かった競技もあります。
『スポーツクライミング』は
2020年東京五輪で初めて実施される競技です。
そこで制作チームでは
写真や動画を見て
/
どのポーズが
一番見せ場なのか?
\
見ていったそうです。
バスケットボールなら
1964年ではドリブルの場面が
切り取られましたが
2020年ではダンクの場面が
切り取られています。
そしてピクトの構成は
直線と正円から
というのも
1964年からのリスペクトです。
安城市にいらっしゃった頃は
陸上少年だった廣村さん。
ピクト制作は
陸上競技から
取り掛かられたそうです。
・体の角度
・手や足の位置
・躍動感が出るように
・体のどの部分を白で抜くか
ご自身の経験も取り入れられ
こだわられたこのピクトから
他のピクトが展開されていきました。
パラリンピックのピクトにも
廣村さんは携わられています。
公式サイトより引用
こちらも
写真やムービーを見て
考えると同時に
障害のどの場面を表すか?も
悩む部分であったそうです。
そうして
あぁでもないこぅでもないと
幾度と重ねられた修正は
制作チームやIOCの方達だけで
行われたものではありません。
実際にその競技をしている
競技団体の方達の意見も
取り入れられています。
その競技「らしさ」が出る
ちょっとした手のひねりや
足の向きなど
そこまで追求して
たくさんの人が関わり
完成したスポーツピクトグラム。
来年2020年7月に行われる
東京オリンピックでは
日本が誇るピクトグラムも
気にしながら見てみては
いかがでしょうか?
我が家はお家でテレビで見ます
なんと!
チケットをもらう事はなく
ご自身で応募しても落選
「追加で抽選ないかなー…」
と嘆いておられました。
(10月当時)
そんな扱いってどうなの…
2020年
東京オリンピック
スポーツピクトグラムの
アレやソレや裏話を
たくさんお聞かせ下さいました。
次回は
廣村さんの著書
『デザインからデザインまで』より
今まで廣村さんが携わられてきた
デザインのお話を綴ります。