死生をみつめるインド旅行記 まとめ | 死を見つめて自分らしく輝こう-Happy Ending Day-

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死生観を語る場作りをする介護福祉士の記録
この地球にさよならする瞬間
生まれてきてよかった 生きてきてよかったとすべての人が思える社会に

インドへの10時間のフライト。
長いと思いきや普段があまりにも忙しないため、10時間ものあいだ読書と映画鑑賞と
居眠りだけしてるだけの時間が
すごく豊かな時間に思えた。

35名での団体行動。
慣れない団体行動どうなるかと思いきや
個性と感性が豊かな人ばかりで
さらに医療や介護にまつわる現場で
働く人たちばかりなので
常に熱い語り合いが続き飽きる事なく楽しめた。

ガイドツアー。
普段自分が責任を負わなければならないことが多いので、何も考えずついていくだけって
本当に楽ちんだと思った。

ハプニング。
お湯がぬるい、電源が使えない、
テレビつかない、
飛行機トイレのドアが壊れて出られない、
停電、大渋滞などのハプニング。
どれも日頃の日常を考えれば
大したことのないと感じて、
さすがインドだと面白く感じられた。

お腹壊す問題。
下痢にもならなかった。
むしろ調子良かった。

ガンジス川。
思ってたより汚くなかった。
ヒンズー教の人々の信心深さに感銘した。

物乞い。
可哀想とは思わず、
生きる力に溢れていて希望すら感じた。

群衆と交通ルールのなさ。
笑うしかなかった。笑

という事で、

自分が行くまで不安に感じてたものは覆され、
色々な意味で想像を超える旅になった。

インドは女性の方がハマるとよく聞く。

女性は毎月生理があることと、
また子供を孕み産み乳を飲ませるという
カオスを体験するからか、
陰陽、闇と光、正義と悪、
プラスとマイナスの中心に立てる術を
生まれながらに知っているのかもしれない。

「出産の痛みは痛みではない。悦びだ。」

くも膜下出血を起こしてる母に、
医師が今の痛みは出産の痛みと頭痛と
どちらが痛いかという
意味わからないことを尋ねてきた時に放った
この母の言葉が思い浮かんだ。

男性は理屈でものを考えるから
このカオスにフリーズしてしまう人もいると言う。これは改めて納得。
それは男女に限らず、理屈、思考で
ものを捉える人はあまりこのカオスを楽しめないのかもしれない。

また行きたいという人ともう2度と行きたくない人に分かれるというのもよく聞く。
普段我慢してる事が多い人ほどインドにハマる、という人もいる。

しかしこれらも結局のところ
すべて理屈であって
あの光景は見ないとわからない。
それぞれの感じ方の中で楽しむのが旅だから。
いずれにせよ行かないと
何も体験できない国だと思った。

結論として、

インドに行くと人生観が変わるとかいうけど、
私の場合は色々な面で再確認の旅になった。

日本に帰るとやっぱり常に思考は回転し続ける。
色々とめんどくさい。

でも故障気味なのでうまく回転しないから
結局フリーズしてるけど。

いろんなことに神経を使う日本は
こうあるべきだの海なので
疲れるところもあるが
私の周りはみんなインド人みたいに優しいから
本当に救われる。幸せだ。

また旅に出たい。